（わか：やはりそんな気持ちは隠れているのですね
それと　必ず聞かれるのが　”どうやって、立ち直れましたか？”と　言う問いですね）
（いまでも解らないが　大きなきっかけとなる　ある出来事が必ずあるのですね）

それは、両親と叔父・叔母が私を探しているのです。
その時、私と父の目が合い「ばれた！」と思い逃げようとしましたが、
どうも私が娘だとは気付いていない様子です。・・・・・・・・・
厚化粧とガリガリに瘦せた私に「すみませが・・」近付いて数秒後・・・「あけみか？」と
名前を呼び・・・。私は「殴られる！」と体を固くした瞬間、父が涙をポロポロ流しながら
へたり込んで、人目を気にせずに泣き出しました。

そんな父を見たのははじめてでしたし、ボーッとした頭で「あぁ・・お父さんも泣くんだなぁ・・」
と考えていました。
　私も母親になり、あの時の父の涙は「あぁ、娘が無事に生きていた」という安堵の涙だった
と、今思えます。

ところが次の日の朝、私がねているアパートに父親が来ました。（中略）
「あぁ、また怒鳴り散らし、彼にも説教をたれるんだろうな〜」と、思っていたら
娘がお世話になっています。少ないですが食費です」と彼に頭を下げました。
フォト：みのりの里の「アスパラ」の花？種？