「女性特機の見解では、この美女誘拐は1人の変質者の仕業には違いないけど、もっとスケールのでっかい偏執狂がとてつもない野望を持ってやってるのではないかということなの。そして、悪魔の発明にも似た科学技術も独自に開発してるのではないかとも言ってたわ。この偏執狂が脚長美女ばかりをコレクションしてるので、脚自慢の隊員が17名囮となって潜入してるんだそうだけど、みんな行方不明になっちゃうだけで、一向に連絡が取れないらしいの。昨日死体で見つかった人は隊員の１人なんだって。どうも異次元亜空間にアジトがあるんじゃないかって仮説してたわ。そんな訳で、時空移動が出来る裕子に白羽の矢が立ったんだって。
隊長が、脚を思いっきり蹴り上げてごらんって言ったので、裕子はおもいっきり蹴り上げたわ。
そしたら、合格よ、あんたは１級のデコイだわって言ったわ。これってあんまし嬉しくない栄誉ね。」

「彼女たちは、警視庁女性特別機動隊と名乗ったわ。過激な囮捜査をメインタスクとするエリート集団なんだって。頭脳のほうは分からないけど、みんな脚が長く、鍛え上げられたスレンダーなスタイルだったわ。隊長と称する人が、裕子を拉致した理由説明してくれたわ。今、若い女性の連続誘拐事件が起こっているんだって。100人近く行方不明になってるんだけど、みんな忽然と消えてしまって、全然足取りが掴めないんだって。そしてどの人もみんな股下が85cm以上の脚長さんなんだっていうのよ。昨日裕子が森の中ですれ違って、そして死体となって発見されたあの人はその100人の1人だったそうよ。だから、第一発見者の裕子はあんなに長時間尋問を受けたのね。でもこの女性特機はこの事件に対して別の見解を持っていて、それを実証し、進行中の犯罪を阻止するために、裕子を地球防衛軍から出向させる要請を出していたんだって。」

「裕子が何時果てるとも知れない長〜い、エッチな取調べを受けている時、突然サブマシンガンを構えた女性が２人飛び込んできたの。この武装女性軍団はみんなスリムで、長い脚をしてたわ。リーダーみたいな人が、“この参考人はアタイたちがいただいていくよ。お前らぼんくら警察に任せておいたらまたお宮入りにしてまうからね。”って言って、有無を言う暇も無く、裕子は連れ出されてしまったわ。いったい何者たちなの？」

「裕子は所轄警察署に連れて行かれたわ。そして、取り調べ室に監禁されたの。刑事が２人入ってきたわ。若い方の刑事は何だか昌夫さんに似た感じの人だったけど、とっても意地悪なの。脅すような口調で詰問するの。裕子が違うわって言うと、スカートの中に手を入れてくるのよ。なんちゅう公僕かしら。これって拷問なの？」

「日が傾いた頃、ようやくパトカーが来たわ。そして、裕子はいっぱいいろんなことを聴かれたわ。そして、失礼なことに、重要参考人として警察へ来てもらいますだって。第一発見者はいつも１番怪しいからって言うのよ。それに、裕子と彼女が脚の長さを比べあってるとこ、しっかり目撃されていたみたい。でも、何でスカートの中まで確認しなけりゃなんないの？」

「一瞬裕子の心臓は凍りついたわ。さっき颯爽と裕子の前を通り過ぎて行った素敵な人が、森の奥で変わり果てた姿になっていたの。全身に一糸も纏わず、こと切れていたの。レイプされたにしてはとてもきれいな状態だった。息はしてなかったし、脈も無かったわ。暫く呆然と立ち尽くすだけだったけど、何とか携帯で１１０番通報することが出来たわ。」

「どうも、彼女の顔の表情が気になったので、裕子は彼女の後を追って森の中に踏み込んだの。誰かに脅されているような、それでいて諦め切ったような、何とも言えないデカダンスを感じたわ。でも途中まで行くと、彼女の姿が忽然と消えたの。」

「彼女がゆっくり裕子とすれ違う時、裕子は何気なくターンして、ちょっと脚の長さを比べてみちゃった。身長は結構あってちょっと見上げたけど、高いサンダルを履いていたから、実寸は裕子と同じくらいね。この状態でのまたの高さは裕子のほうが3cm程高かったわ。裕子は105cmあるから、サンダルの高さも入れたら彼女は92cmくらいかしら。でも脛の長さは裕子より長かったような気がした。そして、決定的に裕子が負けたのは脚の細さね。裕子が太目なのは自覚してるけど、こんなに細い人が目の前にいるなんて、嫉妬しちゃうわ。でもまあ長さで勝てたってことで一応満足しておくか。・・・・・・・・
てなことをほんの遊び心からやっちゃったんだけど、これがまた数奇な、そして猟奇的なミッションのプレリュードとなるとは、このとき裕子には全く考えられなかったわ。」

「裕子が森林浴を続けていると、向こうから絶世の美人が歩いてきたわ。裕子と同じように、超ミニを穿いてるけど、脚がすっごくそ細くて長いの。特に脛がムチャクチャ長そう。裕子っタラ、普段は脚の長さなんか気にしないって言ってるけど、何だかムラムラっとライバル意識が湧き上がって来たの。何としても、長さを比べてみなくっちゃ。」

「暫くするとまた視線を感じたわ。女の子は素粒子のように、後ろから見つめられても感じるもの何だっていうけど、こんな強烈な視線は初めてだわ。刺すような視線って良く言うけど、これはそんな生易しいモンではなくって、何か、張り付くような粘性の視線なの。それが、裕子の股間と頭のてっぺんと、足先に集中してるの。まるで脚の長さを測量されてるみたい。」