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  • from: わかさん

    2011年03月16日 05時43分24秒

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    周辺機器類の防護策は十分とはいえない

    【社説】
    連続水素爆発 「多重防護」も見直せ
    2011年3月15日

     東京電力福島第一原発1号機に続き、3号機でも水素爆発が起きた。2号機でも冷却機能が停止し、安心できない。同様の爆発が起きないよう、他の電力会社も多重防護のあり方を見直すべきだ。

     二回の爆発が示しているのは、事故を防ぐ多重防護(フェイルセーフ)の機能が全く働かなくなっていたことだ。原発事故の防止は「止める」「冷やす」「閉じ込める」を三本柱に進められてきた。

     今回、地震で電力の供給が止まったことで、原子炉は自動停止したが、燃料集合体自体は熱を出し続けている。水を入れて炉心を冷やさなければならないが、「緊急炉心冷却装置(ECCS)」が作動しなかった。

     各原発は停電でも電力が供給されるように、屋外に非常用電源をそれぞれ複数備えているが、地震ですべて働かなくなった。高い津波をかぶり、電気系統に異常をきたしたためとみられる。

     これにより冷却水が原子炉内を循環させられなくなった。

     結局、事故防止の三本柱のうち正常に機能したのは「止める」だけで、「冷やす」は失敗した。

     「閉じ込める」も不徹底で、格納容器内の圧力を減らすために、放射性物質を含む容器内の蒸気を外部に放出せざるを得なかった。

     原発では、非常時に対応するために、多重防護の対策をとっている。原発ごとに非常用電源を複数設置していたのもこのためだが、それが全く機能しなかった。

     東電は「想定外の津波」が原因とするが、本当にそうだろうか。

     原子力事故への対応は、原子炉の防護が中心で、圧力容器、格納容器、原子炉建屋と何重にも覆う構造になっているが、周辺機器類の防護策は十分とはいえない。甘くみていたのだろう。

     ECCSはそもそも配管の破断で冷却水が喪失するというような事故を想定して設けられている。

    その電源を津波の影響を受けない場所に設置することまで思いが至らなかったのではないか。これでは複数設置しても意味がない。

     非常用電源を確保できなかったことが、その後の炉心溶融、水素爆発にまでつながったことを重く受け止め、多重防護のあり方を根本的に再検討する必要があるだろう。他の電力会社も今回の事故を他山の石とし、確実に非常用電源を確保できるよう万全の対策を求めたい。

    フォト:香り椿

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    vivi

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