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  • from: ☆(⌒杰⌒) AMA-G'ですさん

    2010年06月16日 18時45分20秒

    icon

    日本酒の八割は「水」で出来ている。


    ★(⌒杰⌒) AMA-G'です

    しばらく書き込みができなかった。
    ここで紹介するような新しい純米酒を飲んでいなかったからだ。

    今日は、
    久しぶりに、何か書いてみようか。

    夏になると、いよいよもって、ほどよく冷やした「純米酒」が
    美味しくなる。

    陽が長くなり、遅い日暮れについウキウキとして
    仕事帰りでもまだ明るいので、なんだかトクした気分。

    薄暗い夜空を音をたてながら滑空する「雷シギ」や
    自宅から少し離れた水田地帯で、今年も賑やかなセッションを聴かせる「蛙」。
    舗道に出没するキタキツネや近所の猫たち。

    人も動物も心地良い季節の楽しみはそれぞれだが
    夏の訪れを、彼らも我らもともに心待ちにしてきた。

    そして、ようやくコートなしでも
    夜歩きが気にならなくなると
    こころはやはりそぞろになり
    駅から歩いての道草に、酒屋に立ち寄るのも心が躍るものだ。

    ワシは山あいの小さな村に生まれたが
    子供の頃には、村内に6軒もの商店があった。

    小学校は一学年一クラスだけの
    小さな規模だったにもかかわらず
    ボクたちは(子供にもどってボクと表記)
    目的に合わせてそれらの店を使い分けていた。

    小学校前の二軒の場合、
    文房具ならH店、駄菓子やパンならK店
    というふうに、店側もうまく特色を出していたので
    商売上の棲み分けができていたのだろう。

    そんな商店の中で
    唯一、酒類販売の免許を持っていたのが
    同級生の親がやっていた「A屋商店」だった。

    子供の頃、ボクの親父は毎晩晩酌をしていたが
    祝い事などで日本酒を飲む以外は
    たいてい瓶ビールの大瓶1本が晩酌の定量だった。

    瓶ビールの銘柄は〝キリン〟と決まっていて
    同級生のA屋商店からケースで届けて貰っていた。

    A屋商店は生家から近かったこともあり
    ボクら子供たちも、いちばん利用率が高かった。
    A屋商店いわゆる田舎の雑貨屋なので
    ちょっとした生鮮品・日配品も含めて
    かなりのアイテムの品揃えがあった。

    社会人になって
    仕事でいろいろな街に出かけると
    子供時代のなじみだったA屋商店に似た
    田舎町の雑貨屋を見つけることがあった。

    酒の品揃えに関しては
    専門店にはかなわないものの
    酒も置いている雑貨店が
    店主のこだわりで、センスの良い地酒を置いていたりすると
    それだけで〝おぬし、なかなかやるな〟と
    つぶやきたくなるものだ。

    A屋商店の店内は子供だったボクの目にもけっこう広く
    裏庭には土壁の蔵もあり、そこを倉庫として使っていた。
    店に入ってすぐのところ、外の光がよく入り明るいスペースには
    アイスや駄菓子など出入りの多い子供向けの商品が陳列していて
    酒などはさらに奥の薄暗い三和土のあるスペースに並べられていたと記憶する。

    もしもいま、あの頃のA屋商店が
    自分の住む街にあったら、
    その酒売場をじっくりと眺めてみたいものだ。

    店の店主、同級生の父親あるいはその先代が
    どういう酒の品揃えをしていたのか
    確かめてみたいのだ。

    生まれた土地は山国だったが
    稲作も盛んで、バナジウムを多く含む湧水を利用して
    質の高い地酒が醸されてもいた。

    〝水道から天然水が出る〟といわれるほど
    飲料水そのものも実に美味しかった。

    後年、社会人になって
    本州の西の方就職し、暮らしたが
    蛇口から流れる水の不味さには辟易したモノだ。

    医者が進める手近な健康法として
    一日2リットルの水、しかも質の良い水を飲め、
    というのがある。

    今、朝起きて一番に200 ml、薬の服用で200 ml、
    昼に200 ml、夜に200 ml プラスアルファで
    かろうじて1リットルほどの超純水を飲んでいるが
    これではまだまだ足りない。

    会社に毎日1リットルの水を持ってくるのも
    まさしく重たい話だし、どうしたものかと考えあぐねている。

    会社の自販機で
    いつも品切れなのが、地元の湧水を商品化した「水」だ。
    コーヒーよりもお茶よりも、みんな「水」を飲んでいるのだ。

    健康意識の盛り上がりといえば聞こえはいいが、
    その片方でタバコを吸ったり大酒を飲んでいたんじゃ
    効果も相殺、元も子もないものだ。

    タバコを吸わず適度な飲酒習慣のある
    自分なら、良い水一日2リットルで
    体調管理ができるかもしれない。

    酒造りと水とは切っても切れない関係で
    使用米を洗い、漬け込み、炊き、仕込むなど
    醸造のあらゆる過程で水が大きく関わる。

    水の良し悪しが酒の味を左右するとまでいわれ
    清酒成分のなんと八割以上が〝水〟だ。

    以下、Netからの情報を参考に、水質と酒味の関係について。

    京都・伏見の酒はカルシウムやマグネシウムをほどよく含んだ
    「中硬水」を使用するため、なめらかできめの細かい
    〝淡麗な〟味わいになる。

    一方、兵庫・灘の場合は、ミネラル分が多い「硬水」を使うため
    酸度の高い辛口となる。

    ただ、今は酒造技術が進んでいるため
    硬水・軟水どちらの水を使っても、
    辛口・甘口のタイプを造り分けできるとのことだ。

    とはいえ、
    日本酒は「辛口」「甘口」といった
    おおまかなくくりでは分類できないほど
    味わいの深いものなので
    やはり、酒造りにおいて〝水〟の存在は大きいのだ。

    飲料・非飲料を問わず
    水がキレイで美味しい土地は米も美味く、
    空気も清浄・清澄なため
    そこで醸される酒は秀逸なものが多い。

    良い環境・良い人・良い技の
    三位一体が生み出す酒…日本の「純米酒」
    を購えなくなったのは実に淋しい。

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