「この第2の股裂き装置も何とかクリアーできたの。これも概ね脚長１ｍを上限に設計されてるみたいで、裕子の耐えられるぎりぎりのトコでオーバーヒートしたわ。それまでじっと見てたグルがいきなり裕子の開ききった脚に抱きついてきたので、そっちの方が大変だった。グルの一物が裕子の膝の裏を摩ったわ。脚長差そのままね。」

「そのとき、サイコ通信で昌夫さんがささやき掛けてきたわ。“裕子、がんばれ、こんなこけおどしの装置に負けるな。上限まで耐え抜け！ 俺らもう君の直ぐ近くに来ている。突撃部隊がまだ部署についてないんで裕子を救出することは出来ないが、クリティカルになったらいつでも助け舟を出せる状態になっている。だから安心してもう暫くは連中の言いなりになっていてくれ。” だって。
もういい加減にして欲しいな。」

「今度は垂直型の股割り機を持ってきたわ。水平型よりタフでないといいんだけど。」

｢裕子はもう絶対駄目かと思ったわ。槍の穂先が何となく感じるようになってきたんだもん。時々ちくりと鋭い痛みを感じたんだもん。でもまた天が裕子に味方してくれたわ。突然スクリュー部がガギガギガギって大きな音を出したかと思ったら、何だか焼きついたように止まったの。連中はなにやら盛んに議論していたわ。漏れ聞こえてくる話を総括すると、この装置は股下1メートルを上限に造られてるから、槍の長さをピタゴラスの定理で補正したとして103cm以上の脚長には効果が無いんだって。良かった。
でも、こいつら本当に国際食品テロをやる気があるんだろうか？｣

｢この股裂き治具は電動で徐々に長くなり、裕子の股はじわりじわりと広げられていくわ。そして、槍があそこへ向かってどんどん接近してくるの。最期にはこの槍で貫かれちゃうのかしら。こんなんだったらグルの槍のほうがマシだったかしら。でもあんなやつに犯されるぐらいなら死んだほうがマシだから、これでよかったのかも。｣

｢グルはすっごく力が強くて、非力な裕子ではぜんぜん太刀打ちできないの。でも、この股裂きの刑は無理があると思うわ。だって全然脚の長さが違うんだもの。それに裕子は高校時代に創作バレーをやってたから、柔軟性にも自信があるの。ようやくグルたちは自分たちの負けを認めたわ。でもめげない連中ね。変な新兵器を持ち出してきて、裕子の両足首を棒状の両端に固定したわ。この棒の中央には槍が付いていて、裕子のあそこをターゲッティングしてるの。おっソロしい。｣

｢逆上したグルは、裕子の両脚の間に自分の太い両足を挿入し、思いっきり股を開いたわ。裕子に股裂きの刑を課すつもりなのね。でも絶対長が違うから、結構平然としていられたわ。｣

｢裕子はもう駄目かと思ったわ。遂にこんな野蛮人に奪われちゃうかと思うと人生真っ暗闇に思えたわ。だけど、何だか分からないけど、突然グルがギャーって言って仰け反ったの。誰かがグルのタマを握り潰したみたい。グルは裕子がやったと思って、凄い形相でにらみつけたわ。でも裕子は身動き1つ出来なかったんだから、裕子じゃないわ。誰かが救ってくれたのかしら。｣

｢そしてグルはターゲットを定めると、思いっきり覆いかぶさって来たわ。巨大な質量と肉布団に、裕子は完全に包み込まれてしまったわ。押しつぶされて窒息しそう。ああ裕子は絶体絶命！裕子の運命は風前の灯なのね。上下２人の野蛮人のサンドイッチになって、前後両面から貫かれそう。｣

｢そして、グルは裕子に覆いかぶさってきたわ。でもプロポーションが決定的に異なるから、唇を合わせようとするとあそこが遥か下になるし、あそこを合わせようとすると、遥かに聳え立っちゃうし、結構難儀してるみたい。｣