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from: わかさん
2008/12/26 05:45:17
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田村さんの記事が載りました。
喪中はがき
皆さん年賀状は書き終えただろうか?メール時代でも年賀状はもらいたいというのが本音だそうだ。昔、年賀状作りに凝っていたころがあり、毎年三百枚ほど、一枚一枚時間をかけて着彩していた。その日の朝から晩まで描き続け、その繰り返しを何日間もやり続けた。もらう人は一枚だけだから、私のこだわりは理解してもらえなかったろうが・・・。
ところがパソコンを使って自分の撮った画像を好きなようにレイアウトできるようになってから、手間のかかることはやめてしまった。今年は義父が秋に亡くなったので、私なりに喪中はがきを工夫してみた。
広島の義父は水彩画や油絵が趣味だった。膨大な絵は妻の実家に静かに眠っている。一度も個展などしたことはない。そこで義父の絵を添えてやろうと考えついた。妻にデジカメを使った絵の撮影方法を教え、帰省のおりに何枚か撮影してきてもらった。ソフトを使えば、喪中はがきはパターンが何通りかあって、それを利用して作れば簡単なのだが・・・。好んで描いていた港風景。その中から停泊する漁船の絵を二枚ほど選んだ。上半分は、「喪中につき新年のご挨拶は失礼させてー」という決まり文句だが、下半分には義父の絵がピタリと収まった。
郵便局に持って行き、既に投函したが、あとになって妻と二人心配になってきた。というのは、内容を読まないと、喪中はがきに見えないので、年賀状と間違って元旦に届けてしまわないか? と。お年玉付き年賀はがきではないし、表に年賀の表示も書かなかったので間違いはないだろうが。
描かれた絵を見た人たちが亡き義父をしのんでくれたなら、義父もどこかで喜んでくれることだろう。
2008年 12月21日掲載
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