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from: ぽっぽさん
2025/10/10 13:16:58
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石破首相退陣に思う
【石破首相退陣に思う】 9月上旬の新聞記事(Q&A)です。
ー 自民党総裁選では10月4日に「高市早苗氏」が当選しましたネ。
この記事は9月上旬と時季外れではありますが、内容が濃いので要約してみました。 ー
= 熱気・人気なき官邸 政治迷走 =
御厨 貴(みくりやたかし)氏(東京大学名誉教授)
▲自民党内で総裁選前倒しを求める声が高まるなか、石破茂首相が退陣を表明したが?▼
・当初から弱体だった石破内閣だが、<2025年>7月の参院選挙後もピリッとしない党内抗争の末、倒れたがいま目の前に広がっているのは、一つの内閣が崩壊しただけの景色ではない。
・戦後80年のいま、日本政治が追いかけ続けていた二大政党制への夢がついえた。
1955年体制移行、大きなエネルギーをつぎ込んだ<19>90年代の政治改革は政権交代可能な二大政党制を目指してきたが、将来への展望も見通せない荒涼とした風景が広がっている。
▲7月の参院選で、国民民主党と参政党が躍進し、多党化が進んだが?▼
・多党化より、第1党の自民党と第2党の立憲民主党の劣化が大きな問題ではないか。
石破首相は続投を表明し続け、政治そのものが迷走した。
かつてのような知恵も力の構造も存在しない自民党になっている。
・第2党で野党第1党の立憲民主党も目を覆う状態で、参院選前の国会会期中から立憲民主党は第2党の立場を生かせないまま、まったく主導権を発揮できずにいる。
中くらいの政党に勢いがあるという現象ではなく、第1党・第2党に指導力が亡くなっていることが問題だ。
▲<御厨氏は>昨年12月25日には首相官邸で石破首相と対談したが?▼
・首相官邸が静かだった、おそらく戦前からどんな政権であっても首相官邸には、人が押し寄せアイデアと情報が集まっていたはずだ。
日本の各省庁の官僚たちやいろいろな人が自分たちのアイデアや理想を実現させるために官邸に持ち込んで大いに競う合うのが当然だ。
それが昨年末の首相官邸にはまったく感じられなかって、それは日本の政治にかつてなかったような種類の危機だと思う。
▲日本政府はこれからどこへ向かうのか?▼
・あらゆる政治家、有識者や言論人、一般の国民がこれからの政治秩序を考える必要がある。
これまでの枠組みや立場、それぞれの既成概念を乗り越えて、タブーなく模索することが求められる。
・このまま日本の議会制民主主義が根っこからダメになってしまうことだけは避けなければいけない。
= 誠実さ見えた一方 腰砕け感も = 江川紹子(しょうこ)氏(ジャーナリスト)
▲石破茂首相をめぐる動きをどうみたか?▼
・参院選後から、自民党内で<石破>首相を引きずりおろすような空気になったことに違和感があった。
自民党の評価が下がったのは「裏金問題」や「議員の失言」が大きかったはずが、「ひめゆりの塔」の展示について事実に反する発言をして批判された「西田昌司氏」や、「裏金や旧統一教会とのつながり」が問題になった「萩生田光一氏」までもが首相に辞任を求めていて、評価を下げる原因をつくった人たちが首相の責任を追及するのは奇異な感じだ。 <←「一人石破氏だけ悪者にしたい」という思いですがズルいです!>
・マスメディアの報道にも疑問を感じる、選挙直後から首相退陣をめぐって前のめりの早出し競争となり、誤報が相次ぎ「メディアが石破おろし」をあおっているようにも見えた。
▲参院選の大敗で、責任論が出るのは当然では?▼
・それは党内の論理で、国民の関心は別の所にあるのでは?
<2025年>8月の某新聞の世論調査では、首相は『辞めるべきは36%」、「その必要はないが54%」で、過半数が辞任しなくていいと考えている。
・選挙結果をよく分析し、「政治は何をなすべきか」冷静に考える必要だったのに、そうした議論もないまま、自民もメディアも「退陣ありき」の空気になったのが、気持ち悪く感じた。
▲この1年弱の石破首相をどう評価するか?▼
・政治に倫理観や誠実さを取り戻そうとしていたと思う。
「森友文書の不開示」を足り消した大阪高裁判決に上告しないことを決めたことや、西田氏の「ひめゆり発言」について陳謝したことなどだ。
事実は事実として大事にするという姿勢を感じた。
・一方、選択的夫婦別姓を先送りするなど、期待を裏切った部分も多々ある。
イスラエルがイランを攻撃した際、非難する声明をいち早く出したのはよかったが、その後「主要7カ国(G7)首脳会議」でイスラエル支持の共同声明に署名してしまったことで「腰砕けの感」は歪めない。
▲少数与党での政権運営はどうか?▼
・安倍晋三政権は「数の力」で押す場面が印象的だったが、石破首相は民主主義は多数決だけではなく、妥協や説得も重要という姿勢だったと思う。
やむをえず予算案や法案を野党の意見を採り入れて成立させ、安倍1強の時に忘れられていた「民主主義」の大事な側面を思い出させてくれたと思う。
▲<石破首相の>政治のスタイルがいまの社会には合わなかったのか?▼
・石破首相や立憲民主党の野田佳彦代表のように、極論に走らず、事実を大事にして、じっくりと言葉で考えを語る政治家が評価されなくなっている。
・今回の参院選で、メディアがファクトチェックに取り組んだのはいいことだと思うが、その結果が必ずしも多くの有権者に届いたとは思えない。
<メディアは>指摘するだけでなく、どう届けるかをもっと考えて誤った情報で政治が動く状況を変える努力が必要だ。
▲自民党総裁選へと向かうが、今後の政治をどう考えるか?▼
・岐路に立っていると思う、民主主義の強みの一つは「軌道修正」ができることだ。
ある政党に投票しても後から考えて失敗だったと思えば、次の選挙では別の政党に入れることができる。
しかし、政治がさらに不安定になると修正や後戻りができなくなってしまう。
そうならないように、国民に判断材料を提供する報道機関はしっかりしてほしい。
・・・とありますが、これまた難しい問題ですよね。
石破氏には「派閥がない」ことがネックだったのではないでしょうか?
江川氏は「石破首相や立憲民主党の野田佳彦代表のように、極論に走らと、事実を大事にして、じっくりと言葉で考えを語る政治家が評価されなくなっている。」とおっしゃっていますが、「じっくりと言葉で考えを語る」のは政治家としての正論中の正論ではないでしょうか?
今の政治家(例えば「国〇民〇党」「参〇党」「日〇維〇の会」など)の代表は、「強烈なる言葉」を使いますね。
私は彼らの言葉から「真実」を読み取ることができないように感じます。
皆さんは、いかにお感じでしょうか?-
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