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from: わかさん
2011/04/16 05:38:17
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東電社長会見やりとり
東電社長会見のやり取り 2011年4月14日2時11分 asahi.com
【賠償について】
「原子力損害にかかわる補償は、国と協議させていただきながら、原子力賠償制度にもとづいて誠意持って対応するのが基本スタンス。紛争審査会等の指針の話もあり、仮払いの話もある。具体的方法、やり方についてはまだ決まっていない。一日も早くそれを実現すべく準備したい」
――月内などめどは?
「一日も早くと申し上げておきたい」
――東電の尻ぬぐいをなぜ国民が、という見方もある。国の支援は?
「これから国との協議にもとづき対応していく」
――経産相は1世帯100万円とか、月内とかいっている。仮払いは事業者の判断だと思うが、言えないのはなぜか。
「補償の全体、制度の枠組みという問題もあるが、避難されている方が長期に及んでいる。一日も早く仮払いをしたい思いだ。具体的金額はこれからしっかり決めたい」
――政府はほかの電力会社にも損害賠償費用の負担をしてもらえないか検討しているという報道がある。
「そういったことがあるのかどうか、私自身が承知していない」
――農産物も出荷制限だけでなく、風評被害含めると多大な被害になる。どう補償するのか。
「原子力損害にかかわる補償問題は、原子力賠償制度にもとづき、協議を経て、指針も決まる。そのなかで誠実に対応したい」
【原発の現状】
――福島第一の状況は?
「事故の進行状況はその都度お知らせしている。1〜4号機のポイントは原子炉、プールの冷却をいかにするか、安定化させるか。大量の放射線を含む廃水の問題、これをどうするか、さらに放射線をどう封じ込めるのか、という課題に向き合っている」
――手だては。圧力容器に穴が開いている。再臨界についてはどうか。
「これからの対応策を一日も早くお示ししたいと考えている」
――いつになるのか。
「一日も早くです」
――月内などの見通しは。
「具体的な見通しはありません」
――封じ込めは可能か。
「封じ込める目標に向かってやるのが当然だ」
――対策本部長として、最初に電源がダメになった段階で早く海水注入を決断していれば、爆発を避けられたのではないかという声がある。廃炉を嫌がったという批判もある。
「海水注入だが、私どもは実際の収束に向けての様々な取り組みにベストを尽くしてきた。廃炉を恐れるうんぬんよりは、そのときのパラメーターなどの判断に基づき適切にやってきた。タイミングを判断しながらやった。事態の収束に向けて全力で取り組んでいる」
――廃炉の進め方を、東芝や日立製作所のチームが提案していると報じられた。どう受け止めるか。リストラの必要性は?
「廃炉については、福島第一の1〜4号機は現状をみるなかでは廃炉にせざるをえない。リストラは、報酬の点は、役員ならび管理職の報酬は、削減する方向で詰めている。幅広い意味でのリストラは様々あるかと思う。聖域持たず、いかにスリム化をはかれるか詰めている」
――メーカーの廃炉提案はどう反映させるか。
「事態の収束に全力尽くしている状況のなかで言及できる段階ではない」
――チェルノブイリでは廃炉にあたって80万人以上従事したが。
「現時点で将来の姿は言及できない」
――昨年3月25日、1号機の40年目の技術評価で、60年間稼働してもいまの保全活動を続ければ持つと評価した。一方、文科省の地震調査研究推進本部からは、近く大地震が起こるという知見もあった。
「原子力で大事な、止める、冷やす、閉じこめるの意味では、今回の地震で制御棒が正常に働き止められたのは事実。経年化した原子力プラントの安全性は保たれた。やはり津波の問題だ。これは指針にもとづき構築してきたが、現実にこういう事故が起きた。津波に対する基準のあり方は当然、見直されてしかるべきだと考えている」
――3号機でプルサーマルをやっているが、土壌からプルトニウムが出て、それで安全性問われているが。政府と東電の事故対応の役割分担は。
「3月15日以来、政府と一体になった統合対策本部で対応している。私ども事業者と政府で緊密な連携とり、それぞれ対応をはかっている。原子力の災害は、柏崎刈羽等の地震の教訓なども踏まえ、災害に強い原子力づくりということで、全力で取り組んできたが、結果としてこのような事故になった。大変申し訳なくおわび申し上げたい」
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フォト:ソメイヨシノ桜 これから枝垂れ桜を撮ってきます。
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