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from: わかさん
2010/05/25 05:35:31
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会長に就任
[人 インタビュー]抜粋
<日弁連 会長に就任>
とても素敵な考えの方の 宇都宮健児さんです。
「年越し派遣村」名誉村長から日本弁護士
連合会の会長へ。4月の会長就任後も、子ど
もの貧困をなくす集会などに顔を出します。
背広の襟を飾る、ひまわりとお化けのバッ
ジ。ひまわりは、正義と自由を表す弁護士の
しるし。お化けは?フヒンキー”と言っ
て反貧困運動のキャラクターです。貧困は日
本最大の社会問題であり、人権問題です」
いまも「反貧困ネットワーク」代表です。
* *
生まれは愛媛県の豊後水道に面する旧明浜
町。父親は戦争で米軍機に撃たれ、足か不自
由に。戦後は半農半漁の貧しい生活でした。
「朝も夜もいっしょに漁に出て小舟の櫓
(ろ)をこぎ、夜はそのまま舟で寝る」という
生活。小学生のとき、大分県に開拓農家とし
て入植。くわで林を開き、畑を作りました。
親は教育熱心。中学校は熊本市の叔父宅か
ら通いました。
「立身出世し貧しい親を早く楽にさせたい
と東大法学部に進みました。目標は官僚か大
企業への就職でした」
大学入学後、人生を変える本に出合いまし
た。一冊は部落で育った女性が半生を平仮名
でまとめた手記。貧乏で学校にいけず、おと
なになってやっと字を覚えた人です。もう一
冊は閉山した炭鉱の子どもの詩などをまとめ
た本。。親に泥棒をさせられるのは嫌”とい
う詩を読みました。
「自分よりもっともっと貧しい人がいる、
とショックを受けた。立身出世で、自分たち
だけ楽になるのは卑怯(ひきょう)では?」。
貧困で苦しむ人たちのためになる職業は何
か。いきついたのが弁護士でした。
* *
〜〜中略〜〜
「幸福な人は自分でも権利を守れる。社会的経済的弱者は
自分の人権を守れない。弱者の味方をするのが弁護士の使命です」
と〆ていました。
フォト:ボケてしまいましたが 大正池から河童橋までいたるところにさいている「エゾムラサキ」
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