「Re:皆様に伺いたいことがあります。」
ヨシ様へ


こんにちは。

私の母親（65）のことをお話いたします…。
母親は発病から3年、いまは、完全に寝たきりで特養で過ごさせて頂いています。食事も排泄も全介助で、排泄感覚もありません。手と脚は自力で動かせませんし寝返り等もできませんので、体位変換とエアーベッドで対応してもらっています。
思考はクリアですが、言語表現はたどたどしく途切れ途切れの会話です。

視覚と感覚も問題ですが

①ものは見えにくく、歪みや誤認を訴えます。また眩しがり、いつもカーテンを閉めています。
＊ご飯や麺など密集したものが虫に見える
＊天井に押し潰されるように感じる
＊カーテンのひだが人に見える
＊一人のひとが複数に見える
など幻視とも思える症状があります。

②皮膚感覚の過敏と幻覚
＊掛け布団やタオルケットを、重い、皮膚に触れる部分が歪んでるから常に微調整を訴える、触れてない部分にまとわりついているように訴える、
＊車椅子からトランスしたときの、最初の枕への触れかたがしっくりこないときは、すべて最初からトランスしなおす。皮膚感覚の第一印象で悪ければ、不快感を泣いて訴えます。
＊手の位置、脚の位置も1㎝単位の微調整。置場所により不快感を訴えます。


これらは
ほぼ半年前までの症状です。

いまは過敏から鈍化へ。
幻視はありますが皮膚感覚は排泄感覚とともに
失いつつあります。
手足の位置も自分では分からず、輪郭が分からないため
痛覚さえ鈍化。つねってもなにも感じないと言われるときがあります。

これが現実…
うちの母親の病気の進行の在り方です…。

とにかくいまは
『今』という瞬間瞬間をいかに
穏やかに過ごさせてあげれるか
見守りの日々です。

在宅介護をへて
施設での生活になりましたが

たまたま海の近くで、窓越しに潮風を感じ
じっとねてはおりますが、情緒も安定し
しかし思考はクリアですので
言語表現はたどたどしく途切れ途切れながら
お話もできます。

硬直化もじわりじわり進行していますが
今のところ、痛みも訴えません。

投薬は、眠剤と持病の高血圧の薬と、排便コントロールのための酸化マグネシウムのみです。

治験や緊弛緩剤なども少しだけ投薬されましたが
センモウや激しい弛緩を経験し、はやい時期にやめました。


悲しい現実ですが…
涙を流している隙もなく…(/_;)

情報交換のこのような貴重な場を通じて
あたたかい見守りを
続けてまいりましょう!