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  • from: ☆(⌒杰⌒) AMA-G'ですさん

    2009年11月25日 10時38分52秒

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    四国・高知の酒は意外にもすっきり・あっさり


    牡丹の花がラベルに咲いたよ、高知「司牡丹 花」純米
    ★(⌒杰⌒) AMA-G'です

    今週の純米酒は、高知の銘酒・司牡丹の〔(花)純米酒〕だ。

    なじみの酒屋の冷温室の棚にあった
    ラベル中央に大きめの牡丹のイラストが
    とてもキレイなこの純米酒を、思わず手にしてました。
    ※Pho.借用→金澤留造酒店のHPより。

    以前、同じ土佐の高知の純米酒「酔鯨(すいげい)」を飲んだときは
    その引き締まった、淡麗でありながら個性のある味わいに
    〝これはカツオで一杯やるにはぴったり〟
    〝さすが、高知の酒は自己主張しているな〟なとど、
    妙な感心をしたものだ。

    だが、
    今回のこの「司牡丹」は、さらりとした飲み口と、フルーティな香りが
    とても繊細で、これが「酔鯨」とおなじお国の純米酒とは思えなかった。

    酒蔵「司牡丹酒造」の前身は400年以上の昔にまで
    その歴史が遡れるという〝老舗〟。
    関ヶ原の論功勲章で家康から土佐24万石を賜った
    領主に伴いこの国に入植した酒造りの職人たちがその祖だとか。

    薄桃色の花のイラストが美しい〔(花)純米酒〕のスペック。

    「てんたかく」と「山田錦」の二種の原料米をブレンドし、
    精米歩合70%、日本酒度+5.0、酸度1.3、
    アルコール度数は14.8%と、公表されている。

    「てんたかく」は、最近、富山をはじめ
    各地で栽培されている注目の酒造好適米で
    この米で醸した酒は、優しい口当たりのものになるという。

    司牡丹〔(花)純米酒〕は
    精米歩合に関して言えば、いわゆる一般的な「純米酒」の範疇だが
    その香りはフルーツのような吟醸香を放っている。

    色味は無色であり、一口含むと直裁に〝辛口〟の印象がある。
    ワシは、俗に言うところの〝辛口〟というのを
    日本酒でもビールでもまったく評価しない。

    №1の辛口ビールとかいいつつ、いかにも日本を代表するかのように
    奢っている某ビールなど、風呂上がりの一杯目はともかく
    2杯目以降を飲む気はまったくしない。

    さらに付け加えるなら、
    このメーカーの造るビール、発泡酒・第3のビールで
    美味いと思ったものは皆無だ。
    ※嫌いなのになぜそう断言できるか?自分の意志とは無関係に
    飲まざるを得ないケースがあったから飲んだだけだ。
    そのたびに、やっぱりこのメーカーのビールは
    ことごとく嫌いだ、との思いを新たにする。

    営業戦略の巧みさと製品の真の美味さとは比例しない。

    さて、そんな某ドライビール批判はともかく、
    日本酒においても「辛口」云々は、〝笑止!〟以外の何ものでもない。

    心ない酒造メーカーの多くがかつて自らが
    「三増酒」のベタ甘な酒を造っておきながら
    世の中が〝辛口〟志向に傾いた途端に、
    「男は辛口の酒」などと、ふざけたコピーをCMで流すにつけ
    〝何をいってるんだ、バカヤロー!〟とたけし調に糾弾したくなる。

    辛口が美味いと考える呑兵衛の多くは
    「三増酒=安い=甘い=悪酔い」の誤解のスパイラルに陥って
    酒は〝辛口〟の方が美味いのだ、と盲信してしまった。

    本当に美味い日本酒は「甘口」である、とさえ考えいる。
    その〝甘さ〟というのは、醸造用アルコール、糖類添加の
    人工的な甘さではなく、酵母と麹に由来する日本酒本来の〝旨み〟である。

    閑話休題……。
    〔(花)純米酒〕は、前述の通り、
    口当たりもすっきりしていて、東北地方(我ながらおおざっぱなくくりで恥ずかしいが)
    の濃い口の純米酒が好きな人には、多少肩すかし気味なくらいの
    さらり感だ。
    ※似たような口当たりの純米酒に
    北海道・旭川の「御免酒」(男山酒造)が、ワシの味蕾の記憶にある。

    司牡丹の口開けは、
    「マグロ・タイ・サーモン」の刺身三種盛りを肴に三合飲んだ。
    こうしたすっきりした純米酒は、
    白身の刺身よりは、マグロやカツオのような、
    味の濃いものに良く合うのじゃなかろうか。

    新しい純米酒を開封して、
    ポンと音をたてて開栓し、
    片口にとくとくと移して、
    利き酒猪口で初めて呑む時は、いつもワクワクした気持ちになる。

    昨夜は、2勺くらいのごく小さな
    蛇の目猪口で呑んだけれど、
    これくらい小さな猪口で、くいっくいっと純米酒を呑むのは
    とても気持ちがいい。

    いかにも呑兵衛らしく
    八勺や一合入りの利き酒猪口に
    水面張力ギリギリまで注いで
    タコ口状態で唇を突き出しつつ飲むのもよいが、
    2勺ほどの、これくらい小さな猪口で
    注いではくいっ、注いではくいっ、と一気に飲むのも
    また実に呑兵衛の幸せの真骨頂を感じる。

    「司牡丹」の名の由来は、
    この酒蔵が醸す酒を気に入っていた
    明治政府の田中伯爵という人の命名によるという。

    牡丹は百花の王であり、その牡丹の中の司(つかさ)になれ、
    という意図であるという。
    牡丹という花を実際に見ることはあまりないが
    中国原産といわれる牡丹には、高貴さともに
    なにやらゴージャスな印象がある。
    でも、
    今回、飲んだ「司牡丹」はじつに楚々とした、そう、譬えるなら
    すらりと背の高い和服姿の年増美人を思わせるイメージがある。

    三合飲んでも、まったく嫌な酔い心地はなく
    ゆっくりと、米のエキスがカラダを巡るようであった。

    久しぶりに覗いた酒専門店ではあったが、
    以前より品揃えが良くなっていた。
    相変わらずタバコ臭い店番の兄ちゃんには閉口してしまうが
    冷温室の中で、純米酒の酒棚を、あれこれ品定めするのは
    楽しく心豊かなひとときである。

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