皆さん！　こんにちは＼(＾▽＾)／
お耳は昨日～今（午前１０時１５分）まで「連続花火」は発生していませんのでホッ！といたしております＼(＾▽＾)／
（しかし、いつもの「虫の音」に加えまして昨夜は「小石音（車のタイヤに挟まった小石のような「ピチピチ」という小さな連続音で連続花火とは音色・音量が違います）」が・・・ふわぁ～！）

今日の出来事などは後程としまして、「読書の秋」に寄せまして著書のご紹介を・・・
（少々固い内容ですし長文ですので皆さんには退屈かも？）

【政治介入されるＴＶ　－武器としての放送法－（村上勝彦・著）】　新聞記事より
私共がとっています新聞に週一で書籍の紹介が載っています。
今週の著書の中から目につきましたのが、「政治介入されるＴＶ　－武器としての放送法－（村上勝彦・著）」でございます。

新聞記事によりますと「権力と放送　相克の歴史を振り返る」の見出しで下記のようなことが書かれています。　　「太文字」と「＜＞内」はぽっぽが注釈を入れました。
・総理官邸による情報統制強化の現状を憂い、テレビ局と製作者側が政府の介入を受け入れているかのようであることに危機感を募らせた著者は、放送に携わる人たちがもっと「放送法」の意味を理解すべきだとして、「やらせ問題」などをきっかけとした権力と放送の相克の歴史を振り返っている。
・＜放送法は＞番組内容に関する法的な命令のようにも見える第四条の諸規定も、放送側が自主的に守るべき倫理規定だと説く。
・第四条は、番組に編集にあたって放送事業者に、①公安及び善良な風俗を害さないこと　②政治的に公平であること　③報道は事実を曲げないですること　④意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点をあきらかにすること。
　＜以下、省略します＞

私はＴＶを見ていまして政府の介入を感じる番組が多いのでは？と危惧しています。
最近のＴＶは益々「視聴率稼ぎ」だけで「中身がない」ものが多いのでは？
ＴＶ局は果たして「放送法を厳守」しているのでしょうかねぇ？
全く無視しているのではないでしょうかねぇ！

戦時中の報道統制・言語統制につきましてはネットに下記の記載があります。
（太文字はぽっぽが）
『戦前の日本が無謀な戦争に突入した原因の一つが、政府による報道規制・言論統制でした。
これは太平洋戦争中に戦況に関する虚偽の情報・発表を繰り返した「大本営発表」につながります。
その結果、多くの国民は政府に不都合な真実の情報から遠ざけられ思考停止状態に陥り、国策として遂行される戦争に自発的に参加・協力することになりました。』
＜今の安倍がやろうとしているのはこのような事ではないでしょうかねぇ？＞

また戦時中の学校教育につきましても、
『学制は国民全員に共通の教育を施し西洋諸国と同等の近代国家を作り上げることを目的として作られましたが、戦争の緊迫感とは無縁の状態の中では個人の立身出世を名目としていました。

しかし、大東亜戦争の渦中にあってはもはや個人の立身出世というのは殆ど置き去りにされて、国家の存続の為の国民形成こそが唯一の目標とされました。

結局は国家が滅びてしまえば個人の立身出世もへったくれもないので、昭和１６年（１９４１年）には国民学校令の公布によりそれまでの小学校が国民学校と改名されたわけです。

この国民学校の目的というのは「皇国民の練成」という目的の元、戦争に勝利する為の人材育成・カリキュラムに完全に変更されました。』

また、学校教育に関しましては「教育勅語」がありました。　ネットでちょっとだけ見て見ますと・・・
『教育勅語とは。発布や廃止など概要を簡単に解説 1890年10月30日に明治天皇の勅語として発布されたもので、1948年6月19日に廃止されるまでの約60年間、近代日本の道徳教育における最高規範とされていたものです。正式には「教育ニ関スル勅語」といいます。

全文315文字の短い文章ながら、天皇を国父とする家族国家観による愛国主義と、儒教的道徳を基本とする教育の根本が込められています。
学校教育を通じて国民に広く浸透し、天皇制の支柱となっていきました。

特に戦時中は天皇の御真影とあわせて神聖視され、学生は暗唱することが求められたそうです。
1938年に「国家総動員法」が制定されると、本来の趣旨や目的から外れ、軍国主義を正当化する教典として利用されるようになりました。』
とあります。
現在の「国民会議」に加入している「森友学園の籠池 泰典元理事」などまったく「時代錯誤の輩（やから）」がニュースになりますよね。
（名古屋の河村市長にも失望でございます）

戦前から戦時中の「ゆがんだ日本の教育と報道・言語への統制」が伺えられます。
ご紹介の「政治介入されるＴＶ」が「戦時中の日本の報道統制」と似ているように思えます。

ちょっと古いですが「愚民政策」というのがありまして、国民は何も知らなくてよろしい！と云うことで、バカ番組だけ見させているように思えてなりませヌ！
私は下で述べます「閉ざされた言語空間」という著書を思い出します。
（ここ「たんぽぽ」で何度もご紹介しています。　後述）

【閉ざされた言語空間　＝占領軍の検閲と戦後日本＝　（江藤　淳・著）】
過去の「たんぽぽ」への紹介を載せます。　　太文字などは見やすいようにぽっぽが。

＜２０１２年８月１４日のトピック＞
『閉ざされた言語空間＝占領軍の検閲と戦後日本＝（江藤　淳著）』より・・・
（１）　アッツ島で初めて日本軍が玉砕した１９４３年（昭和１８年）、「バイロン・プライス検閲局長官」（元ＡＰ通信社の専務取締役・編集局長）はヘンリー・スティムソン合衆国陸軍長官に「占領地域における検閲実施」に関する書簡を送った。
（この頃から米国は既に日本が降伏した後の「検閲」の準備を始めていた。　「眠れる獅子を起こしてしまった」と云われる所以である：ぽっぽ）
（２）バイロン検閲局長官の意見はそのままＧＨＱ内の「民間情報教育局（ＣＩ＆Ｅ）」と「民間検閲局支隊（ＣＣＤ）」との関係に投影された。
（３）戦後、ＣＩ＆Ｅは「ウォー・ギルト・インフォメーション・プラグラム（Ｗａｒ　Ｇｕｉｌｔ　Ｉｎｆｏｍａｔｉｏｎ　Ｐｒｏｇｒａｍ＝ＷＧＩＰ：戦争についての罪悪感を日本人の心に植え付けるための宣伝計画）」を我が国において数次にわたって極めて強力に展開していた。
（だから今の日本人は「娯楽に走っている＝米国の思惑通り骨抜きにされた」のだと愚考します：ぽっぽ）
　＜以下省略します＞

＜２０１６年１月１７日のトピック＞
・「閉ざされた言語空間（江藤　淳：じゅん・著）」：ＧＨＱによる戦後の我が国の「マスコミ」への統制は、太平洋戦争半ばから既に「（米軍が）日本を占領したら如何に言語統制をしたらよいか」を研究していてそれを実施したと云う内容に「これでは日本は勝てないなぁ」と痛感しました。

＜２０１６年９月９日のトピック＞
「閉ざされた言語空間（江藤　淳：文春文庫）」という本があります。
米国は太平洋戦争初期にもう既に「日本を占領した後の言語統制などをいかにすべきか」を具体的に検討していたようです。
　＜以下、省略します＞

つまり上記に述べました「日本民衆への愚民政策」をアメリカは上手に実施し成功したのだと思います。
その延長上が現在の「ＴＶのバカ番組」だと私は愚考いたしております。

ＴＶ放送局は「放送法の特に第四条」を厳守して、「視聴率稼ぎではなくて中身のある番組を作るのがマスコミの義務」だと思うのですがねぇ。

皆さんは日ごろＴＶをご覧になっていて、どのようにお感じになりますか？