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from: Dr. Slipさん
2025/09/14 10:04:19
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フリー・ルポライターの裕子(5)、裕子は北ビルマへ(4)、第2次世界大戦の戦場巡り
(遂に中緬国境の山岳地帯に) 「スコールで体中びしょ濡れの状態になっちゃったけど、何とかビルマと中国との国境の山岳地帯に到達できたわ。小隊長さんは、"俺たちが護衛できるのはここまでだ、ここからは目標地点まで1人でいけるだろう。一人ガイドらしい男が付かず離れず付いてきてるようだし、後は彼に託したらいいだろう。"って言ったわ。ここでいよいよお別れね。そしたら、小隊長さんが裕子にお願いがあるって言うの。"俺たちは常に最前線にいて、このまま女子に一指も触れることも無くお国の礎になることだろう。お別れに際してそんな俺たちを抱きしめてくれないか。"って言うのよ。裕子はいいわよって即答しちゃった。そして、独立別動小隊37人、全員を、一人ひとり、しっかりと抱きしめてあげたの。小隊長さんが22歳で、軍曹さんが25歳で最年長、それ以外はみんな18から20歳なのよ。みんなしっかりした骨格をしてたけど、身長は裕子より10cmほど小さいの。この人たちの何人がこの後に待っている苛酷な激戦と飢えと病気に生き残れるのかなと考えると涙が止まらなかったわ。 (戦場の男声合唱)「お別れの時,彼らは軍曹さんの号令で整列したの。そして,小隊長さんの指揮で,『埴生の宿』と『喜びの歌』と『百舌が枯れ木で〜っていうの』と3曲アカペラの男声合唱を披露してくれたの。そして最後に,"裕子君に頭〜右,敬礼!"て言って,敬礼してくれたの。裕子はまだ地球防衛軍に入隊する前だったけど、日本陸軍式敬礼でちゃんと答礼したわ。だけど,やっぱり涙が止まらなかった。そして彼らは暫くは隊列を組み,そして散会して駆け足でジャングル地帯へ戻って言ったわ。・・・・・・・・・裕子の時代では,従軍慰安婦っていうのが社会問題になっているのを思い出したわ。力で強制的に異民族にこれを強いるのは言語道断だと思うけど。こんな雰囲気だったら自然に自発的にやってあげようかって気になってくるから不思議ね。以心伝心なのか,下卑た人は1人もいなかったわ。でも勿論素肌の胸で抱き締めるだけよ。裕子はまだ二十歳になったばっかりなんだから。 みなさん,死んじゃいや〜。-
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