ミサと南大尉達はハンネの森神社に着いた。神主は温かい雑炊を作って待っていてくれた。「ミサさん、ミッソーと連絡が取れないので、子供達を朝霞駐屯地まで運んでおいた方がいいんじゃないかしら？弘人さんとミサさん、麻里子さんとお兄さんで運んでちょうだい。私とユキさんはトンネルへ帰って、ミッソーを探すわ。私とユキさんは戦闘訓練を受けているので、ミッソーの指揮下に入ります」南大尉は雑炊を食べながら言った。南大尉はミサをミッソーから遠ざけたかった。そのためそのような提案をしたのである。ミサも南大尉の考えている事は、十分承知していた。「南大尉、それは出来ないわ。私は純子の恋人の隆志さんを連れて来なければならないわ。そうして上げる約束を純子としてるのよ」