＜月曜日（2日）＞
おはようございます。下川みくにです。今週も「下川みくにのがんばれエコリーマン！」、スタートです。
さあ、今週は電気を作るための燃料の中でもLNG、そのLNGを受け入れて貯蔵・供給している施設に取材に行ってきました。それでは早速その模様をお聞きください。

下川：今週は知多LNGターミナルにやってきました。この知多LNGターミナルとは中部電力と東邦ガスが電気とガスの燃料となるLNGを受け入れ、貯蔵・供給するための知多LNG共同基地、同じく両社が出資する知多LNG、東邦ガスの知多緑浜工場の3基地があり、それを合わせて知多LNGターミナルと言います。
さあ、今週はそんな知多LNGターミナル、そしてその知多LNGターミナルのすぐそばにある知多火力発電所についていろいろお話を伺っていきます。さあ、お話を伺うのは知多火力発電所技術課の波多野さんです。よろしくお願いしま～す。
波多野：よろしくお願いします。
下川：え～、まず電気とガスの原料となるLNGということですが、LNGというのはどういった物なんでしょうか？
波多野：はい。LNGとは、え～、「liquefied natural gas」の略で、液化した天然ガスのことです。この天然ガスはメタンを主成分とする可燃性ガスで、約マイナス160℃という超低温に冷却すると液体になるという性質を持っています。
下川：マイナス160℃の世界ってほんと、想像できないんですけど、え～、いまわたしがいるのが知多LNGターミナルの中にある知多LNGですが、え～、ここはどんな施設になるんでしょうか？
波多野：ここでは、え～、海外から運ばれてくるLNGを受け入れてタンクに貯蔵します。そして、貯蔵しているマイナス160℃の液体のLNGを使用する量に合わせて海水を使って温めてガスにし、中部電力の発電所、この基地のすぐそばにある知多火力発電所や知多第2火力発電所、また、海を挟んだ場所にある新名古屋火力発電所の3つの発電所に発電用の燃料として送っています。
下川：液体の、え～、LNGを貯蔵、そして使う分を海水でガス化して、え～、発電用の燃料として供給しているという施設なんですね。
波多野：はい、その通りです。
下川：あの、このLNGはクリーンエネルギーと言われていますけれども、どういった点がクリーンなんでしょうか？
波多野：こちらは、え～、天然ガスを液化する際にガス中の硫黄分などを取り除いているため、再びガス化して燃焼させても大気汚染や酸性雨などの原因となる有害物質が出ないクリーンなエネルギーとなっています。
下川：すすとか、その硫黄酸化物が出ない、ということですね。
波多野：はい、その通りです。
下川：じゃ、生活面でも安心ですよねぇ。
波多野：はい。非常にクリーンなエネルギーです。
下川：さあ、この知多LNGターミナル、とにかくスケールの大きい場所なんですけれども、またあした、そのスケールの大きさについてお話し、伺っていきたいと思います。波多野さん、あしたもよろしくお願いします。
波多野：はい、よろしくお願いします。