｢閉じ込められた大金庫の中ではすっごい死闘が展開されたわ。ボンドさんは何とか核爆発を止めようと、カートの蓋を開けることに専念しようとすると、そうはさせじとグレート東郷様の用心棒は遅いか会ってくるの。そしてその用心棒の最大凶器のスチールの防止を投げ合ったり、凄まじいのよ。裕子はただただ巻き込まれないように逃げまくっているだけ。｣

｢死んだふりをしていた米軍部隊が駆け付けてきておおむねＧＦの私兵は制圧されると、ＧＦは原爆のカートにボンドさんを手錠で拘束して、グレート東郷ライクの用心棒と一緒にこの崖金庫に閉じ込めてしまったわ。当然、ドジな裕子は一緒に閉じ込められちゃったんだけど。ＧＦってほんまに非常な男ね。腹心の部下を消耗品みたいに原爆の餌食にしちゃうんだから。このまま核爆発が起こるまでじっと待ってるのかしら。｣

｢そしてなんと、原爆が四角いキャスター付きのスチール箱に入れられて運び込まれたの。さっそく中国人の技術者が起爆装置とタイマーをセットしたわ。どうもＧＦはアメリカの金を強奪するつもりはなく、核汚染で使えなくさせることが目的みたいね。そして、自分の金で世界市場を独占させるというのがほんとの狙いみたいね。｣

｢真っ先乗り込んだヘリコプターから、ＧＦとグレート東郷のような用心棒が下りてきたわ。そして、何とボンドさんが拉致されていたの。これからいったいどうなるのかしら。｣

「そして、米軍の１個分隊に化けた中国人の地上部隊がフォートノックスの正門を爆破して、突入したわ。裕子のすぐ傍を敵の車輛群が走り抜けるもんだから、裕子、思わず立ち上がっちゃった。敵のジープたちの巻き起こす風で、裕子のスカートは捲れ上がっちゃったわ。そんなことに気を奪われていたら、こいつは生き残ったのかなって言われて直ぐに拉致されちゃった。」