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  • from: わかさん

    2009年09月22日 06時57分50秒

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    まんじゅしゃげ

    筆洗 東京新聞 2009年9月21日

     「暑さ寒さも彼岸まで」。猛暑が続いた近年は、この月並みな諺(ことわざ)にすがりつきたい気持ちだった。彼岸過ぎまでもう少し頑張れば、涼しくなると自分に言い聞かせながら
    ▼今年は何だか様子が違う。すでに朝晩は肌寒いくらいだ。残暑の厳しさをあまり感じさせないまま秋がやってきた。秋の味覚の王者サンマをはじめ、ナシやクリ、マツタケ…。スーパーに並ぶ食品が秋を演出する

    ▼きのうは彼岸の入り。十九日から始まった大型連休「シルバーウイーク」の中、近くのお寺も墓参りの人でいっぱいだった。墓所のあちこちで、彼岸花が深紅の花を咲かせていた。中国原産。どこか異国的なたたずまいがあるこの花を見ると、心がざわつく
    ▼別名「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」は、梵語(ぼんご)の音訳で「天上の花」の意味だ。死人花、地獄花など縁起の良くない名もあるのは炎が燃えるような花のイメージだろうか
    ▼田んぼの畔(あぜ)や墓地で見掛けるのは、野ネズミなどが畔に穴を開けたり、獣が土葬の死体を荒らすのを防ごうと、球根に毒がある彼岸花が植えられたためらしい。根は毒を除けば食用でき飢饉(ききん)対策の意味もあった
    ▼どこか寂しげな句が多い。<曼珠沙華わが去りしあと消ゆるべし>野沢節子。山口百恵さんが一九八〇年の引退コンサートで歌った「曼珠沙華(まんじゅしゃか)」も記憶に残る。この花が短い命を静かに燃やし尽くすと本格的な秋が来る。

    フォト:岩松院 本堂

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