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  • from: ぽっぽさん

    2022年06月20日 14時13分30秒

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    ウクライナ問題!

    ◆◆ ウクライナ問題! ◆◆               
    お隣から頂いた6月上・中旬の2つの新聞記事をご紹介しますね。

    【記憶をめぐる戦争】 6月上旬のインタビュー記事です。
    ◆ 国を挙げた戦いでは、愛国心を高めるために過去の記憶が動員される。
    だからロシアとウクライナの戦争には記憶をめぐる戦争でもある。 ◆

    = ロシア 動員しきれぬ歴史認識 =  立石洋子氏(同志社大学准教授)
    ▲<2022年>5月9日のロシアの対独戦勝記念日では、愛国心を強調する演出が目立ったが?▼
    ・独ソ戦に国民には複雑な感情があり、「国家の祝日」より「人々の祝日」と答える人が多い。
    大祖国戦争(独ソ戦)」からどんな考えが浮かぶかの1位は「国や国民への誇り、愛国心」、2位以下は「恐怖」「悲しみ、傷み、涙」「決して忘れられない歴史」「平和への願い」などが続き良いイメージばかりではない。
    <以下、「ウクライナの歴史認識」や「記憶の統一」などの質疑がありますが、次の青島氏の項と重複するので省略いたします>

    = ウクライナ 「記憶」を国家管理 =  青島陽子氏(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター准教授
    ▲ウクライナ人意識はどのように形成されたか?▼
    ・ロシア帝国もソ連も「多民族国家」で、ロシア人とウクライナ人をその中の「別の民族」だとする見方と、帝国の中核をなす「同じ東スラブ民族」だとする見方があった。
    帝政期には、<ロシア>帝国や地域支配層のポーランド人に対抗するためにウクライナ民族主義が発生し、帝国当局は統治のためにこれを利用したり抑え込んだ。

    ▲その後のソ連では?▼
    ・当初は各地の民族主義を称揚する社会主義イデオロギーの現地化が図られたがその後は否定され、ロシア語の共通語化などが進められた。
    ソ連はイデオロギーの国で、階級闘争の末、階級も搾取も民族の違いもないユートピアが出来る。
    その最高段階が社会主義だという歴史論理の中で地域史も考えられていた。
    ・ソ連期は、ウクライナ人という意識の上にソ連市民という意識が負いかぶさり、二つが絡み合っていた。

    ▲1991年のソ連崩壊で意識は変わったか?▼
    ・ウクライナでは自分たちの民俗が国家の主権を握っているという国民国家の理屈が出てきて、ソ連やロシアを他者とすることでアイデンティティーを創出しようとする試みでもある。
    ・また、東欧諸国で「欧州への回帰」が深まり、ウクライナでも欧州の価値観を受け入れるかが迫られた。
    2004年のオレンジ革命後に政権についた親欧のユーシェンコ大統領は2006年、国家政策を遂行する政府機関として「国民記憶院」を創設し、目指したのはウクライナ史の記憶を国家プロジェクトとして管理することだ。
    親ロ派のヤヌコビッチ政権時に単なる研究機関になったが、2014年にクリミア半島がロシアに併合されると再び政府機関になった。

    ▲記憶の国家管理か?▼
    ・冷戦終結後にポーランドが行ったことを模倣した形だ。
    ウクライナ民族の「正当な歴史」の再建、「民族や言語の起源」の古さの宣伝、市民の間に「愛国主義を形成」する事などが国民記憶院の設立目的だった。
    ・国家が記憶を管理するというのはソ連的なやり方のように見える。
    ソ連で歴史が重要なイデオロギーの一つだったということの反転した形なのかもしれない。
    ウクライナで歴史の再評価を通じてソ連やロシアからの意識の切り離しが進む一方、プーチン政権化のロシアでも歴史の見直しが進む。
    そこで異なる記憶が生まれ衝突するようになった。
    ・ナチスと戦った「大祖国戦争」ではソ連からの独立を目指すウクライナ民族主義者がナチスに協力したこともあったが最終的には彼らもナチスと戦った。
    ・<ウクライナ民族主義者は>ウクライナにとっては、民族のために戦った英雄だから、ロシアはこの史実を想起しつつ、現在のウクライナの民族主義者を「ネオナチ」「ファシスト」と批判する。
    <プーチンの方がよっぽど「ネオナチ」で「ファシスト」だと思いますが・・・!>

    ▲そもそもロシアはソ連とは別の国だが、なぜ意識が一体化するのか?▼
    ・ソ連崩壊後のロシアはウクライナと異なり、アイデンティティーを形成するに当たっての他者がいないし、多民族国家なので民族主義にも頼れない。
    プーチン大統領の演説でもロシア人の定義があいまいだ。
    ・そこで、大国だったロシア帝国やソ連の歴史を自分の体内にのみ込むことでアイデンティティーを完成させようとしているが、ウクライナがいなければ歴史が完成されない。
    今回の<ロシアによるウクライナ>深刻には、プーチン大統領のそんな恐怖感があるように思う。
    一方で、進行がウクライナにとっては、反ロシアとしての「国民創世神話」になった。
    <ソ連邦崩壊時にロシアが社会主義から脱却して「民主主義的」であったならば、今回のウクライナ侵攻は起こらなかったのでは?>

    【外交のプロが見る世界】 お隣からの6月中旬の新聞記事(インタビュー)より。
                    竹内行夫氏(元外務事務次官・元最高裁判事)
    ◆ ロシアのウクライナ侵攻は世界に何をもたらすのか。 日本には何が求められるのか。 
    高度成長期から外交官として歴史的瞬間に立ち会い、日本外交の事務方トップや最高裁判事官などを歴任した竹内氏に聞いた。 ◆

    = 国連憲章に反した 常任理事国ロシア 失望超え改革必要 =
    ▲<竹内氏は>外交と法の専門家としてウクライナの状況をどう見ているか?▼
    ・プーチン大統領は現代の国際社会についての時代認識を誤り、ロシアのあるべき国家像についても旧体制を描いているようだ。
    そして敵に包囲されているとの強迫観念とKGB的な陰謀史観に駆られて他国に侵攻し戦争犯罪を重ねている。
    ・ロシアに真の同盟国があるのかどうか疑問だ。
    核兵器保有国だということで大国としては遇される「孤独な核大国」が、時代錯誤の大国主義から抜け出せないゆえに巻き起こしているのが今回の侵攻だ。
    <その時代錯誤の独裁者=プーチンによって多くの人命が奪われてしまいました。
    これはやはり「国連による制裁」が絶対不可欠だと思いますが・・・!?>

    ▲世界秩序はどう変わるのか?▼
    ・ロシアによる野蛮で愚かな行為は世界の歴史を100年以上も後戻りしたものだ。
    人類は20世紀に2度の世界大戦を経験し、その反省にも続き不戦条約などの国際法で戦争を違法化する努力を積み重ねてきた。
    国連憲章」はその実効性に問題はあるが、武力の行使を原則として禁止する国際平和秩序の枠組みを提示した。
    ・ところが、こともあろうに国際平和に重要な責任を負うとされる安全保障理事会の常任理事国のロシアが、自ら憲章に違反する平和の破壊者となった。
    100年の文明の歩みを踏みにじる行為でありここに国際平和秩序全体を揺るがす歴史的重大性がある。

    ▲人類にとって危機的な状況ということか?▼
    ・悲観しているだけではいけない、
    まず重要なことは、国際社会がロシアの行為を徹底的に弾劾し、ロシアのとって取り返しのつかない不利な帰結となることを歴史上の教訓として刻むことだ。
    それが次の道義なき侵略を防ぐために必要だ。
    <大賛成です。 ロシアには徹底的なる制裁をして、中国が余計な事をしないように防止しなければならないと思います。>

    ▲国連に対する失望も広がっている▼  <"ぽっぽ"も失望しております>
    ・200近くの国々が参加している国連の憲章で、武力による威嚇と武力行使が禁止されていることの意義を軽視すべきではない。
    ・もともと国連のシステムは安保理常任理事国が侵略行為をした場合に対処し得ない。
    この事が今回改めて再確認されたといえる。
    非難されるべきはロシアであり国連ではないことを踏まえて、国連を改革できるかが大きな課題だ。

    = 国際公益の中に 日本の国益あり 秩序再建に力を =
    ▲政治家と官僚、政治と外交については体験が豊富だが?▼
    ・自分が退官した後の日本外交問題で、どうしても指摘せざるを得ないと思い詰めたのが「北方領土問題」だ。
    それはウクライナ侵攻よりもっと以前のことだが、プーチン・ロシアによるウクライナ侵攻と北方領土の不法占拠は基本的には同じ問題だ。
    ・私は北方四島帰属の問題の解決をうたった東京宣言から2島先行返還に方針を切り替えた安倍晋三首相について、平和時の外交交渉において「国家主権を自ら放棄した歴史上オ初めての宰相」になるかもしれないと危惧した。

    ▲ポスト・ウクライナの世界では大変な時代に入ってゆくのか?▼
    ・ウクライナの後遺症として「エネルギー問題」「食糧不足」「インフレ」「不況」が世界の襲うことが予想される。
    そして、米国におけるトランプ的な「一国主義」に傾向は根強く、2022年秋の中間選挙、2024年大統領選挙後の米国が国際協調に道を歩み続けるのかどうかが、これからの国際秩序にとり決定的に重要で、日本も難しいかじ取りが求められる。
    ・私たちは、このウクライナ戦争が勃発する前から、既に「ポスト・ポスト冷戦期」である「国際秩序が挑戦を受ける時代」に入っていた。
    すなわち、約30年前に冷静が終わり、自由と民主主義、国際協調の時代が来ると期待されていたが、2010年代に中国の巨大化や一国主義的な米国の出現などによって、それはすでに終わっていた。
    そして、新たな「ポスト・ポスト冷戦期」への過渡期にロシアによる今回の進行が起こった。
    ・グローバリゼーションが侵攻して経済の相互依存が高まる一方で、分断傾向が一層強まるであろう「ポスト・ウクライナ期」の世界にとっての大きな課題は、中国への対応だ。
    ・特にG7諸国が結束して国際協調の秩序を立て直す必要があるが、来年は日本がG7の議長国だ。
    これまでも日本は国際秩序の担い手となる道を歩んできた。
    日本の国益は国際公益の中にあるので、日本は国際秩序の立て直したために努力を尽くすべきである。
    <さて、今の日本にそのような「力」があるでしょうかねぇ?
    私が危惧いたしますのは、以前にも書かせて頂きましたが「中国の出方」でございます。
    そして「北朝鮮」の行動も要注意かと思います。
    3国とも困ったものでございます!>

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