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from: わかさん
2009/04/26 05:49:30
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非行学ことはじめ 紹介
過日に案内したM爺の非行学の序文にこんなことが書いてあります。
現在の非行状況に関する研究や論議には「非行」の定義や共通認識
がないまま、それぞれの論者が勝手に「非行」を語っているという
印象が強いのです。
実は「非行」に関しては次の三通りの捉え方があります。
1.「少年歩行」は、ほぼ「少年犯罪」に等しい。
2.「少年非行」は、「少年犯罪」よりは はるかに広い範囲に及んでいる。
3.「少年非行」は「少年犯罪」とは全く関係のない性質のものである。
(M爺さんは)私は、家裁調査官として34年、退職後はボランティアの
付添人として10年間、少年非行に関わってきた人間ですが、現役の頃の
2の考え方から次第に3の考え方に変わってきました。
事件を通して子どもたちや その親たちと付き合ってから そのように
変わってきたのです。
そして、子どもの頃のある時期に非行を体験した子どもたちが、大人に
なって突発的な凶悪犯罪を起こす事はほとんどありえないということ、
また、職業的犯罪者となることも極めて、まれであるということに気が
付きました。これは非行を放置すると、将来犯罪者になる可能性が高いと
いう これまでの「常識」に相反するのです。
そしてまた、「非行」を体験した子どもや、その子どもたちと関わって
苦労した親たちが、そこから学ぶことによって人間的に大きく成長し、実に
魅力的な社会人になっていくということに気がつきました。
フォト:ホテルの中庭です。
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