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  • from: 坪井さん

    2010年03月12日 23時09分14秒

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    続・石の旅 高宕石は丹沢の石


     <font size="3">石切り場「石射太郎」から尾根に沿って高宕山に向かう。千葉でもここは暖かい地、まだ3月初句にもかかわらず、夏の高尾山にでもいるかのように、新緑に包まれ、シャガが群生する狭い尾根を歩く。岩肌は高宕石から泥岩のしゅう曲層に変わる。
     石工たちを見守った山の神を通り過ぎ、仁王様が守る石段を登る。森が開け、再び高宕石の岩壁が立ちはだかる。岩壁をくり抜いて造られた巨大な宝篋印塔や高宕観音は、訪れる者に石切り場の隆盛であった時代を語りかける。鎖場を登り、高宕山の山頂に着く。雨が止み、雲が風に流され、新緑の山並が眼下に広がった。
     昼食後、蛙岩、大滝をめぐり、赤く染まった泥岩などを見ながら林道を下る。山頂の石切り場は、凝灰岩の単一層であったが、麓の林道を囲む岩肌は、泥岩と砂岩などが数十センチで堆積し傾斜したしゅう曲層である。山頂の東口笠層は、約120万年前に地殼変勤でしゅう曲して盆地となったところに、丹沢山系からの砂や礫が堆積したものだそうな。
     昨年訪れた相模の国で出会った庚申塔は、赤い礫が含まれた凝灰岩の七沢石であり、どれも百年の歳月を経て崩れかけていた。房総の墓石となった高宕石もまた、元は海の向こうの丹沢の石であることに驚きを覚えた。

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