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from: わかさん
2011/05/14 05:23:37
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心に響く言葉 / 明日は書き込み休みかも!?
【私説・論説室から】東京新聞
思いは確かに伝わった
2011年5月11日
「心に響く言葉を」と以前この欄で書いた。政治家の言葉があまりに軽く、お粗末なのを嘆いたのだが、なに、政界に限ったことではない。何の分野にしろ、思わず耳を傾けたくなるスピーチなどにはめったに出合わないのである。たまには「おお、これは」と思わせるような言葉を聞きたいものだ。
と思っていたら、思わず引きつけられる気迫の挨拶(あいさつ)を聞くことができた。プロ野球・楽天が本拠地の仙台で今季初めて公式戦を行った時の、嶋基宏・選手会長のスピーチである。
「震災後、選手みんなで自分たちに何ができるか、何をすべきかを議論し、考え抜き…開幕五日前、初めて仙台に戻ってきました」
「その時に、何のために僕たちは闘うのか、はっきりしました。それは、誰かのために闘う人間は強い、ということです」
これはよかった。難しい言葉や美辞麗句を使っているわけではない。ただ、そこには確かに自分で考え抜いた言葉が、そして多くの人々に思いを伝えようとする志があった。そうすれば言葉はちゃんと相手の心に届くのだ。政治家も少し見習ってみてはどうか。
ところで、好調にシーズンを滑り出した楽天だが、このところは負けが込んでいる。なんといっても楽天が元気でなければ、今季のプロ野球は盛り上がらないのだ。ぜひとも「被災地のために闘う強さ」を見せてほしい。 (佐藤 次郎)
明日、明後日と河口湖の泊まりで出掛けてきます。
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