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  • from: orimasaさん

    2008年04月06日 11時02分11秒

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    日本周遊紀行(93) 八戸・・Ⅳ「南部と津軽」


    更に、「八戸」関連が続きますが・・、
    それにしても青森というのは数が好きな県なのであろうか・・??。
    一戸、二戸(四戸は地名は無いが苗字はあるという)から九戸まで・・、 海岸線にかけて一川目、二川目・・・六川目、他にも三沢市、百石町なども在る。 
    「川目」というのは奥入瀬川から北上し次の川までの間を一川目、次の川から次の次の川までの間を二川目などと名前がつけられているという・・。 間の距離がかなり違うが目印が無かった時代、川を目印にしたともいわれる。
    これらも所謂、南部地方に多いのが面白い・・。

    序ながら、この地方を「南部地方」というのは周知だが、別名、「県南地方」とも呼ばれている。 確かに、県南イコール南部とも思われるがそうではない・・、先にも記したが「南部地方」という名の由来は、中世から江戸時代末期までこの地の領主であった南部氏が支配したことから付けられている。 
    又、「上北地方」ともいわれる、むつ市や下北郡の半島という地理的にも文化的にも下北地方と対比して扱われる場合である。 
    一方、「三八地方」とも言う、三は、三沢市のことであると思うが実は三戸町の三であり、八は当然ながら八戸市である。
    「八戸地方」は、その時の事象によって色んな呼び方が有るようだ・・。

    この青森のもう一つの地方は言うまでも無く「津軽」である。 
    「津軽」の起りは戦国期の後半、津軽 為信(つがる ためのぶ)が大浦氏の嫡男(養子)となって津軽・弘前藩の初代藩主となったことから始まる。大浦氏は南部一族の豪族であるという説が有力で、為信自身も南部氏の一族であった。
    つまり、津軽 為信が南部の地から独立して津軽藩を押し立てたのであった。

    この津軽と南部は、16世紀に津軽藩が成立して以来今日まで、同県内においては確執が絶えないと言われる。
    他の地方同士の「いがみ合い」は赤穂と三河、長州と会津などはよく知られ、それも遠隔地にあって、事件や戦の為の怨恨によるものだが・・。 こちらは隣藩同士で、しかも現在にまで引きずっていると言う・・。 
    それは16世紀に津軽藩が成立して以来、津軽と南部の「犬猿の仲」の歴史が幕を開けたといわれる。 南部衆に言わせつと「南部藩の家臣だった津軽為信が謀反を起こして西部(津軽)の土地を奪い取った」といい・・、一方、津軽衆は「否、もともとの津軽家の土地を取り返しただけだ」・・と。 

    其の経緯として・・、
    江戸期の津軽藩の参勤交代では、決して南部領を通らなかったといい、南部藩でも通さなかったという。 
    幕末の戊辰戦争では、南部は幕府側、津軽は新政府軍に付いた。 
    廃藩置県で南部と津軽の北半分が「青森県」という名称を置くにあたって、県庁を八戸に置くか青森に置くかで大揉めにもめたという。
    最近では新幹線を通すのに、弘前を通すのか八戸を通すのか、余りに対立が激しいのでなかなかルートが決まらなかったともいわれる。
    その他にも、細かいことを言えば南部と津軽の諍(いさかい)いは枚挙にいとまがないと言われる。
    現在、青森のイメージといえば津軽のリンゴ、津軽三味線、ねぶた祭りなど津軽的青森の印象がつよく、イメージ戦略では「津軽」が優勢のようだが・・果たして・・??。


    次回は、 階上、洋野・・?

    <font size="2" color="#FF0000">下記URLの巻末で「旅、旅行の案内」致しております、宜しかったらご覧ください・・!!。

    http://blog.goo.ne.jp/orimasa2005  『日本周遊紀行』
    http://blog.goo.ne.jp/orimasa2001  『旅の記憶』



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