月曜の夕方、ひとけのない村の中、ひたすらに閉じられたBodegaの扉を見て、首を傾げた！おかしい、実はここで試飲ツアーでも！と思っていたのに・・・この扉は多分週末しか開かれなくて、つまり試飲ツアーはパーになってしもうた・・・・



高所から見た村は、この通り。Ebro川の畔の筈なんだが、かなり川は谷底にあり、下りにくそうなので、下が見える場所まで行ってみた。



こちらは古い橋という説明であったが、さすがに「古代ローマ」の橋というわけでもないらしい。けっこう上流の割には、川幅があるな～と思った。尚、乗り出してこの写真を撮っていたら、犬を散歩中の人に、怪訝な顔をされてしまった。



こちらが村の中心の広場になります。ただ、ひとけなし！
もう一軒あるレストランも休業中だし、Barしかないので、晩御飯はかなりしょぼくなりそう、と暗い思いが横切った。



こちらは村の教会であるが、案の定しっかり扉は閉まったままであった・・・・
これで２０時過ぎなのであるが、ひとけはない、店は月曜日で休み、晩御飯どうしよう～とふらふらと歩いていた。

さて、この村には城がある。一番高い場所にあるので、夕方を狙って、坂道を上って行った。



城というよりも教会なのだが、肝心の扉は、週末しか開かないそうな・・・・（やる気なし）



ここらへんも、Navarra王国と、Castilla y Leon王国の抗争地点にあたったせいで、平野に聳える岩山に、けっこう頑丈な城だか教会のつくりとなっている。



しかしそれにしても、他に見物客がいないせいで、強風ばかりが耳に痛い。
夕方とはいえ、日差しはきついままだし、なかなかRioja地方の夏の観光は、つらいものがあるのではないか？と思ってしまった。



村の中心部の「観光」らしきことをするか、と坂を下り村に向かった。

やはり、Vitoria/ Gazteizでの２食が、ピンチョスだった・・・というのは、正直食べた気がしなかった。今日の昼こそは、しっかり食べるぞ～っと、宿隣接のレストランに、いそいそと出かけた。



１４時チョイ過ぎに入ったので、まだ客はまばら・・・・
本日のMenuからということで、注文し、まずRioja Tintoとパンが運ばれてきた。尚、バスク地方では、昼食を食べる場合、「ワインか水か」と選ぶと、人数に関係なく、ボトルが運ばれてくる。



Sopa de Asparagus、アスパラガスのスープである。
パンを浸しながら、ワインを飲みつつ、美味しく頂いた。



赤ワインのソースを、牛肉にかけたものが、メインであった。
またこれも、ワインによく合うもので、ワインが進む・・・・



フヘッ、やっと２日ぶりに食事した気になったね！！！と思いつつ、自家製プリンということで、これを選んだ。これ以外は、あまり美味しそうに見えないフルーツ、スーパーで買ってきたまんまそのもののヨーグルト、アイスクリームが選択肢としてあった。



Rioja地方では、お勧めレストランとして紹介されていたお店である。やっぱり、Cafe soloがないとすっきりしないので、締めに飲んで、これで12 Eurosであった。日差しは強く、強風が吹き荒れ、人通りもないので、また宿に戻って、夕方までゴロゴロすることにした。

さて、San Vicente de la Sonsierra (Rioja Arraba)という、小さな村にやってきました。Vitoria/ Gazteisから１時間ちょっとの距離です。ここは、ブドウ畑に囲まれたような、とにかくいきなり日差しの強い所でした。



強風の吹き付ける中、宿に到着！シーズンオフ（５月上旬）は、夫婦で経営しているようで、客も少なく、「確かここって高い部屋じゃなかったっけ？」という部屋に通してくれた。



欲しかったのは、バスタブ！つまりこれで、この部屋にしてくれたらしい。
ただ、しかし、どこをどう押したり引いたりすればいいんだか、日中の明るいうちに、予習をすることになった。



この部屋の怖い所は、実はここ、階段が４段ほどあるんです。右側のドアが、バスルームなんですが、トイレだろうが何だろうが、寝ぼけ眼で、階段を上下しなければならない、という点が怖かったです。

ただ、今回の旅で、一番広く、洗濯物がすぐ乾いた部屋でした。

暫く疲れたので、お昼まで、涼しいこの部屋で、昼寝をしていました。

さて、この街は、丘を中心にぐるぐる回っている所とでもいおうか、つまり「至る所に坂道アリ！」なのです。



大体、旧市街と新市街を行き来すると、ここを通る事になる。



こちらが、新Catedoralとなるが、今回は内部の見学はしないままであった。



再度、１９時に集合して、行った先はまたまたBarのピンチョスであったが、気温が下がってきてたので、温めてもらった。



ここまでくると、ピンチョスというより、タパスなんだが・・・・・



店を出て宿に向かったが、さすがに日は暮れ、雨が降り、ひとけも少なかった。



あまりにBilbaoの旧市街が賑やかだったので、ちょっとこのひとけの無さに拍子抜けしました。



明けて４日目、関西三人組とは宿で別れ、次の目的地に向かうべく、一人旅に戻り、新バスステーションに戻ってきました。

さて、トランプ博物館☞修復工事中のCatedoralと回った後、ピンチョスのお昼となった。



バスク地方はSidraもよく飲むが、案外これはドライな味であった。



ここは寿司風ピンチョスが売りらしく、しっかり割りばしもあった。



因みに、天麩羅風ピンチョスもあった。



何だか物足りないので、こんなのも食べたが、これは養殖のマスだろうか？と、チラッと考えてしまった。



これはここの売りらしい、「玉子焼き」とあったんだが・・・・・
玉子焼きの包み揚げのような感じでした。



ピンチョスだけというのは、物足りないんですが、ここで一旦解散となり、部屋に戻って、お昼寝しました。

さて、チョコの時間の後は、予約しておいたCatedoralへ向かった。ただ、入り口が非常にわかりづらく、かなり右往左往させられた上で、おまけに、予約した「塔部分」については、「そのツアーはない」の一言で終わり・・・・



実はこのCatedoral、かなり以前に１度この街を「予約なし」で訪れた時と同様、ずっと工事中なのだ。よって、全体像の写真はその１にあるだけです。



この地下には、古代ローマ遺跡があり、その保存と発掘を兼ねて、ず～っと工事中。実はヘルメットを被っての見学になった。



内陣上からはこのような感じに見える。ヘルメットを被っているのは、後続のグループとなる。このまま、屋根の上にある展望台に、ガンガン上っていった。



実はこの街には、旧Caterodal / 新Catedoralがあり、斜め右に見える。



バスクの街というのは、山に囲まれていて、この街も例外ではないな～、と思った。



見学ツアーは、最後のこのドアの前で、ロマネスク～ゴシック建築の影響が、このCatedoralへ与えたデザインを説明し、終わった。工事用の幕をくぐったら、入り口を探して右往左往させられた、坂の途中であった。

Vitoria/ Gazteisの観光名所は、トランプ博物館。
この街は、アーモンド状になっていて、グルグル回る道になっているので、方向はわかりづらいが、とにかくこっちかな？という方向に向かえば、まぁ見つかるであろう・・・というアバウトな感じになっている。



BATという複合施設内に、トランプ博物館と考古学博物館があり、今回はトランプ博物館を中心に見てきた。



ここがその施設の出入り口です。
日本のかるた、花札、中世からのトランプの変遷がわかるような展示になっています。



次のCatedoralの予約時間まで、時間がちょっとあったので、たまたま入ってみたチョコレート屋さんに、日本女性の店員さんがいらっしゃったので、ここでチョコのお買いものと、チョコをしました。



こちらが、Vitoria/ Gazteisを形どったチョコです。
何でも、この街を訪れる日本人はたま～にしかいなくて、そこに３人姿を現したので、びっくりされていらっしゃいましたが、こちらもまさかここに日本人と出会うとは思っていなかったので、びっくりしました。

（画面の人物は、無関係のスペイン人です）
さて、Etxebarriの翌朝、それぞれの次の目的地へと別れた。
わたしは、関西３人組と共に、「緑の街」としてバスク人には知られている、Vitoria(スペイン語名)/ Gazteis(バスク語名)へ１泊で訪れる為に移動した。



この街のバスターミナルは、旧市街にあったが、出発直前に、ちょっと郊外の所に、大きくなって移転した。まだまだ、旧市街とはスムーズにつながっていないし、周辺の宿泊施設は少ないのです、



ここで有名なのは、Catedoral(古代ローマ遺跡が地下にある)と、トランプ博物館になります。１泊でここを訪れたのは、事前予約のCatedoralへ行く事と、トランプ博物館、そしてBar梯子でした。



チェックインまでは時間があるので、とにかく宿に荷物を預け、博物館へ向かいました。天気は今にも降りそうです・・・・

Chuleta de Ternera

骨付き牛肉ステーキで、このレストランの「真打ち登場」です！
実はこれが６人分なので・・・・



一人分はこの程度・・・・なんだよなぁ～（思い出してもちょいため息）
実は当初の案では、A la carteで、このお肉をメインに持ってきて、前菜を２－３シェアする、という事なので、この肉の大半が『わたしのもの♬』だった筈なんだが・・・うーむ、やはりリベンジをA la carteでして、その場合はTintoのハウスワインを注文して、と限りなく、食べながら、妄想は膨らんでいったのだった・・・・



後から客は入ってきて、この程度テーブルは埋まっています。



こちらは、自家製モッツェレラに、クランベリー系のソースを併せたデザートで、なんといおうか、「半分溶けたミルキー味」が基調で、肉で興奮した胃袋の鎮静剤のような感じでした。



こちらはチーズのスフレ、まぁチーズケーキです。こちらもチーズ味ながら、しつこくなくというのが持ち味のようでした。



こちらはコーヒー付け合わせの、アーモンド菓子です。



珈琲で３時間半に及び昼食の締めでございました♪

Menu Degusssion: シェフのお勧めメニュー：　125€＋10%外税
山あり、海ありのバスクの山海の滋味を、余すことなく、炭焼きで披露したシェフに感謝～♬　世界５０のレストランと、タイや屋さんのガイドで☆１つになっておりますが、きわめてスペインらしく、お気軽な雰囲気です。

車をぶっ飛ばせば、Bilbao から１時間弱、バス等を乗り継ぐと２時間弱かかりますので、ご予約をお勧めします・・・・ですね。

今回、このレストランで食べるのが、主目的だったので、満足満足！