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from: わかさん
2008/11/14 21:30:24
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笑いの効用
筆洗(東京新聞)
2008年11月14日
<金庫破り専門の泥棒が一仕事して帰って来た。女房が夜食をこしらえるため、缶詰を出して「あなた、ちょっとこれを開けてちょうだい」と言ったら、「いいかげんにしろ」と怒鳴られた>▼日本のユーモア作家の草分けともされる佐々木邦が、ある随筆で紹介していたジョークの一つ。どうだろう。クスリ、ぐらいはしていただけただろうか。されば、小欄筆者の本望。あなたの体に少しはよいことをしたのかもしれない▼言われている、笑いの効用は幅広い。がん細胞を攻撃するナチュラル・キラー細胞を増やすとか、老化原因になる体の酸化を抑えるようだとか。脳のミラーニューロンなるものの働きで、笑顔の人を見ると自分までほほ笑んでしまう現象もあるというから、人づきあいにもプラスのはずだ▼テレビで脳科学者の茂木健一郎さんが言っていたが、「つくり笑い」でさえ、脳を活性化させる効果があるのだそうな。まったく昔の人はよく言ったもので「笑って損した者なし」なのである▼このごろはどうも、暗いニュースが多い。気が滅入(めい)ることもある。それでも、いや、そんな時こそ笑うべきなのだろう。少々自嘲(じちょう)的だって構わない。苦境に陥った時、関西の人はよく言うではないか。「笑わなしゃあない」と▼山崎方代にも、こんな歌がある。<寂しくてひとり笑えば卓袱台(ちゃぶだい)の上の茶碗が笑い出したり>
フォト:今朝 我が家の前の田んぼに 現れた雉)(きじ)です。
野生と思われます。ズームで撮ったのでピンボケです。
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