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  • from: ☆(⌒杰⌒) AMA-G'ですさん

    2009年08月11日 18時41分30秒

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    まなぐ凧で秋田美人としっぽり


    バランスの良さって、人間同様に大事かも…、
    ★(⌒杰⌒) AMA-G'です

    手頃な値段とバランスの良い味で
    時々、飲むのが、秋田の「まなぐ凧」。

    2千円以下でも、美味い純米酒を造っているのは
    その生産量が多いからコストパフォーマンスが良い、
    という理由以外に、その蔵の企業努力が大きい、とワシは思っている。

    すごく乱暴な計算だが、
    製造原価+利益=販売価格とするなら
    材料の質を落とさず製造コストを低減し
    適正な利益を加味した上での販売価格が
    一升で2千円以下、というのは素晴らしい。

    AMA-G'が普段飲みの純米酒の価格の
    目安を2千円前後に置いているのは
    こうした理由による。

    五千円も一万円もする日本酒を単純に有り難がる
    価値観をワシは持ち合わせていない。

    経験的に、
    価格が千円前後では、
    たとえラベルに「純米」と謳っていても
    飲めばやはり〝うっ〜〜〟というのがほとんど。

    それが2千円台に近づくにつれて
    品質は価格に比例していく。

    2千円〜3千円台で品質の良い品揃えをしている
    酒蔵は、やはり〝エライ!〟と思う。

    日本酒は、構えて、意気込んで飲むものではなく、
    ごく日常的な晩酌の友として存在すべきだ。

    青色吐息で醸造を続ける酒蔵の現状からすれば
    5千円欲しいと希望するかもしれんが
    世界に誇れる、我が国の日本酒の将来を考えれば
    ワシら飲み助が、ごく日常的にそばにおいて
    楽しめる価格帯で販売できる努力をしてほしい。

    で、
    そんな普段使いの純米酒が
    この秋田の銘酒「まなぐ凧」だ。

    価格は1600円台〜1700円台くらい。
    バランスの良い味わいは、
    まるで秋田美人のように(付き合ったことはないが)
    素直で優しくほっこりした飲み口だ。

    真鯛など淡泊な刺身が合う。
    個性を主張しすぎないので
    生姜とこんぷ醤油だけの冷や奴だけでも
    十分美味しく飲める。

    〝まなぐ〟とは〝眼=まなこ〟の意味らしいが
    ラベルの凧のでっかい目ん玉イラストが印象的だ。

    秋田は随分と昔に、仕事で角館に行ったことがあるくらいだ。

    当時のワシは某出版会社に勤務していて
    スポーツ系のビデオセットを
    小中高のクラブ向けにセールスして回る
    仕事をしていた。

    できれば、
    そういう仕事でではなく
    純粋なブラリ旅で秋田を訪れてみたい。

    そして、叶うなら
    現地の楚々とした三十代前半くらいの
    離婚歴有り、子供なし、身長165センチ、
    肉付きの良いぽっちゃりした、秋田美人に
    この「まなぐ凧」をぬる燗で、お酌してもらいたい。

    酒専門店でもなんでもない
    町のスーパーの日本酒棚には
    売れ筋でない定番以外の銘柄が置かれることはあまりない。

    それでも、スーパーによって卸や仕入れ先との関係で
    大手以外の日本酒の顔ぶれには違いが出る。

    一度、近所の×協で定番以外の地酒を置いてくれるよう
    店内の投稿カードに書いたことがあったが、
    すげなく断られたため
    そことは別のスーパーで日本酒を買うようになった。

    むろん、そことて、
    品揃えは変わり映えがしないのだが
    時たまの陳列フェイス替えや
    特売の事情とかで、おもわぬめっけもんの
    銘柄が置かれることがある。

    「まなぐ凧」は定番中の定番銘柄で
    それだけ固定ファンも多いのだろう。
    そのスーパーには
    いつも数本の在庫が用意されている。

    東北地方でワシが訪れたことのある県は、
    青森・岩手・宮城そして秋田のみ。
    大学時代の同級生の故郷である山形には
    まだ行ったことがなく、
    福島もついぞ訪れる機会がなかった。

    話は変わって、
    70年代フォークの旗手の一人、というかひとグループに
    「かぐや姫」がいるが、
    その楽曲に「おまえのサンダル」という名曲がある。

    曲の世界は、いわゆる〝四畳半フォーク〟を
    地でいっているもので、「地方→上京→下宿→同棲」
    という、もういかにもな70年代の
    学生の風俗を表現している。

    ま、「神田川」や「赤ちょうちん」の
    流れと思えばよい。

    その歌の歌詞の中に、
    下宿の大家に内緒で一緒に暮らしている彼女と
    部屋の中で、地図を見ながら、汽車のない旅をする、という
    くだりがある。

    主人公の男子学生は、おそらく南の方の国から
    上京してきてこの下宿に暮らし、
    金がないことを言い訳に
    女に苦労をさせているといいつつ
    部屋の破れた障子窓から夕日を眺めるたびに
    菜の花が咲き誇る、故郷の田園風景を
    懐かしく、わびしく、思い出している、のんきな奴。

    そんなだから、
    女の履く赤いサンダルを隠して
    狭い下宿で暮らしつつ
    旅に出る金などないから
    古びた地図を見ながら、旅をした気分に浸っているわけだ。

    ワシの全国純米酒めぐりも
    ある意味、この汽車のない旅のようなものかもしれない。

    鉄道マニアの〝鉄っちゃん〟が
    時刻表のみから、どれだけイメージをふくらませて
    全国津々浦々の土地を画像として脳内に再生できるのか
    わからんが、ワシらとて
    日本酒のラベルから、その酒が醸された土地の
    風景を思い描くことは、できなくもないかもしれないかもしれん。
    (どっちだんねん!)

    表ラベルにその土地の風物詩がらみの絵柄が
    表現されている場合もあるけれど
    むしろ、裏ラベルの日本酒スペック欄から
    その酒の由来や使用米・精米歩合などとともに
    蔵の住所欄やひとことコメントから
    開封前の期待感が高まる。

    日本酒の一升瓶というものは
    それが二千円前後の商品であっても
    その存在感と量感ゆえか
    どこかぜいたくな気持ちになる。

    ワシだけかもしらんが、
    同じ酒を飲むという動機においては
    ワンカップは論外だし、四合瓶(720 ml)
    などと比べても、
    「酒を一升瓶で購う」という行為に
    どこか酒飲みの真骨頂があるのではないか。

    いま、ふと
    アニメ「巨人の星」で
    ちゃぶ台の前で一升瓶を抱えた星一徹が
    コップ酒をあおっているイメージが浮かんだ。

    たしかに、そういうイメージも……ある。

    が、しかし、
    ワシが初めて買った一升瓶の純米酒の
    包装紙…あるいは、たまに瓶の保護用に
    使われている白い不織布みたいな包装資材を
    開封する時の心境というのは、
    長い間あこがれていた夢のアイドルが
    あろうことかワシの家にやってきて、
    雨に濡れた(なぜかその日は外は雨なのね)薄くて
    品質のよいレインコートを、柔らかに身をくねらせながら
    はらりと脱ぎ捨てる時の気持ちに似ているのだ。

    長いセンテンスで
    なにをスケベーなことを、と言わないで欲しい。

    分かる人にはわかるのだ。
    この気持ちは。

    だてんで、今日はここまで。
    また次回、AMA-G'の妄想にお付き合いください。

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