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  • from: ☆(⌒杰⌒) AMA-G'ですさん

    2010年01月27日 17時44分58秒

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    虚しい外飲みをやめて、心温まる家飲みがオススメ


    家飲みが好きになったのはおやぢになった証拠か?
    ★(⌒杰⌒) AMA-G'です

    外に飲みに行くということがまったくない。
    (学生時代には千円つかんで徒歩30分の隣町・居酒屋Wに通ったというのに…)

    家計費のうち、ワシに回ってくる小遣いは
    外飲みを許すほどのゆとりはなく
    それよりも
    行きつけの酒屋で新しい純米酒の1本を買うか
    趣味のアコギ弾きのために
    Netオークションで掘り出し物のアコギを
    買う方に、お金を使う方が価値があると、考えるようになって久しい。

    ワシくらいの年齢で
    それなりの企業で、それなりの地位と収入を得ている人は
    月に2〜3回は盛り場に出かけていき
    一度に、USEDアコギ一本分くらいのお金を平気で使い、
    さらに、たまには会社の部下におごったりもするのだろう。

    そんなことは今のワシには土台無理であり、
    それほどの甲斐性は、ワシにはまったくない。

    もしも
    子供がいない、あるいは独身だったとしても
    ワシは今と同様に、きっと外へは飲みにいかないだろう。

    なんのかんのと言っても
    人というものは、自分の価値観を優先して生きている。
    難しい理屈ではなく
    それが自分にとって必要なのかそうでないのかを
    いつも判断しながら生きているといってよい。

    その人のお金の使い方で、そのことが如実に表れる。

    有り余る財産があり
    使い切れないほどの小遣いがある人の場合、
    選択しなければならない場面で、当人の価値観に出番はない。

    つまり、
    〝それは価値あるや無しや?〟を自分に問うこと無しに
    なんもかんも即金買いし、飲みかつただ浪費すればいいのだから。

    今、手元に三千円があったとして、
    二千円で酒屋から純米酒を一升買い
    残りの千円で値引きの刺身とつまみになる総菜(雪花菜や菜の花のお浸しなど)
    を用意する。

    そう考える人間と、
    料理屋の店主まかせで
    有名銘柄の大吟醸を含めた和食のフルコースを堪能し
    数枚の万札を支払う人間と、
    どちらが幸福か?

    それもまたその人の価値観によって変わる。
    どちらが幸福かと問うこと自体が無意味かもしれない、

    いまこの時点で、
    使える財布の中身と相談して
    ささやかな幸福感が得られるやり方で
    楽しむことができれば、その人は幸いだ。

    今月もまた
    米国輸入のUSEDアコギを格安の掘り出し価格で落札したため
    次月の小遣いをもらうまでは純米酒が買えなかった。

    なけなしの有り金で、一度だけ
    千円の格安純米酒を買い、三度に分けて晩酌をした。
    (つましいなぁσ(^◇^;))
    あとは、もらい物の発泡酒や湯割りの焼酎でごまかした。

    なけなしの小遣いから
    新しい純米酒を一本買うときの心持ちは
    まるで、遣わずに貯めた小遣いを握りしめた子供が
    村でただ一軒の駄菓子屋で買い食いをする心境と同じ。

    というわけで、
    今月もなんとか小遣い支給日まで
    無駄金(USEDアコギは決して無駄ではないのだ)を遣わず
    最終週に、ようやく純米酒を一本購うことができた。

    それが、
    岩手の老舗酒蔵「月の輪酒造店」の
    〈純米酒 月の輪〉だ。

    この酒蔵「月の輪酒造店」は明治19年から酒造りを始め、それ以前は麹屋だったという。
    代々、当主が杜氏を務めていたが、3年前より女性当主が杜氏となっている。
    以前、新潟の純米酒で、やはり女性杜氏の手による酒を飲んだ。

    女性杜氏だから繊細で…みたいな月並みな表現は…しない。
    が、この蔵は、
    全国新酒鑑評会で過去10年間で7回金賞受賞、というから、
    その実力は間違いがない。

    日本酒の効能の一つに、酒粕成分の「抗ガン作用」や麹酸の「美肌効果」があるが
    日本酒を美味しそうに飲む〝横顔美人〟は、たしかに絵になる。
    成人コミックにも女性杜氏を描いた作品があり、
    杜氏=無骨で無口な田舎の親父、というより、女性杜氏の方がイメージは良いな。

    同蔵のある、岩手県紫波郡紫波町には
    〝月の輪形〟という史跡があるそうで、
    ここから蔵名を採ったといい、その史跡ははるか鎌倉時代にまで
    伝説の源を辿ることができるとも…。

    まずは〈純米酒 月の輪〉のスペック…。
    精米歩合/65%  使用米/岩手県産 ひとめぼれ
    〝燗してもよし、冷やでもよしのイチ押しの純米酒〟だと。
    ひと言で言えば「濃酵・辛口」。

    光遮断のための
    マット系の黒色の包装紙をずりずりと剥がし開けば…
    よくある濃いグリーン系の瓶色、白地に墨痕鮮やかな
    筆文字の「月の輪」の筆文字。

    今回は、
    魚屋さんの切り落とし刺身で口開けである。

    腕の良い魚屋の職人は切り落としとなると
    スーパーの鮮魚売場モノのような大きな刺身は残っていなくて
    極限まで削いだ、その余りが〝切り落とし〟として販売される。

    それでも、
    今回は、甘エビ・真鯛・平目・サーモンの盛り合わせで、
    しかも、オマケに平目のエンガワまで入っていた。

    さっそく「月の輪」の試飲。
    〝女性杜氏だから…〟言うまいと思っていたが
    口当たりが実にすっきりと軟らかである。

    香味は少なく、色味も淡泊ではあるが
    ほのかな香りは上品で、嫌みがない。

    日本酒醸造における杜氏の立場は、
    他業種でいうところの監督・ディレクターに当たるが
    やはり女性杜氏が醸した日本酒、というべきなのだろうか。
    (妄想だが)色白で端正な顔立ちの女性杜氏が目に浮かぶ。

    ワシが今まで飲んだことのある岩手の純米酒は
    どちらかといえば、芳香豊かでしっかりとした濃口の
    ものが多かったように思う。

    そのつもりでこの「月の輪」を口に含むと
    少し驚くとともに〝おおー、これもなかなか良いではないか〟
    と納得してしまう。

    時々、ワシの純米酒を味見で相伴する
    カミさんも「すっーと飲める」との評価。

    小遣い節約してようやく購えたこの〈月の輪〉。
    二千円ちょっとの価格ながら
    いわゆるコストパフォーマンスの高い一本である。

    ぜひ一度、ご試飲を!

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