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大好き、日本酒

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  • from: ☆(⌒杰⌒) AMA-G'ですさん

    2009年08月28日 18時22分40秒

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    酔う阿呆に、酔わぬ馬鹿

    酔うのは阿呆、酔わぬは馬鹿…
    ★(⌒杰⌒) AMA-G'です

    純米酒の存在を知るまで、
    自分の中で日本酒は悪酔いの代名詞だった。

    学生時代の飲み会もコンパも
    安上がりゆえの日本酒は安酒の熱燗で
    楽しむというより後輩を酔わせるための
    麻薬みたいなものだった。

    学校を卒業し一路南下し、西の方の地域で社会人になって
    働いたお金で飲み屋通いをするようになると
    気の利いた店のメニューの日本酒欄に
    純米酒や吟醸なる文言を発見する。

    なにじゃそら!
    と思った純米酒入門者は多いだろう。

    日本酒が米から造られることは知っていたのに
    特級・一級・二級のランクがあることも知っていたのに
    さらにその上に、それらのランクづけ、分類があるのだ
    と知って驚いた。

    さらに、米と米麹のみで醸される純米酒なるものと
    それに醸造用アルコールを規程内で添加する本醸酒の違いを
    理解するようになってから、
    ワシの日本酒の買い方・飲み方が変わった。

    そして、
    学生時代のワシらを、飲み会のたびに
    悪酔い地獄に陥れた〝魔酒〟の成分が
    米・米麹・醸造用アルコール・糖類であることを
    知って以来、その手の日本酒には一切手を出していない。

    たまの飲み会で、日本酒を勧められ
    その成分など問いただして
    鼻白まれたこともたびだびあった。

    さらには、
    日本酒に関する書物やNetを検索していくと
    大手・有名酒造メーカーのおやりになっている
    企業戦略なるものも垣間見るにつけ
    TV-CMを提供するメーカーのものも一切拒否するようにした。

    世の日本酒愛好家たちがごく当たり前の知識と
    ごく基本的な態度で接する
    日本酒との付き合いのとば口に立つと
    おぼろげながら、日本酒というものの
    素晴らしさや、酒としての偉大さが理解できるようにもなる。

    社会人となって、
    幾度かの転職を経て、入社した会社で
    ある酒蔵の会社案内を制作することになり
    地元の酒造メーカーの蔵を取材したことをきっかけに
    日本酒・純米酒に対する思いはより一層深くなった。

    あの時の、
    南部杜氏の方の熱意ある話と
    一通り見学させていただいた酒蔵を
    目の当たりにして、日本酒というものが
    いかに日本人の智慧と技によって
    その一滴一滴が絞り出されているかが
    よおく分かったのだ。

    日本酒に酔うのは心底、阿呆になれるため。
    飲んでも酔わぬと強がることは、馬鹿以外のなにものでもない。

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  • from: ☆(⌒杰⌒) AMA-G'ですさん

    2009年08月26日 18時23分41秒

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    蕎麦屋で日本酒&もり…で池波正太郎になる



    ★(⌒杰⌒) AMA-G'です

    昨日、魚屋で買った、積丹産の平目の刺身が美味くなかった。
    いつも活きの良いいいものを置いている店なのに
    いったい、なんとしたことが。

    舌触りがのっぺりして、まるで化粧を落とした
    ×瀬はるかみたい。
    旨みも甘みもない、ちょっとがっかりのものだった。

    天然物は、いくら名産地のものでも
    まったくおなじ品質というわけにはいかない。

    たまたまだ、といわれればそれまでだし
    なんらかの漁模様か、はずれの魚群だったかもしれず
    実にアンラッキーというところだ。

    不思議でもなんでもないが、
    酒の肴が美味しいといつもの純米酒も
    格段に美味しく感じられる。

    もちろん、
    安くても、冷や奴みたいに
    そいつ自体に日本酒との相性の良さを含有しているものは
    常に安定した組合せと息のあったコンビネーションを見せてくれる
    ものもある。

    しかし、刺身のように
    ある程度以上の美味しさの期待値をもって
    身銭を切った肴が、味で肩透かしを食らわされると
    純米酒までが割を食ってしまうから、皮肉なものだ。

    純米酒・純米吟醸・純米大吟醸それぞれに合わせて
    的確・最適な酒の肴を目利きする能力を持ち合わせていないので
    総菜・おかず・セール品・値引き品…などを
    その日その晩の肴にセレクトするしかないから
    小遣いで買うもので下手こいてしまうと
    小島よしお以上の後悔でしおしおのパー(いつの時代だ)
    となってしまう。

    今度、小遣いが入ったら(給料が入ったらじゃないところが悲しい)
    刺身の盛り合わせを買おう。
    浦島太郎よろしく、タイ・ヒラメ・マグロ・イワシ・サーモン
    あたりが盛り合わせになっているのが、半額だったらいいな。

    「盛り合わせ」って、どこかリッチな響きだよね。
    いや、抱き合わせとか乗り合わせみたいで
    寄せ合わせ的な感じがしなくもないか?

    一品料理をたくさん、ていうのが理想的な桃源郷だけど
    そんなに食べられないし、第一、あきちゃわない?

    美味しいものを少しづつ、かつたくさん、ていうのが
    もっともぜいたくだと思うね。

    昔、岩手県に出張で行った時のこと、
    あしこの名物である、わんこ蕎麦を97杯まで食べて
    賞品に日本手ぬぐいを一本もらった。

    あしこに行ったことがある人は知っていると思うけど
    わんこ蕎麦のセットには、蕎麦のほかに
    複数のおかず、といっても蕎麦をたべる間の
    口直しみたいなもので、なめ茸とか蕗の炊いたのとかが
    少しつづたくさん小分けの漆器に入ったおかずがついてくる。

    いくら蕎麦好きでも、ずっとそれだけだと
    口が飽きてくるので、わんこをかっ込む合間に
    そのおかずをちょびちょびつまむのさ。

    価格帯によってそのおかず品数に差がつくのだが
    背後からお姉さんがせっつかなければ
    あのおかずをつまみながら
    岩手の蕎麦をたぐりつ、
    「南部美人」とか「月の輪」なんてな地酒を
    くいっくいって、やりたいと思ったりもする。

    わんこそば97杯程度だと、
    その道では予選通過すら危ういレベルだが、
    それでも、次から次へと、ほいさほいさと
    後ろから投げ入れられるから、おかずをつまむ時間も
    惜しいほどだ。

    蕎麦屋で日本酒ってのは、いい図だよね。
    突き出しのほかに酒肴を二、三品とって、
    お店オススメの地酒を、冷やで三合ばかり飲んでから、
    そのあとモリを二枚ほどたぐれば
    もうそれだけで、ワシもすっかり池波正太郎気分だ。

    そうだ、京都へいこう、じゃなくて
    そうだ、酒の肴が美味くなかった時は
    家で、蕎麦を茹でてもいいかもしんないな。

    生蕎麦でなくても
    けっこう美味しいものがある。
    6-7分、蕎麦をゆでている間に
    めんつゆを適当に水で割っておいて
    薬味のネギを刻んで、山葵を用意しておく。

    茹で上がった蕎麦を流し水で十分にもみ洗いし、
    水を切って小分けにしてザルに盛る。
    ぱきっと割り箸を割れば
    準備OK。

    再び、純米酒に向かいつつ
    蕎麦をたぐろう。よしだたぐろう(うへっ)(^0^;)

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  • from: ☆(⌒杰⌒) AMA-G'ですさん

    2009年08月24日 18時17分47秒

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    旬の秋刀魚は苦くもしょっぱくもないよ

    旬だ、秋刀魚だ、刺身だ、一味だ……。
    ★(⌒杰⌒) AMA-G'です

    今年、北海道の東エリアの港では秋の味覚〝秋刀魚〟が豊漁らしい。

    豊漁で喜ぶのは我々庶民だが、
    漁を生活の糧(高田渡に「生活の柄」という歌があったな、関係ないが…)
    としている人たちには「豊漁貧乏」ということになってしまうのは
    なんともはや…皮肉である。

    で、旬の秋刀魚は刺身で楽しみ、
    熱々の白米とともに塩焼きで、がとどめだな。

    先日、カミさんの実家に帰省した折、
    近所の魚屋(漁師直営らしい)を覗いたら
    なんともどでかい秋刀魚が一匹140円で
    氷水の中に入って売られていた。

    その大きさたるや、
    普通のスーパーではけっしてお目にかかることのない
    体長と胴回りのド迫力であり、
    あの一匹で、刺身をこしらえたら
    純米が進むコト間違いない。

    秋刀魚の刺身を食べたことのない人にとっては
    塩焼きや缶詰のイメージしかないその「青魚」を
    刺身で食べるのは、ちょっと引いてしまうかもしれない。

    かくいうワシも
    田舎の山猿暮らしの時分は
    秋刀魚は開きものしか食べたことがなく
    生秋刀魚を丸々塩焼きで食べるなんて
    まったく思いもしなかった。

    しかもそれを〝生〟かつ〝刺身〟で
    食べられるなんて、想像の埒外だあった。

    獲れたての新鮮な秋刀魚を下ろして
    ていねいに小骨を処理して
    氷を盛った皿の上にラップをしいて
    その上に刺身を並べると、晩酌の間じゅう
    くたくたにならずに食べられる。

    下手なグルメレポーターを真似て
    秋刀魚の刺身の美味さについて触れてみたい。

    秋刀魚の刺身の場合、
    同じ青魚の鯖とは味わいは異なる。
    鯖の刺身などよほどの鮮度でなければ
    食することに勇気が必要だが
    秋刀魚とてそれは同様で、
    入手先の鮮度に保証がなければ刺身でなど
    食べる物ではない。

    新鮮な秋刀魚の刺身はまったくクセも嫌な匂いもない。
    あるのは、つるりとした食感と魚の脂の甘みだ。

    薬味は、普通なら生姜といきたいところだが
    義父のススメに従い、
    昆布醤油に一味唐辛子を振って
    食べても、ぴりりとして硬派的で美味い。

    サーモンの場合にも同様の感想を抱くのだが
    生の刺身、つまり、魚を生で食べる時、
    ワシはいつも、自分がヒグマになったような
    気持ちになる。

    牛や鶏の刺身を食べるときも
    同様に、人間である自分が
    生きるために他の生き物をこざかしく火で調理などせずに
    命そのままを〝生〟で食する
    一匹の動物であることを強く意識してしまう。

    不思議と魚の場合、
    カツオやマグロの刺身ならこんなことは
    感じることさえないのに
    秋刀魚の刺身の場合は、
    常に〝大丈夫だべか?腹痛くなんないか?〟
    と自問自答しながら食べている。

    それでも、
    秋刀魚の刺身を一口、口に入れたときに
    肩すかしのような違和感のなさに
    ほんとうに新鮮な青魚って〝甘い〟んだなって感じる。

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  • from: ☆(⌒杰⌒) AMA-G'ですさん

    2009年08月19日 18時35分27秒

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    老いてなお飲まずにはいられない呑兵衛の性


    身の程を知ってこその酒飲みである…
    ★(⌒杰⌒) AMA-G'です

    酒の飲み過ぎで病気になったり早死にすることは、実際多い。
    〝百薬の長〟といわれつつも、そこに「適量なら」と但し書きが
    つくところが、ミソといえばミソだ。

    〝過ぎたるは及ばざるがごとし〟ともいい、
    度が過ぎるのは不足していることと、何ら変わらない。

    とはいうものの、
    飲酒の適量をどこに置くかは難問だ。

    それというのも、
    勝手な自己判断で事が済むわけでなく
    一般常識による世間知や、カミさんや家族などの
    近親者による規制強化もあって、
    「ワシの適量は毎日五合だ」などと
    宣言したところで、
    それを可能にする稼ぎがなく
    酔ってだらだらと夜更けまで飲み続けることを
    許容してもらえるような家庭環境になければ
    自己申告によるそんな「適量宣言」も、
    はかなく雲散霧消してしまう。

    酒飲み歴がそれなりに長ければ
    その経験から
    おおよその「自己適量」をはじき出すことはできる。

    AMA-G'の場合は、
    「ほろ酔い、かつ、翌日に残らない」
    くらいが、〝適量〟のようだ。(当たり前か)

    よほどの夜更かしや残業でもなければ
    たいてい、朝は6時前に自動的に目が覚める。

    最近は付き合いや接待とも縁がないので
    明日が休みの日でも
    アホみたいに、深酒をする愚挙に出ることは
    めっきりなくなった。

    その分、
    適量を守って毎日飲む方が
    どれほど楽しいことか、分別のある選択をしている。

    純米酒(日本酒は純米と決めているので)なら一日3合まで。
    乙類焼酎(焼酎は乙類と決めているので)ならロックで一日2杯。
    第3のビール(ビールは高くて買えないので)なら一日700 mlくらい。
    *Pho.→福徳長種類「麦倶楽部」

    現在、ワシの適量は、こんなである。

    飲み始めて少しづつ脳みそがほんわかしてきて
    いい気持ちになる。
    刺身や冷や奴などの肴も適宜摂取しながら
    小一時間ばかりかけて
    ちくちくと酒三合を飲み終わる頃には、
    適度にお腹もくちくなり、ほろ酔い気分になる。

    いま、
    ワシはカミさんに言われて
    ダイエットのために晩ご飯には
    米飯を食べないようにしているので、
    晩酌と肴のみで夕飯が終わる。

    それもあって、
    純米酒三合という適量はまさに「適度な分量」なのだ。

    麦焼酎のロックも、2杯なら適量だが、
    調子こいて、もう一杯追加したりすると
    明らかに飲み過ぎの諸症状が現れる。

    酒に強い人、飲んでも変わらない人、底なしやザルの人。
    こういう人はある意味、恐い。
    適量がなくてその日の体調で分量が変化すると
    さまざまな弊害が起きる。

    日本酒三合適量なら、多少の誤差分も含めて、
    一升瓶で晩酌3回分の計算が立つのに、
    そうじゃない場合は、常に2升くらいの在庫をかかえねばならない。

    ビールの適量が1リットルあるいは2リットルの人は
    缶ビールではまだるっこしいので
    樽生を常備しなければならない。

    焼酎は〝ロックだぜぃ〟と叫びつつガンガンぶっ飛ばす人は
    重いのを覚悟で、乙類の4リットルペットを店から購入せんばならない。

    適量設定のない人は、こういう大変な目に遭う。

    身体のことを考えずとも、
    適量設定のない人は、こうした経済的な損害を被るのだ。

    「だからお酒は適量で」というオチかと思いきや
    そんな品行方正的発言はしません。
    単に老いたから酒量が減り、翌日に酒が残るようになっただけ。

    不甲斐ない…面目ない…情けない…だらしがない…根性無しなのです。

    酔っても顔色は変わりませんが、確実に酔いの進度は速くなりました。
    利き酒猪口も以前より小振りのものを使うようになりました。
    ロックの氷の分量が心なしか多くなりました。
    家で中ジョッキを使う根性はとうとう持てませんでした。

    〝女は老いてもやはり女である〟
    わずかばかりの色香を残しつつも、永遠の乙女は
    置いてもなお恋する乙女である。

    同様に、
    〝呑兵衛は置いてもなお意地汚い呑兵衛である〟
    アルコール度数を25℃から20℃に下げてもなお
    焼酎が飲みたいと思うし、
    麦芽の含有量が25%以下になっても、餃子にはやはりビールだとつぶやき、
    杯をくいっと空けるのがちょびっ、という擬態語に変化しても
    相変わらず、刺身には純米酒だと、ひとりごちたい、のだ。

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  • from: ☆(⌒杰⌒) AMA-G'ですさん

    2009年08月18日 17時58分25秒

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    カミさんの実家で親父と川越の地酒を飲んだ


    義父と飲んだ川越の地酒とは
    ★(⌒杰⌒) AMA-G'です

    お盆休みにカミさんの実家に帰り、
    義父と酒を酌み交わした。

    埼玉・川越にいる親戚から届いた
    地酒を、わざわざワシのために開けてくれたのだ。

    北海のネタがてんこ盛りの握り寿司、ジンギスカンと鹿肉の焼き肉をメインに
    義母の心づくしの料理に舌鼓をうちつつ、
    純米&吟醸を、冷やでグイグイと飲った。

    知人からの頂き物なのか、
    実家の食器棚の中に
    手焼きのぐい飲みを見つけたので、
    実に味わい深い純米酒に華が添えられた。

    ふくよかな旨みと心地良い香りの地酒は
    小江戸鏡山酒造の〈鏡山〉。
    *Pho.出典 小江戸鏡山酒造HPより

    品質第一で、少量仕込みを信条としている。
    この蔵のポリシーに曰わく、
    「手頃な酒でも高級大吟醸と同等の作業工程・少量生産で酒を造る」
    とある。

    埼玉の川越、小江戸鏡山酒造は、
    その前身を「鏡山酒造」といい、
    1875年(明治八年)創業の老舗の蔵。

    2005年(平成17年)に、一旦、諸事情により
    蔵が閉鎖されたが
    2007年に、行政や市民の支援によって、
    新たに現在の社名で再生された、とのこと。

    つねづね書いているが、
    美味い純米酒を手頃な価格で提供するのは
    実際、大変なことだろうと思う。

    今回は、
    四合瓶3本セットのうち、
    二本を親父と飲み、残り一本を土産にもらってきた。

    血圧高めの親父なので
    適量を考えつつも、
    互いに差しつ差されつで
    飲む酒というのは、実に美味い。(^○^)

    国道沿いに〝鹿飛び出し注意〟の標識が立ち、
    実際に、今回も自分たちの車の先、数メートルを成獣の鹿が
    右から左に横切り、別な場所では、左の路肩で、いままさに横断しようと
    身構えていた若い鹿と視線が合ったりもした。

    カミさんの実家を含むこのエリアでは(といってもすんごく広いが…)、
    見通しの良い道路に気をよくして
    ルンルン気分で走る車と野生の鹿が衝突し、
    車は大破、鹿は往生、という事故がよくある。

    鹿はJRの列車ともぶつかることがあり、自然保護派なら
    後からやってきて道路やら線路やらを造った人間が悪い、
    と言うところだろうが
    そういう人は、旅をする時、
    ぜひ、汽車も車も使わず、徒歩で獣道を行っていただきたい。(-_-メ)

    薄切りの鹿肉を塩こしょうで焼き、レア目で食べたが
    淡泊でクセのない味わいは、鯨肉にも似て、しつこくない。

    寿司×焼き肉という、大ごちそうを前に、
    早よ食べれ、とせっつく女たちを尻目に
    じっくりと長っ尻でやりたい酒飲みは
    心なし気持ちが急いて、正直いつもよりペースが速くなった。

    前夜、
    親父はある会の集まりがあり、
    市内のホテルに出かけてきた。

    それは先の戦争において
    国同士の領土問題に端を発する
    テーマについて、全国から関係者が集まる会合だった。

    親父はその席で、
    自分がこれまで取り組んできた活動の
    一端を発表。同席の人たちと飲みかつ、多いに語ってきたという。

    酒が飲めることは元気であることの証。
    具合が悪くても飲みたい呑兵衛たちとて
    本当に調子が悪ければ
    病を得てじっとうずくまっている猫同様に
    山田錦100%使用の大吟醸を差し出されても
    口さえつけられないだろう。

    義父とワシ、互いに元気でいる間は
    機会を作って酒を飲み交わしたい。

    実家からもらってきた〔鏡山〕一本は
    いま、台所の室(ムロ=冷暗庫)にしまってあり
    ワシの晩酌での出番を待っている。

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  • from: ☆(⌒杰⌒) AMA-G'ですさん

    2009年08月11日 18時41分30秒

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    まなぐ凧で秋田美人としっぽり


    バランスの良さって、人間同様に大事かも…、
    ★(⌒杰⌒) AMA-G'です

    手頃な値段とバランスの良い味で
    時々、飲むのが、秋田の「まなぐ凧」。

    2千円以下でも、美味い純米酒を造っているのは
    その生産量が多いからコストパフォーマンスが良い、
    という理由以外に、その蔵の企業努力が大きい、とワシは思っている。

    すごく乱暴な計算だが、
    製造原価+利益=販売価格とするなら
    材料の質を落とさず製造コストを低減し
    適正な利益を加味した上での販売価格が
    一升で2千円以下、というのは素晴らしい。

    AMA-G'が普段飲みの純米酒の価格の
    目安を2千円前後に置いているのは
    こうした理由による。

    五千円も一万円もする日本酒を単純に有り難がる
    価値観をワシは持ち合わせていない。

    経験的に、
    価格が千円前後では、
    たとえラベルに「純米」と謳っていても
    飲めばやはり〝うっ〜〜〟というのがほとんど。

    それが2千円台に近づくにつれて
    品質は価格に比例していく。

    2千円〜3千円台で品質の良い品揃えをしている
    酒蔵は、やはり〝エライ!〟と思う。

    日本酒は、構えて、意気込んで飲むものではなく、
    ごく日常的な晩酌の友として存在すべきだ。

    青色吐息で醸造を続ける酒蔵の現状からすれば
    5千円欲しいと希望するかもしれんが
    世界に誇れる、我が国の日本酒の将来を考えれば
    ワシら飲み助が、ごく日常的にそばにおいて
    楽しめる価格帯で販売できる努力をしてほしい。

    で、
    そんな普段使いの純米酒が
    この秋田の銘酒「まなぐ凧」だ。

    価格は1600円台〜1700円台くらい。
    バランスの良い味わいは、
    まるで秋田美人のように(付き合ったことはないが)
    素直で優しくほっこりした飲み口だ。

    真鯛など淡泊な刺身が合う。
    個性を主張しすぎないので
    生姜とこんぷ醤油だけの冷や奴だけでも
    十分美味しく飲める。

    〝まなぐ〟とは〝眼=まなこ〟の意味らしいが
    ラベルの凧のでっかい目ん玉イラストが印象的だ。

    秋田は随分と昔に、仕事で角館に行ったことがあるくらいだ。

    当時のワシは某出版会社に勤務していて
    スポーツ系のビデオセットを
    小中高のクラブ向けにセールスして回る
    仕事をしていた。

    できれば、
    そういう仕事でではなく
    純粋なブラリ旅で秋田を訪れてみたい。

    そして、叶うなら
    現地の楚々とした三十代前半くらいの
    離婚歴有り、子供なし、身長165センチ、
    肉付きの良いぽっちゃりした、秋田美人に
    この「まなぐ凧」をぬる燗で、お酌してもらいたい。

    酒専門店でもなんでもない
    町のスーパーの日本酒棚には
    売れ筋でない定番以外の銘柄が置かれることはあまりない。

    それでも、スーパーによって卸や仕入れ先との関係で
    大手以外の日本酒の顔ぶれには違いが出る。

    一度、近所の×協で定番以外の地酒を置いてくれるよう
    店内の投稿カードに書いたことがあったが、
    すげなく断られたため
    そことは別のスーパーで日本酒を買うようになった。

    むろん、そことて、
    品揃えは変わり映えがしないのだが
    時たまの陳列フェイス替えや
    特売の事情とかで、おもわぬめっけもんの
    銘柄が置かれることがある。

    「まなぐ凧」は定番中の定番銘柄で
    それだけ固定ファンも多いのだろう。
    そのスーパーには
    いつも数本の在庫が用意されている。

    東北地方でワシが訪れたことのある県は、
    青森・岩手・宮城そして秋田のみ。
    大学時代の同級生の故郷である山形には
    まだ行ったことがなく、
    福島もついぞ訪れる機会がなかった。

    話は変わって、
    70年代フォークの旗手の一人、というかひとグループに
    「かぐや姫」がいるが、
    その楽曲に「おまえのサンダル」という名曲がある。

    曲の世界は、いわゆる〝四畳半フォーク〟を
    地でいっているもので、「地方→上京→下宿→同棲」
    という、もういかにもな70年代の
    学生の風俗を表現している。

    ま、「神田川」や「赤ちょうちん」の
    流れと思えばよい。

    その歌の歌詞の中に、
    下宿の大家に内緒で一緒に暮らしている彼女と
    部屋の中で、地図を見ながら、汽車のない旅をする、という
    くだりがある。

    主人公の男子学生は、おそらく南の方の国から
    上京してきてこの下宿に暮らし、
    金がないことを言い訳に
    女に苦労をさせているといいつつ
    部屋の破れた障子窓から夕日を眺めるたびに
    菜の花が咲き誇る、故郷の田園風景を
    懐かしく、わびしく、思い出している、のんきな奴。

    そんなだから、
    女の履く赤いサンダルを隠して
    狭い下宿で暮らしつつ
    旅に出る金などないから
    古びた地図を見ながら、旅をした気分に浸っているわけだ。

    ワシの全国純米酒めぐりも
    ある意味、この汽車のない旅のようなものかもしれない。

    鉄道マニアの〝鉄っちゃん〟が
    時刻表のみから、どれだけイメージをふくらませて
    全国津々浦々の土地を画像として脳内に再生できるのか
    わからんが、ワシらとて
    日本酒のラベルから、その酒が醸された土地の
    風景を思い描くことは、できなくもないかもしれないかもしれん。
    (どっちだんねん!)

    表ラベルにその土地の風物詩がらみの絵柄が
    表現されている場合もあるけれど
    むしろ、裏ラベルの日本酒スペック欄から
    その酒の由来や使用米・精米歩合などとともに
    蔵の住所欄やひとことコメントから
    開封前の期待感が高まる。

    日本酒の一升瓶というものは
    それが二千円前後の商品であっても
    その存在感と量感ゆえか
    どこかぜいたくな気持ちになる。

    ワシだけかもしらんが、
    同じ酒を飲むという動機においては
    ワンカップは論外だし、四合瓶(720 ml)
    などと比べても、
    「酒を一升瓶で購う」という行為に
    どこか酒飲みの真骨頂があるのではないか。

    いま、ふと
    アニメ「巨人の星」で
    ちゃぶ台の前で一升瓶を抱えた星一徹が
    コップ酒をあおっているイメージが浮かんだ。

    たしかに、そういうイメージも……ある。

    が、しかし、
    ワシが初めて買った一升瓶の純米酒の
    包装紙…あるいは、たまに瓶の保護用に
    使われている白い不織布みたいな包装資材を
    開封する時の心境というのは、
    長い間あこがれていた夢のアイドルが
    あろうことかワシの家にやってきて、
    雨に濡れた(なぜかその日は外は雨なのね)薄くて
    品質のよいレインコートを、柔らかに身をくねらせながら
    はらりと脱ぎ捨てる時の気持ちに似ているのだ。

    長いセンテンスで
    なにをスケベーなことを、と言わないで欲しい。

    分かる人にはわかるのだ。
    この気持ちは。

    だてんで、今日はここまで。
    また次回、AMA-G'の妄想にお付き合いください。

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  • from: ☆(⌒杰⌒) AMA-G'ですさん

    2009年08月07日 18時29分39秒

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    一合一会で行こう

    記録よりも記憶に残そう
    ★(⌒杰⌒) AMA-G'です

    ところでワシ、AMA-G'は
    中学時代から日記を書いている。

    最初は、大学ノートのような
    帳面に、一日3行づつの日記から始めた。

    そうなると、
    あれやこれやと書くのではないので
    その日の出来事で一番重要なことだけ書きつづることになる。

    ご多分にもれず、
    スケベ心が頭をもたげ出した頃なので
    たいていの3行は、好きな女の子のことばかり。

    その日記も、断続的ながら高校→大学→社会人と続き
    現在も〝日記〟よりは〝週記〟あるいは〝月記〟と
    なりながらも、通算80冊くらいの累計となっている。

    さて、
    その日記に一時期、その時々に飲んだ
    純米酒のことを書いていた時期があった。

    結局は、たいした意味もないことに気がついて
    やめてしまったが、
    見つけた全国の地酒純米酒の
    銘柄・地域・醸造所などを書き留めることで
    日本酒遍歴の軌跡を残そうとしていた。

    だいたいにおいて、
    日記は有名作家や社会的な著名人でない限り
    死後に公表されることはあまりない。

    それでも、
    ワシを含めた一般人が日記を書く場合でも
    もしかしたら自分が骨となった後に
    誰かしらが読むかもしれないと構えて
    知らずと意識的な表現になっているのは
    いとおかし。

    で、
    飲んだ純米酒の記録を日記なりに残す心理というのは
    全国の鉄道を制覇する、すべてのラーメン店を食べ尽くす、
    町内の電柱すべてにシッコをかける、というのと同様、
    達成感の一里塚を築きたいという思いからだろう。

    ところが、
    ワシが、途中で記録することを断念したのは
    〝だから何だ〟という考えに至ったゆえだ。

    ひっきりなしにデジカメをとりまくり
    ブログにアップしまくりのヒトなら
    積み重ねの記録が残るので
    それなりの達成感はあるだろう。

    AMA-G'の場合、
    純米酒との出会いは〝一期一会〟ならぬ
    〝一合一会〟だと思う(いま急に思いついたが
    けっこううまいパロディじゃない?)。

    つまり、その時の一合の酒は
    いまその時にじっくり味わえばよいのだ。
    それは下の記憶となって残るのであり
    なにも、わざわざPho.やら帳面やらで
    足跡を後世にひきづらせるだと愚の骨頂ではないか、と。

    物覚えのいい方ではない。
    人の名前もすぐに忘れる。
    昨夜の晩ご飯、何食べたかな?
    てな、ど忘れおやぢが、飲んだ酒について
    たとえ記録をとっていたとしても
    さして役には立たない。

    飲んだ酒がとても美味くて、
    どうもいつだかに飲んだあの地方の酒の味に似ている。
    で、あらためてラベルをば見てみると
    信州の美山錦使用の純米酒だったりすれば
    その方が百倍すんばらしいことではないか。

    純米酒に限った話ではないが
    真に素晴らしいものは、
    有名無名とは無関係だ。

    信ずるべきは自分の舌などと
    大層なことはいわないが
    記録よりも記憶を残していこう。
    (うまい!)

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  • from: ☆(⌒杰⌒) AMA-G'ですさん

    2009年08月06日 18時28分51秒

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    息子と酒を飲むのが親父の幸せ


    親父と飲むことの意味…
    ★(⌒杰⌒) AMA-G'です

    前回、実家で年老いた親父とワンカップを
    飲んだ話を書いたが、
    上戸の息子が実父または義父と酒を飲むことの意義について考えたい。

    自分自身も二人の息子を持つ父親として
    息子達と酒を飲む、というイメージは悪くない。
    どころか、究極の親子像という気がする。

    さらに、
    もしそれが娘であっても、
    これまた、至高のひとときである、と言える。

    ワシの酒遍歴は
    小学校時代に
    毎晩、キリンビールの大瓶を一本空ける
    親父の晩酌に付き合って
    親父が飲み残しのコップの底にのこった
    ビールの泡を舐めることから始まった。

    その後、
    中学の頃には、亡母が当時毎年漬けていた
    梅酒を、こっそりではなくけっこうおおっぴらに
    飲んだことに続く。

    もちろん、原酒そのままではなく
    水で薄めて氷を落としてなのだが。
    *ありゃ、30度数くらいのホワイトリカーで
    漬けているんだかんね。

    水割りだから公認なのか、
    田舎ゆえ、梅酒などは酒の範疇には入らず
    ちょっとした健康飲料の認識だったのかは
    親に聞いてみないとわからんが、
    中学生のワシは夕飯時にそれを飲んでも
    怒られた記憶がまったくない。

    ともあれ、
    その後、高校時代になれば
    時に友達の家に集まって、
    角やらオールドやらを水割りで飲むようになる。

    小遣いが潤沢にあったわけではないから
    夏休みのバイト代から支出したり
    同学年の酒屋の息子に
    家から酒をちょろまかしてこさせたりして
    けっこう頻繁に酒盛りをするようになっていた。

    と、ここらあたりの歳までは
    親父と飲むことはなく
    表面的にはこっそりと
    隠れて飲んでいたのだが
    (妙な言い回しだが、知られてはいてもあくまで
    内緒で飲んでたので)
    やがて、大学に進学させてもらい
    たまに帰省すると、
    ようやく、親父や亡兄たちと
    公式に酒を酌み交わすようになる。

    ワシの酒遍歴がグラデーションのように
    ビールの残り泡→薄い梅酒→隠れ飲み→公式飲み
    という推移で来たためか、
    親父達と酒を飲むことに「いよいよ解禁!」のような
    感動はない。

    その点、我が息子達との場合は
    カミさんが厳しいので、
    未成年での飲酒などは厳禁。

    当然、息子達も家で飲むことはおろか
    外での集まりでも、カミさんから
    きつく釘をさされていた。

    近年、未成年の飲酒は
    四、五十年前と比べて
    明らかに社会秩序を乱す事件に発展するため
    制限が加えられるのは仕方がないかもしらん。

    ワシの飲酒歴について、カミさんは、
    〝そんな子供の頃から飲んでるから病気になるんだ〟
    と、バッサリと糾弾されている。
    それが、晩酌全面禁止などの強制執行に至らないのは幸いだ。

    そういう意味では、
    成人した息子達が堂々と飲めることになった時の
    親父としての感慨は、けっこう深いものがあるんじゃないだろか。

    ところで、
    この夏の、お盆の帰省では久しぶりに
    カミさんの実家の義理の親父と飲もうと思っている。

    ちょっといい純米酒を購い、
    恐らくは、義理の母が用意してくれるだろう
    手料理を肴に、その美味い酒を酌み交わすのは
    とても楽しみなことだ。

    改めて、自分と二人の親父たちが
    上戸であることを嬉しく思う。

    この時期、
    酒の肴には事欠かない。

    塩をなめなめ、なんてことはいわないが、
    それほど高級にものでなくても
    美味い酒であれば十分に楽しめる。

    冷や奴はいいね。
    少しひんやりした夜なら湯豆腐だってOK。
    茄子やトマトなども焼きやぶつ切りの塩ふりだけで
    十分美味い。

    ポテトサラダなんて意外と酒に合うよね。
    いわゆる〝お総菜系〟はたいてい日本酒にぴったり。
    ちょいと材料に工夫をした雪花菜なんて
    ぜいたくの極みさ。

    大阪・京都にいたころ、町の食堂には
    ショーウインドウに総菜の一品料理をずらりと並べ、
    好きなものを取って食べられるシステムがあった。

    あちらでは珍しくないのだろうが
    居酒屋のカウンターなどでも
    大ぶりの器にたっぷりの総菜持って
    客が好きずきに注文するなんて
    実にぜいたくでいいよね。

    割烹料理や創作料理なんていうのより
    いろんな総菜が少しづつ沢山並んでいる方が
    ワシには、なにより幸せな光景に思えて仕方ない。

    閑話休題……
    知られたアスリート親子や役者親子が
    ビールのCMで、差しつ差されつで
    肉親ならではの親しげな会話を交わす場面がある。

    親子酒交流で絵になるのは
    ビールや燗酒が一般的なイメージだが、
    互いに飲むものはなんでもいい。

    日本酒よりはチューハイ流行で
    果汁プラスのカクテル様の焼酎なら
    飲めるという若い人も少なくない。

    ワシらからすると
    あんな甘ったるいものは焼酎でもなんでもない、
    という以前に、なんだか悪酔いしてしまいそうな
    チューハイだが、
    息子達が好きなら、互いに別物で飲めばいい。

    昨日今日、飲み始めた息子と
    ちびまる子やカツオたちと同じ頃から
    ちょろちょろ舐めていたおやぢの
    足並みが合わせられるわけはない。

    男親は女親に比べて
    子供の小さい頃の記憶は断片的だ。
    殊勝にもワシは子供達が生まれたときの
    体重を記憶しているが
    母親の子供に関する記憶のアルバムは
    じつにリアルで詳細なので、いつも驚かされる。

    一般的に、
    女は男よりも過去の思い出が鮮明だ。
    それを大切にしているかどうかは別として
    〝よく、そんなこと覚えているな〟と
    びっくりしているのはAMA-G'だけではあるまい。

    アニメ・サザエさんで
    波平とマスオはたいてい晩酌をしている。
    あの丸いテーブルは大人4人、子供3人が使っているので
    実物はかなり大きなものだと思うが、
    もしも、社会人になったカツオが
    しばらくはまだあの家に同居していて
    親父と叔父の晩酌に仲間入りするようになったら
    さぞ楽しいだろう。

    ワカメはいい子チャンだから
    外では合コンで飲みに行っても
    親の前ではけっして飲んだりはしない。

    その頃は、中学生になっている
    タラオが、ワシのように
    梅酒を飲んでいるとは思えない。

    時に、ノリスケが磯野家に飲みにくるとすれば
    あすこの丸テーブルは一瞬にして
    男達のにぎやかな酒宴の場と化す。

    うらやましいことだ。
    そして、早く、自分のところもそうなればいい、
    と、本気で願っている。

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  • from: ☆(⌒杰⌒) AMA-G'ですさん

    2009年08月04日 18時39分18秒

    icon

    あなどれんぜぃ、ワンカップ


    ワンカップもなかなかのもんで……
    ★(⌒杰⌒) AMA-G'です

    ここ数年、〝ワンカップ酒〟が
    いささか侮れなくなっているようだ。

    酒造メーカー各社が、純米・吟醸などをワンカップで
    発売するようになり、その気軽な形態機能もあって
    けっこう売れているそうだね。

    先日、たまたま、実家で親父と飲む機会があった。
    長年の飲酒がたたり、病気で二度ほど手術をしたため
    実家に同居する家人たちから
    厳しい飲酒制限が入った。

    ま、それでも、
    年老いた親父の楽しみを無碍に奪うのも
    可哀想であることから、
    一日、ワンカップ一本(200 ml)だけならと
    許可された。

    これだとそれ以上飲み過ぎる心配もなく、
    親父としてもそれなりの満足感を
    味わえるようであり、とても良いというのだ。

    で、
    普段は、純米酒がどうの、地酒がこうのと
    ほざいてはいたが、
    親父に合わせてワシも
    ワンカップを親父に付き合って飲むことにしたわけだ。
    *Pho.出典 大関HPより

    するとね、
    いや、これが意外と悪くなかった。
    甥っ子が誂えてきてくれた
    刺身の盛り合わせを肴に、ちくちくと飲っのだが
    米・米麹・醸造用アルコールというスペック
    でありながらなかなか美味いのだ。

    さらに、
    あのガラスの容器の
    飲み口の厚さとほどよい丸みが
    唇にまったりと(この表現が適当かわからんが…)
    触れつつ、とても飲みやすいである。

    〝ワンカップ〟というのは
    ワシらの世代でも飲んだくれおやじが
    酒屋にたむろしてはぐいぐいと
    まるでガソリンでも入れるように飲んでいたり
    半分アル中のぷー太郎が
    ぼろぼろになった鞄に忍ばせては
    ちょこちょこと
    人の眼を盗んでいるようなイメージがある。

    鮪・ハマチ・甘エビ・タコ・ホタテなど
    山国にしては、ネタの豊富な
    刺身にちょこっと山葵をのっけて
    口にいれつつ、ワンカップをくいっと
    飲るのは、どこかしら酒飲みの原点のような
    気になりつつ、なかなか粋でもある。

    料理人であった兄の見よう見まねで
    ちょっとした料理をこしらえる甥っ子が
    これまた鮮度の良い、ぷりぷりのアサリで
    味噌汁を作ってくれた。

    それが、ワンカップ後の
    胃にはほどよくて
    こざかしいうんちくなど吹っ飛ばして
    久々の故郷での酒盛りとなった。

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