【沖縄・慰霊の日と世界遺産・富士山】
皆さん、おはようございます。
今日は日曜日ではありますが、二人の孫を預かるので「英気」を養う（？）ために散歩は中止です。
（ふーたんはまだ寝ていますo(^-^)o）

さて、まずは今日（６月２３日）の「沖縄・慰霊の日」についてですが・・・

「太平洋戦争　児島襄・著」の「沖縄戦」の記述に、『６月１８日（１９４５年：昭和２０年）真壁の洞穴内の野戦病院にいた「ひめゆり部隊（女学生３７人）」は解散命令をうけて学生服に着替え、「海征かば」を歌い脱出しようとした時、自動小銃により３２名が戦死した。
「第３２軍」の兵力は約１万以上を数えたが、みるみる減って行き沖縄戦の最後に勇戦したのは、本来の兵士を除けば「鉄血勤皇隊」の少年たちだ。
６月２３日、牛島中将は長中将とともに割腹自殺した。
沖縄戦の被害は、日本１０９，６２９人（島民義勇兵含）他に島民約１０万人、捕虜７，８４１人。　米国戦死７，６１３人、負傷５８，０１８名』とあります。

また、「沖縄戦史　上地一史・著」は、日本軍が徐々に沖縄本島南部に追いつめられる様子が克明に記述されていて、著書の最後の方に、『１９４５年（昭和２０年）６月２３日、アメリカ第十軍は日本軍の敗残兵掃討をはじめ、推定８，９７５名の日本兵が倒され、２，９０２名の兵隊と９０６名の軍属が捕虜となり、この間アメリカ軍は７８３名の死傷者をだした。
大本営は１９４５年（昭和２０年）６月２５日午後２時３０分、第３２軍の玉砕を発表した。
１９４５年７月２日、アメリカ軍は「琉球戦の終了」を宣言した。
アメリカ軍が沖縄占領に払った犠牲は大きく、死傷者４９，１５１名（そのうち１２，５２０名が戦死または行方不明）。
日本軍の被害はさらに大きく約１１万の兵員を失い７，４００名以上が捕虜になった。』とあります。

２００９年沖縄那覇国際通りの店で貰ったパンフレット「慰霊の日（６月２３日）」には『先の大戦では国内で唯一、地上戦が行われた沖縄。　２０万人を超す戦死者を出し、そのうち９万４千人が兵士以外の一般住民や子供達だった。
これら戦没者の霊を慰め追悼し平和を祈る日として、沖縄県が１９７４年に６月２３日を「慰霊の日」と定めた。
１９４５年６月２３日未明、沖縄防衛第３２軍司令官の牛島満中将と同参謀長の長勇中将が糸満・摩文仁の司令部壕で自決し、沖縄戦での組織的戦闘が終結した日にちなんだとのこと。』と書かれています。

私共日本が平和で豊かであることは、先の戦争などでお亡くなりになられた方々の「尊い犠牲」の上にある事を決して忘れてはならないと思います。


さて、次は「世界遺産・富士山」について・・・
（非常に残念な事だと落胆していますo(>_<)o）

２０１３年（Ｈ２５）６月２２日、カンボジアの首都・プノンペンで開催中の「国連教育科学文化機関（ユネスコ）世界遺産委員会」は「富士山（静岡県の三保の松原を含む）」が「信仰の対象と芸術の源泉」と評価され「世界文化遺産」に登録する事が決まりましたが、喜んでよいのでしょうか？

昔から我が国（他国でもだが）では「山は信仰の対象（神が宿る）」とされて来ましたネo(^-^)o
その頃は、山へ登る事が許されるのは修験者や信仰者だけに限られていたと思います。

しかし「ウェストン（イギリスの宣教師）」が明治に来日して、日本の名だたる山々を登り我が国に「近代登山」の基を築いてしまいました(>ω<、)
（上高地などで登山開きの前に「ウェストン祭」が行われますネ）

その後、日本人登山家も増えて来て、本来「神宿る山々」であったはずが、登山家や愛好家（私共夫婦も含めて）が益々「登山」をするようになってしまいました。

そこで問題なのは「ゴミ」「トイレ」などのマナーですよね。
現に今の富士山は上記の問題などで「自然文化遺産」への登録が出来ませんでした。
（私は結構な事だと思いますし、夫婦で登ってみた限りでは「とうてい世界遺産に値しない」と痛感いたしました）

今回、日本政府は矛先をかえて「文化遺産」への登録を企み、昨日の遺産登録決定となってしまいましたが、非常に残念な事だと思います･ﾟ･(ﾉД'；)･ﾟ･

２０１０年・２０１２年には富士登山が「３２万人」を超えたとの事です。
では、「ゴミ」「トイレ」などはどうなったのでしょうか？　
トイレでは長蛇の列だったようですね。

例えば「世界遺産・白川郷」では、民家に観光客が入り込んだり「世界遺産になったために合掌作りの民家などを維持する費用」が問題になってきています。

さて、富士山が世界遺産に登録されたので、想像以上の「富士山汚染」に拍車が掛かる事が目に見えて明らかですね(>ω<、)

確かに、富士山のある「静岡県」「山梨県」を始め日本への観光客は増えて「地元などは潤う」かもしれせん。
しかし、長期的に見てあるいは昔からの習わしからして「信仰の頂点の山・富士山」を猫も杓子もソレーとばかり「登り・踏みつけ」てしまうのは如何なものでしょう？

「日本人は肩書に弱い！」と云うかすぐに「日本百〇〇」「日本の〇〇百選」の「枠」に入っている所へ行く事が自慢すべ事のように思う習慣のある民族みたいですネ(≧▽≦）☆
（例えはいまだに「韓流」ですよね・・・侵略・慰安婦・竹島問題など考えると安易に行くのは？と思うのですが・・・）

しかし、これは「どこのだれの差し金」でしょうね？
海外旅行もそうですが、そのそこには「したたかなる商魂」が見え隠れしています。
我が国民が「真に心豊か」であるならば、安易にその様な口車に乗ってはならないと思います。
今改めて「山には神様が宿る」事を心に刻むべきではないでしょうか？
（富士山が怒って「大爆発」をしなければ良いが・・・）

「世界遺産・富士山」に対して、皆さんはどのように思われますか？

☆　写真は昨年参りました「三保松原」からの「富士山」です。　☆