鳩山新政権の滑り出しは順調のように思われる。各大臣は、マニフェスト項目にスピ－ディに着手しようとしている。
　国民は、福祉を厚くする施策には、財源のメドが立ちさえすれば反対はないのは当然だし、ムダ使いの徹底排除にも大賛成、「政治主導」も当然のことと受け取っているが、いくつか懸念されるテ－マもある。気になるのは
・八っ場ダムの工事中止
・高速道路料金無料化
の二つである。
　｢八っ場ダム」の中止は、住民のや関係都府県の怒りをどう納得させられるかが問題だし、「高速道路」問題は、国民の要求度の低さと道路補修費をどうまかなうのか、が気になる。
　民主党は、思いつきでマニフェストに乗せたものではないであろうが、国民に対してその辺の理解のさせ方がまだ不十分だと思う。
　民主党への国民の期待が大きいだけに、ここのところはしっかりやってもらいたい。
　マニフェストの項目に拘って、ゴリ押しするような愚をやるような民主党ではないとは思うが、変えたならそれなりに正直に説明すればよいのだ。それが民主党に対する国民の信頼を高めることにつながるのである。なにごとも納得が大切だし、マスコミも「ぶれた」などと面白がる悪癖は控えるへきである。
　村上新八