島に行ったら必ず顔をだす所が何か所もある。



　特に初日はお土産を配って歩く。



　ときに、出発前の羽田でお土産だけで相当な荷物になるときもある。



　今回もゆんたくしながら友人を訪ねていた。



　が、地震発生で頭のなかが真っ白になり帰りはどこにも寄らず飛行機に乗った。



　心配してくれた石垣島の友人たちに感謝である。

　石垣島から荷物が届いた。



　今回の旅行では地震の影響が心配でお土産は一切買わなかった。



　いつも買ってかえる泡盛が送られてきた。

　いつもとちがう春休みである。



　電車のなかも旅行に行く家族連れも極めて少ない。



　公園で遊ぶ子どもたちもいない。



　空き地や路地で走りまわる姿もない。



　路上で世間話をする主婦も見かけない。



　震災の影響か、放射性物質の不安からか。



　春休みだということを忘れてしまう静けさである。

　救援物資を送りたいと思っている。



　しかし、送り方がわからない。



　ﾈｯﾄで調べてみよう。

　体調が戻りつつある朝である。



　天気は晴れ。



　今日も昨日のように暖かくなるという。



　桜のつぼみが少しずつ色づいて、今年は特に開花が待ち遠しい。

　今年の夏も暑いとか。



　なのに電力不足になってしまったら。



　停電。



　と考えると、まず一番心配なのは冷蔵庫。



　これは深刻である。

　不調だというのに友人から電話があった。



　次の土曜日の予定である。



　長電話になりそうなので、とりあえず行く約束をした。



　連絡をもらった以上、他の友人にもﾒｰﾙで知らせる。



　まるで伝言ｹﾞｰﾑのようだが自然をﾌｨｰﾙﾄﾞにしている友人知人は多い。

　相変わらず体調が悪い。



　どうしたものか。

　それでも家事をしなくてはならない。



　ﾍﾞﾗﾝﾀﾞで洗たくものを干していると、ﾋﾊﾞﾘが空高くとんでいる。



　雑木林からはｳｸﾞｲｽの声も聞こえてくる。



　あとはｺｼﾞｭｹｲがちょっと来い、と大きな声をだしてくれたら春本番である。

　くもりの朝である。



　体調は悪い。



　どこが、と聞かれると答えに困るのが更年期症状。



　あちこちである。