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  • from: わかさん

    2009年03月30日 05時37分03秒

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    四季つれづれ

    東京新聞3.29付け 田村さんの記事です。

    放牧教育

    我が家には二十代の二人の娘がいた。すでに職について独立している。したがって今は妻と二人住まい。実は二人が住んでいる正確な住所を私は知らない。

    長女は高校を出てから東京の予備校で学んだが、そこにも、合格後の函館の住まいにも行ったことがない。オーストラリアへ交換留学生として行ったときも、イギリスに語学の勉強ということで行ったときも、何一つアドバイスもせず自分で住む家は見つけさせた。資金もアルバイトで稼いだ金を使ったようだった。私はこれを「放牧教育」と勝手に呼んでいた。自分の食べる草は毒草をよけて自分で探せ!と。

    ところが、外国から帰ってきて我が家で同居するようになってから、気になることが続いた。就職後の疲れからか話しかけても答えない。それなのに私の話す内容が納得できないと反論する。そこで私が、「出て行け!」と言ったら、出て行ったまま、すでに一年以上経過している。

    私の父親は厳格というか勝手というか、気に入らないとお膳をひっくり返すタイプだった。男三人兄弟の長男だった私は反抗などしたことは一度もなかった。私の時代になってから女ばかりになった。育て方が間違っていたとは思わない。妻は、若さゆえに正義感が強いのだろう、との理由で深入りしない。

    「ふるさとは遠きにありて思うもの」。わが子も離れて暮らしていて、たまに帰ってきたときにごちそうでも出して歓迎し、また離れ離れで暮らす。これが良かったようだ。慣れない同居でお互い気が緩んだ結果が今の状態、と思ってはいるが、怖がられているのかと思うと心が痛む。

                             2009年 3月29日掲載

    フォトもご本人のものです「飛翔する サシバ」

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