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  • from: ☆(⌒杰⌒) AMA-G'ですさん

    2012年08月29日 17時02分39秒

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    北の地酒で、初物の秋刀魚の刺身を一味唐辛子で


    やはりしみじみと〔純米 日本酒〕が美味しいと思う、
    ★(⌒杰⌒)AMA-G'です。

     さて、
    H道の東端、N市に住むカミさんの実家から、
    いよいよ本格的な水揚げ開始となった、〔秋刀魚〕を一箱
    送ってもらった。

     カミさんには、刺身と焼きでお願いした。

    カミさんの従姉妹が漁師に嫁いでいるので、
    時々新鮮な魚を送ってもらうんだが、
    今回の秋刀魚は、義父がN市のH港で水揚げされたものを仕入れたという。

     あの大震災の時、東北地方の漁業関係にも
    大きな被害が出て、船持ちの漁師も持ち船をやられてしまった。

     今回、H港に水揚げした船の一つが、
    仙台・気仙沼の漁師の新造船だという。
     持ち船を震災で失った後、どうにかこうにか〝新造船〟にこぎつけ、
    秋刀魚の棒引き漁に出漁できたのだと。

     そういう情報を地元で入手した義父が、H港まで出かけてゆき、
    買い求めてきたんだと。そういう所以の〝初物〟だった。

     今日び、首都圏あたりでも〔秋刀魚の刺身〕は食べることができるのだろう。
     義父はその朝水揚げのものをその日のうちに送ってくれたので、
    翌日には我が家に到着。

     大ぶりで青光りして眼が黒い新鮮なやつを、カミさんは
    まず刺身で出してくれた。
     義父もまた漁師の家に生まれたし、教師として長く務める間に、
    多くの教え子を面倒見たが、彼ら彼女の中には漁師も多く、
    ちょくちょく恩師のもとにたくさんの魚介が届けられる。

     秋刀魚の刺身の薬味は何か?
    生姜でも山葵でもないんだな、これが。
     秋刀魚の水揚げ本拠地の地元の食べ方に倣って、
    オレも義父・義母から上手い薬味を教えてもらっている。

     まず〔一味唐辛子〕。
    これまた地元で作っている「昆布しょうゆ」に一味をけっこう多めに振り掛けて刺身をちょんちょんでパクリだ。

     やや深めのさらに氷を敷き、その上にラップを広げる。
    そして秋刀魚の刺身をのせれば、冷え冷えのまま最後まで
    食せるので、一度試してほしい。

     首都圏で食せる秋刀魚の刺身の鮮度がどの程度か分からぬが、
    せっかくの新鮮刺身も食べている間に室温で温くなると、
    ちょっとばかしべちゃとしていただけない。

     ところがこうして氷を敷いておくと最後まで、
    冷え冷えの新鮮なままで秋刀魚が頂ける。

     次には〔柚子胡椒〕あたりがけっこうイケる。
    これはチューブでもいいし粉ものでもいい。
     食べた人は分かると思うが、
    新鮮な秋刀魚の刺身は臭みなどまったくなく、
    のった脂は甘く、日本酒をぐびっとやりながらなら、
    すぐに秋刀魚二、三本は食べられてしまう。

     もうひとつの薬味としては〔胡椒〕が美味い。
    同じく小皿に昆布醤油を注ぎ、その上から〔胡椒〕をドバっとかける。
     これに秋刀魚の刺身をちょんちょんでいただくのだが、
    これまたけっこう上手いのである。ぜひ一度、お試しを!

     さて、秋刀魚の刺身に限らず、
    H道東部地方特産の、〔花咲ガニ〕や〔北海シマエビ〕には、
    やはり「日本酒」が最高に合う。

     鮨をつまみながらビールを飲む人の気がしれないオレだが、
    これら北の魚介類には、ビールはもとより、
    焼酎などよりも、断然、〝日本酒〟がぴったり。

     今回のお酒は、北の誉の純米〔群来(くき)〕だ。
    「群来」というのは、〝ニシンの群れ〟のこと。
     北の酒蔵である〔北の誉酒造〕の定番純米酒だ。

     原料米はH道産の酒造好適米〔吟風〕100%。
    吟風は2000年に品種登録された酒造好適米で、全国新酒鑑評会でも、
    金賞受賞しているお米だ。

     「群来」は、精米歩合60%、酸度1.4、日本酒度2.0、アミノ酸度1.2。飲み口はすっきりして、いわゆる端麗な傾向だが、
    アルコール感は低く、重く濃いというのとは真逆の、
    すすすと飲めるノド越しが特徴である。

     燗をしても型崩れしないということだが、
    これはぜったいに軽く冷やすか常温の方が美味い純米酒だろう。

     普通、刺身などで日本酒を飲る時は、
    小さな利き酒猪口を使うが、花咲がに・北海シマエビの時は、
    八勺入り青色蛇の目の利き酒猪口を使う。

     今回も四本分の秋刀魚の刺身を肴に、
    猪口三杯呑んだのだ。

     刺身のあとの、焼き秋刀魚は、
    大根おろしに一味唐辛子と醤油でいただく。
     秋刀魚の腹のセンターに箸で真一文字の切り裂きを入れ
    向こうとこちらに身を開き、骨を取る。
     身は白くハラワタは甘く、まったく魚のクセも臭いもない。
    こいつを肴に、もう一杯〔群来〕を呑んだオレであった。

     それじゃ、また!
     

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