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from: わかさん
2009/06/18 05:18:59
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成人非行悩む親
また、非行続きの記事です。
【暮らし】
薬物・暴力・借金… “成人”非行 悩む親
2009年6月17日 東京新聞朝刊
暴力、ギャンブル、犯罪など子どもが成人後も起こす「非行」に親は悩み続ける。
未成年者の親を対象に悩み相談などの活動をするNPO法人「非行克服支援センター」
(東京)が、こうした親たちも支える電話相談など、新たな試みを始める。 (飯田克志)
「短大二年生のとき、初めての水商売のアルバイトで、わずか三時間で二万円を得た。
その日を境に『お金がすべて』になり、顔つき、性格まで変わってしまった」
キャバクラから「夜の世界」に入り、ホストクラブに収入をつぎ込み、現在は風俗店で
働く娘(30)の六十代の父親にとって、子どもへの悩みは尽きない。
「身近な人には相談できなかった。わらをもつかむ思いで家相も見てもらうとか、一、
二年目は解決法を求めて駆け回った」。七年前、同センターと、その活動を通して知り
合った親たちのグループ「『非行』と向き合う親たちの会」に出合った。わが子の非行に
悩む親たちと語り合い、娘のことを受け止められるようになり、三年前から会話も復活した。
<本人の生き方>
ただ、「社会的な問題を起こすのではと、いつも不安。やっぱり普通の生活をしてほしい」。
この思いは娘に告げずにいる。「良い悪いは別に、社会人になって三十歳にもなれば本人の
生き方が固まっている」からだ。
支えてくれた同会だが、子どもが未成年の親たちに、成人後も続く非行の長期化のつらさは
話しづらい。同じ境遇の親たちと語り合える場がほしかった。
二十代の息子が詐欺事件で逮捕された男性(60)は「子どもが悪ければ、家族みんなが悪
いという風潮が社会にあって、誰にも話せず悩んでいる親はかなりいると思う」と話す。
非行少年らの親たちのケアに取り組んできた同センターでも数年来、「ほかに相談できる
ところがなくて」と、成人した子どもの親や家族からの電話相談が途切れない。現在は全体の
一割を占めるようになった。二〇〇七年度は約三百件のうち、三十件が子どもが二十歳以上の
親からの相談。うち五件は三十歳を超えていた。
相談内容は薬物、ギャンブルやアルコール、家庭内暴力、繰り返す借金など。ある二十代
男性の母親は「家の金や金になりそうなものを無断で持ち出し、金の使途は言わない。ときどき
体がフラフラしていて、薬物を使っているんじゃないか心配」と訴えた。なかには暴力団から
抜けられず、トラブルを繰り返すケースも。
同センターは、子どもへの対処に苦慮したり、子どもが犯罪の加害者になり、社会から孤立
する家族をサポートすることにした。春野すみれ副理事長は「子が成人し親に法的責任がなく
ても、親は巻き込まれ、長期化するほど、絶望に支配されていく。親がまず元気なことが、
子どもにとっても大切」と指摘する。
十年間、娘と苦闘してきた前出の父親は呼び掛ける。「人間は弱いから一人では頑張りきれない。
親として残りの人生をどう生きるか、語り合うことで支え合い、生きていこう」
<今週末に電話対応>
同センターは今月二十、二十一日、電話相談(無料)を実施する。弁護士や依存症の専門家、
親たちの会のメンバーらが対応する。相談電話番号は03(5348)6996、7699
(午前十一時〜午後五時)。
フォト:今週のロビー展示です。今回も齋藤さんの詩を飾ったところ 野球少年達に見せたい(聞かせたい)とコピーをとっていました。
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