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from: わかさん
2008/07/15 05:49:58
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折り鶴の会@和歌山 に
教室の整理整頓・生徒の心を落ち着かせる
日本経済新聞2008年7月11日夕刊
連載 クラスルーム(著者は 学校研究会)から 抜粋:
最初に勤務した学校は荒れた中学校だった。
教員に暴言を吐き 時には暴力をふるった。
教室の壁や扉は 穴が開けられ、掲示物は破られた。
ある日 生徒の下校後の教室へ行った。机や椅子は
ぐちゃぐちゃで、黒板はチョークで汚れたまま、教科書が
散乱したロッカー、穴の開いた清掃用具庫...。
経験も力量もない自分にできることは これくらいを思い、
その日から毎日 誰もいなくなった教室の掃除を
始めた。壊させた箇所は大工になって補修した。
2ヶ月ほどたった頃から 教室の物が壊されることは
ほとんど なくなった。生徒も落ち着きはじめた。
それから何年かがたった。ニューヨークのジュリアーニ市長が
「割れ窓理論」を掲げ、世界で最も危険な都市と
いわれたニューヨーク市を立て直したと聞いて、環境に
よって人の心は左右されると実感した。
無駄に思えるような小さな取り組みを こつこつ
積み上げていくことが 教育の根幹であることを
あの体験は心に刻んでくれた。-
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