サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
- 
from: Dr. Slipさん 2025/09/25 10:34:10 icon フリー・ルポライターの裕子(16)、空挺部隊と共に(1)、第2次世界大戦の戦場巡り 
 (アポッタリー空軍基地へシフト) オマハ海岸での決着を見届けたので、裕子は少し遡って、上陸作戦の支援となった空挺部隊の活躍を見てみることにしたの。狭い範囲での時空間移動ならば結構精度高くやれるのよ。そこで着座標を1日前の英国にしたら、運よくアポッタリーという空軍基地へ着いたわ。C-47という輸送機がいっぱい駐機してて、空挺隊の出撃前の準備作業に忙しそうね。ここからはアメリカの101空挺師団の506連隊が飛び立つんだって。」 (軍曹さんにインタビュー) 「ここアポッタリー空軍基地は101空挺師団のカラヒー旅団の出撃準備でおおわらわの状態だったわ。そんな大変な時なのに、イージーカンパニー(E中隊)のゲルニアっていう軍曹さんと話をすることができたの。ここにいる隊員は高級指揮官以外は全て初めての実戦なんだって。何が怖いか良く分かんないことがとてつもなく怖いんだって。何だかわかる気がするわ。この人のお兄さんは先週イタリア戦線のモンテカッシーノってとこで戦死しちゃったらしいの。その知らせが昨日の夜に届いたんだって。出撃前夜なのにほとんど眠れなかったでしょうね。いろんな意味で戦争ってのはストレスだらけなのね。」 (ユタ海岸の背後へ降りる!) 「作戦の概要が出撃前のブリーフィングで中隊長から通告されたわ。コタンタン半島のユタ海岸の背後に降りて、上陸作戦の支援をするとともに、速やかに南下してカランタンの町を制圧して、ユタ海岸とオマハ海岸からの上陸部隊を繋ぐことが任務なんだって。でも狭いノルマンディ半島に3万人が降下するから、しかも嵐の中を一斉に降下するから、かなりの落下傘が海の中か沼地に落ちる可能性が高いなんてことも言ってたわ。実際昨日から突風が吹いていて、1日決行が延期されたんだってけど、天気は全く好転しないのに、今日を逃すと1月以上も繰り延べなくっちゃならないとかで、どうしても強行しなくっちゃならないんだって。大変なことになりそうね。」
コメント: 全0件

 
         
        

 
           
      
 
         
         
         
       
      
 
         
              