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  • from: わかさん

    2010/12/25 05:59:11

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    差別撤廃にかけた生涯

    【私説・論説室から】
    差別撤廃にかけた生涯
    2010年12月22日 東京新聞

     旧厚生省医務局長や国際医療福祉大学総長などを務めた大谷藤郎氏が今月初め、八十六歳で亡くなった。

     厚生省検討会座長として「らい予防法」廃止を求める報告書をまとめた十五年前、本紙「この人」欄で「医務官僚のトップを極めたにしては珍しく弱者に目を注ぐ」と紹介した。これを「私に対する最高の褒め言葉です」と喜んでくれた。

     京大医学専門部の学生だった戦時中、尊敬していたハンセン病専門家の恩師が、国策だった患者の強制隔離に真っ向から反対して医学界から追放された。

     この疾患への取り組みを一生の仕事と決め、一九五九年入省。国立療養所課長時代、患者の療養所出入りを自由にするなど予防法を骨抜きにした。差別・偏見の根強い当時としてはここまでが限界だっただろう。

     退官後、一時天下りするが、すぐにやめて患者の救援活動を行う団体の理事長に就任。「黒塗りのハイヤー通勤から電車通勤に一夜にして変わった」と笑っていた。全力を傾けたのが、予防法の廃止だった。

     予防法をめぐる国賠訴訟で証言する際「原告、被告の双方とも事前打ち合わせには応じません」と筆者に強調していた。自らがかかわったハンセン病行政の真実を語りたかったのだろう。

     訃報の直後に届いた最後の著書には「差別と偏見は誤解無知からくる」と題した一文がある。氏の信念が凝縮されているようだった。   (日比野守男)

    フォト:”あそぼう”の帰りには、「しゃくなげの湯」に寄って
    雪道の峠を抜けたら 見事の太い 虹がとても綺麗でした。

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    vivi

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