１９９５年７月、八王子のス－パ-で女子高校生２人ら３人の女性が射殺された事件は、時効を間近に控えた１２日、麻薬輸出の罪で中国で死刑宣告を受けた６６歳の日本人男性が、「知人がその事件に関与していることを知っている」と言った、という情報を得て、急遽関係者を派遣したという。
　これが事件解決につながることを期待したい。
　殺人の時効は１５年だが、これは１５年も逃げ回った犯人の苦しみへの配慮や証拠類の消滅、捜査継続の困難性などを考慮したものである。
しかし、現在では、ＤＮＡなど永久に消滅しない確固たる証拠もあることからも、捜査は打ち切っても、どこかで引っ掛かってくる可能性もあるのであるから、殺人の時効はなくして良いのではないか。
　この件がどうなるかは分からないが、今回のようなこともあるから、つくづくその感を深くしている。
　村上新八