今日もなんとか一日が終わった。



　この、「あとは寝るだけ」のひとときがたまらない。



　相変わらず主人は先に就寝。



　ふたり、いや最近ではﾈｺもいびきをかいているが、安心なのである。

　なかなか疲れがとれないでいるのに、夕飯の支度である。



　これは更年期症状ではなく、障害だ。

　週末に後回しにさた細かい家事や事務家事をしていたらこの時間である。



　浴室乾燥させた洗たくものをたたみながら思う。



　疲れた。

　ことのほか時間がかかった家事もやっと終わった。



　雨は止んだが冷たい空気はそのままである。



　今年の紅葉は去年より早く色づき、散っていくのも早い。



　濡れた落ち葉はよく滑る。



　足下注意である。

　気温は6度、冷たい雨が降る朝である。



　体調は少し良くなった。



　とりあえず忙しい月曜日、できるだけ家事をする。



　無理はしない。

　ﾒﾝﾀﾙ面はさておき、ｱﾒﾘｶﾝﾀﾞﾝｽｱｲﾄﾞﾙである。



　元々、運動が苦手な私はﾀﾞﾝｽなど踊れるはずもなく、見るだけがやっと。



　しかもﾘｽﾞﾑ感もなく、まったくちがう世界。



　しかし、楽しそうに踊っているのを見るのは好きである。



　ｲﾔなことを忘れて、仕分け人も忘れてﾃﾚﾋﾞの前でしばし楽しむ。

　相手との意思の疎通ができないとき、孤独を感じる。



　が、それは深刻な孤独感ではなく、どちらかと言えばひとりの方が気が楽だと思う瞬間である。



　だれでも多かれ少なかれひとりになりたいときがあるはず。



　ﾎｯとしてため息をついて妙に安心する。

　湿地のﾌｨｰﾙﾄﾞでは機嫌がよく愛想を振りまく。



　買い物に出かければ、機嫌が悪くなり不貞腐れる。


　人混みで声が聞き取れず、えっ何？と聞き返すと。


　嫌味な態度をとるな、聞こえてるくせにと文句を言う。



　食べるのはこれだけか、と聞くから体調が悪いから食欲がないと答える。



　私が体調が悪いなか出てきたことを忘れて、ひとりでｽﾀｽﾀ歩いていく。



　こっちは頭痛がするというのに。

　今日はくもりの予報なのになかなかくもらない。



　主人は出かけたいのかｲﾗｲﾗしはじめた。



　ｿﾌｧに座り貧乏ゆすり、物を乱暴に扱う。



　出かけたいなら出るけど、と言うと。



　具合悪いんだろ、出てもっと具合が悪くなったら俺のせいにするし。



　そんなことないよ。



　休みの日に晴れているのに外出できないと主人はｲﾗｲﾗする。



　出たければひとりで行けばいいのに、それもできないらしい。



　段々大声をだしはじめたから、怖くて外出の支度をした。



　寝ていても心配はおろか、そんなに寝たら目がくさるとか嫌味を言う。




　こういうのは耐えられない。



　外出して外で倒れた方がましである。



　今は湿地のﾌｨｰﾙﾄﾞで主人を遊ばせている。



　私は具合が悪いに決まっている！！。

　くもりかと思っていたら晴れた朝である。



　今日こそ体調を良くしたいと願うばかり。