新規登録がまだの方

下の[新規登録]ボタンを押してコミュニティに登録してください。

新規登録(無料)

登録がお済みの方はこちら

コミュ二ティポイントのご案内

詳しく見る

大好き、日本酒

大好き、日本酒>掲示板

公開 メンバー数:5人

チャットに入る

サークルに参加する

サークル内の発言を検索する

新しいトピックを立てる

サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。

閉じる

  • from: ☆(⌒杰⌒) AMA-G'ですさん

    2010年11月11日 18時04分37秒

    icon

    【感動も落胆も、純米酒巡り旅の一里塚なのだ】



    【感動も落胆も、純米酒巡り旅の一里塚なのだ】

    ★(⌒杰⌒) AMA-G'です

    ワシが酒屋で純米酒を選ぶとき
    銘柄というかネーミングというか
    酒瓶のラベルの名前は結構ポイントだったりする。

    最近は、
    酒蔵の世代交代で若い当主などが
    奇をてらったネーミングやちょいと予算をかけて
    ラベルデザインを外注したりと
    いろいろな工夫が見られて実に楽しい。

    もちろん、歴史のある藏が
    昔ながらの伝統をよく守って、
    今ではむしろ斬新とも思えるレトロなラベルのままなのも
    けっして悪くはない。

    中には、
    余計な工夫は無駄だとばかりに
    ごくシンプルなラベルもあり
    それはそれで余計な費用をかけずに
    本来の酒づくりに予算を割いているかとも思え
    それもまたひとつの主張かなと考える。

    ラベルの次には当然価格がポイントになる。
    このサークルで何度も書いてきたが
    ワシは一升瓶で二千円前後の価格で販売している
    純米酒を購入の際の一つの目安にしている。

    正月やちょっいとフトコロがあったかい時なら
    身分不相応に三千円クラスまで
    選択の幅を広げることもあるが
    二千円で美味い酒を造る蔵なら
    それ以上の価格ならたいてい安心して飲めるというものだ。

    ネット社会となり
    PCがNetにさえつながれば
    全国各地の銘酒が通販で届く便利な時代だが
    酒に関しては身近な店で実際に手にできるものを選ぶことを
    なんとはなしの自分の身上にしている。

    PCのモニターで酒のPho.を確認できても
    一升瓶のあの重量感は実際に手にとって
    おおーこりゃなかなかいんでないかなどと
    ひとりごちてしたり顔するのが結構酒飲みの
    醍醐味だったりしねーべか?

    本醸酒以外を燗して呑むことはまずないが
    純米酒はやはり常温だなと改めて思う。
    調子こいて、この夏、冷やして呑んだが
    たしかにすっきりさっぱりくいくいと喉こしはよかったが
    よくよく考えると、その酒の旨みというのは感じにくかったな。

    去年亡くなった長兄が
    酒を冷やして呑むなんてのは邪道だと言っていたが
    中学くらいから酒を飲み始め、
    高校卒業後、東京・高円寺の寿司店に勤めただけあり
    酒と食べ物に関してはプロとしての一家言を持っていた。

    いまさらながら、
    その兄の後追いだが、
    純米酒の本当の美味さは常温にあると思い知る。

    もちろん、
    常温ったって、暑い盛りの炎天下は常温ということでなく
    やはり、日の当たらない、室や床下収納や藏なんかの
    冷暗所に置いておくわけだが、
    ちょうどいい具合の〝常温保存〟つーのは
    酒にとっても居心地がいいらしい。

    燗酒は燗酒でその美味さというのは
    乙類焼酎のお湯割りやホットウイスキーなんかとは
    比べものにならない奥ゆかしい酒の美味さがあって
    けっして嫌いじゃない。

    「ひと肌」「ぬる燗」とか、かっこつけていう事もあるが
    ちょっいとつけすぎた燗も悪くはない。
    安い三増酒を、熱々の「熱燗」で呑む時の
    あの食道あたりの熱伝導じわじわってのも
    いかにも酒飲んでるぜーって実感があって
    これまた日本酒飲みの醍醐味だったりする。

    いつでも、
    初めての純米酒の栓を開けるときには
    子供じみたワクワク感でいっぱいになる。

    〝神の舌〟を持っているわけではないから
    テイスティングなど大げさで、できるわけないが
    開栓後、利き酒猪口に注いで、最初に一口含んだときの
    感動やがっかり感は、良くも悪くも軽いスリルがある。

    二千円出して期待以上の味でしばらく楽しめるのと
    肩すかしでその後の2.3回の晩酌が味気ないものになるのと
    どっちに転んでもそれはそれで純米酒巡りの楽しみといえる。

    大手の酒造メーカーはいざしらず
    日本酒造りというのは、
    他のアルコール、ビールや焼酎などと比べても
    いや、ワインやウイスキーなんかとも比較しても
    〝職人の手作り感〟が色濃くあるよな。

    オートメーションの流れ作業で
    ががががーーーと流れてゆくビールなんかの
    ラインとは全く対極にあるような
    伝統的な工程による〝醸し方〟が、日本酒の特徴だ。

    専門的なうんちくを持ち出すまでもなく、
    主食としている米を昔ながらの手間暇で
    じっくりと美酒に仕上げてゆく日本酒、とくに純米酒。
    その新しく出会った一本を封切って
    その香りと舌触りを確かめるときは
    いつも、軽い感動を覚えるものだ。

    日本酒は杜氏や藏人など
    醸造に関わっている人間と製品の距離がごく近いので
    日本酒をあじわうワシらも、そうした人たちとの
    目に見えない距離感、無言の会話を空想することができる。

    実際の空間的距離にしたところが
    せいぜい北海道から九州までの距離だから
    創造可能なその土地のことを
    日本酒を通して夢想することだってできる。

    バーボン呑みながらテネシー夢想。
    スコッチ呑みながらスコットランド夢想。
    テキーラ呑みながらメキシコ夢想。
    出来ないことはないが、適当だろう。

    そこへいくと、
    日本酒はその夢想度合いも精度が高い。
    行ったことはないが、岩手なら岩手の、
    信州なら信州の、高知なら高知の、
    だいたいのイメージは浮かんでくるってなものだ。

    だから、
    今日も今日とて、
    地酒の純米酒を傾けながら
    ○○のことをちらりちらりと夢想しているのだ。

    • コメントする

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • 拍手する

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0

    icon拍手者リスト

コメント: 全0件