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  • from: ☆(⌒杰⌒) AMA-G'ですさん

    2009年12月22日 18時28分10秒

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    北関東の老舗酒蔵の、吟醸香薫る 純米・冷やおろし



    フルーティ、そして高いコストパフォーマンスに驚いたよ……。
    ★(⌒杰⌒) AMA-G'です
    今週の純米酒は、
    栃木・第一酒造の〔ひやおろし 純米 〝開華(かいか)〟〕だ。

    栃木といえば最近話題なのが
    栃木出身の漫才コンビ〔U字工事〕。
    方言漫才を全国レベルに引き上げたという点においては
    〔博多大丸・大吉〕以上の功績だといえる。

    だいたい、
    関東地区以外に住む、土地の人間にとっては
    栃木をはじめとした北関東各県の配置は
    たいていあやふやだ。

    西から「群馬」「栃木」「茨城」…
    その下が千葉で、その左が埼玉…で正解?

    こんなに狭い日本でありながら、
    訪れたことのないエリアの都府県の配置を
    よく覚えてないというのは
    早い話が、その都府県がどこにあろうが
    関係ないからだろう。

    ところが、
    こと日本酒の醸造に関しては
    各地の地域性がとても重要な要素になる。

    たとえば、
    〝水が合わない〟という言葉があり、
    その土地と自分との相性を説明することがある。

    その例で言えば、
    関西地区で醸された日本酒は
    そのエリアの仕込み水のせいなのか
    悪酔いしてしまうことが多い。

    すごくおおざっぱなくくり方で
    科学的な根拠に乏しいが、
    京都や兵庫・大阪の日本酒が
    どうも口に合わないのは、〝水〟が合わないのかもしれん。

    さて、
    今週飲んだ、栃木の地酒〔開華〕は実にいい!

    ひとくち含んだだけで
    甘い吟醸香が広がり、
    フルーティでやわらかなな口当たりが上品なのだ。

    ■スペック紹介…。
    精米歩合65%
    栃木県産「あさひの夢」、富山県産「五百万石」
    日本酒度 +1.5
    酸度 1.4
    アミノ酸度 1.3

    二千円台前半の価格を考えれば
    実にコストパフォーマンスの高いといえる。

    第一酒造について、同社のHPから抽出してみると…

    創業は1673年(延宝元年)というから、約330年の歴史。
    小仕込みによって、米・水・造りのすべてにこだわり
    ふくよかで洗練された味わいの逸品を生み出している。

    全国新酒鑑評会では過去10年間に、
    金賞を7回受賞していて
    全国に二千あるといわれる酒蔵の中でも
    上位13位にランクされている。

    現当主は十一代目、杜氏は酒造り歴21年のベテラン。
    その杜氏いわく、
    〝飲んだあとにふわっと広がる柔らかな米の旨み〟
    があるような酒造りを目指している
    とのことだが、〔開華〕は、その言葉通りの美味さだった。

    ちなみに同社の専務のカミさんは
    企画室長を担当し、県内初の〔女性酒造技能士〕であるとともに
    SSI公認の利き酒師かつ日本酒学の講師でもあるというから
    単なる伝統だけの老舗ではない、革新的酒蔵のようだ。

    栃木は、那須連山・日光連山・八溝山系などの
    深い山々を水源とする、良質な水が得られる土地。
    同酒蔵の仕込み水も
    日本の名水百選に選ばれた佐野の伏流水を使用している。

    今回飲んだ〔開華〕は、当初、明治の文明開化にならって
    〔開化〕と銘々されたが、
    「化」の文字が〝化ける〟で語意がよくないことから
    昭和になって「華」に変更、現在の〔開華〕になった。

    文字通り、
    華やかに広がる吟醸香とも言えるこの香りは
    真鯛や平目などの白身の刺身のぴったり。

    この日もいつも行く魚屋で購った
    平目の刺身で〔開華〕を飲んだが、
    やはり日本酒そのものが美味いと
    いつもの刺身も格別なのである。

    老舗だから〝美味い〟のではけっしてないが
    三百年以上もの長きにわたり
    飲み続けられるというのは、〝商品的魅力〟がある、
    ということなんだろう。

    さらに、
    この価格帯でこれだけの味が出せる
    「技術力」と「適正価格を貫く信念」は
    経営理念が如何に末端消費者の側に向かっているか
    の証拠だろう。

    手間暇をかけて自信のある酒が出来たら
    五千円・一万円で売ってもいいんじゃないかと
    普通は考えるよね。

    しかし、それじゃあ
    より多くの人に飲んではもらえない。

    そんな
    経営とポリシーのせめぎ合いの中から
    この美味さでありながら
    この価格で販売することを決めた
    経営者は正直〝エライ〟と思う。

    ちなみに、
    「ひやおろし」とは一般的に
    冬季に醸造した酒を春から夏にかけて冷涼な酒蔵で貯蔵・熟成。
    火入れをせず、秋以降に瓶詰めして出荷するものだが、
    この〔ひやおろし 開華〕も、この熟成が生み出した
    あじわいなのだろうか。

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