「【Alentejo&Extremadura&Madrid】　いざ、ポルトガルへ！」


さて、翌朝はまず宿で朝食。テーブルにフォーク・ナイフがある所に座ると、何も置いていないテーブルに座れ・・・、とおぢちゃんに叱られるので、思わず英語で「ここに食器があれば、座るに決まっているでしょう！わかりにくい事をしないで頂戴！」、と英語で啖呵を切ったら、周囲のスペイン人まで沈黙してました。いつの日か、スペイン語で啖呵を切ってみたいものです。

さて、その後チェックアウトをして、バスステーションへメトロに向かうと、よりによって、メトロ⇒バスステーションに上がるエスカレーターが運転していない！！！お陰様で、２階分持ち上げる羽目に・・・更に、切符を買いに行くと、「ん〜、無いよ〜、Informacionで聞いてね〜」という返事なので、尋ねてみれば国際バスになるので、Eurolineへ・・・と言われたのでそこに買いに行った。２０分前に下に降りると、やけに荷物を積み込んでいるバスがあるので、「まさかこれがLisboa行き？」と覗きに行けば、Kiev行きであった。MadridからバスでKievまでなんて、１週間くらいかかるんじゃないのかな〜？因みに、国際バスは上の写真の通りです。





Lisboaまで行かずに、Evoraで降りる予定であるが、６時間半かかる行程である。途中、地平線しか見えないドライブインに停まって、「ん〜、休憩時間２０分位かな〜？」、と適当な事を言うので、明確に何時か確認すれば、やっぱり２０分程度？

尚、この休憩時間を挟んで、退屈で沈黙の車内で、”Greece(青春)”のスペイン語吹替版を上映した。思わず、Olyvia Newton Johnの若くて甲高いスペイン語に（＠＠）が白黒。だって、あの人の還暦コンサートという広告を見て、スペインに経ったのだから、違和感ある事この上ない。おまけに、高校生らしいのだが、授業はろくすっぽ無いし、遊園地や改造車で遊びまくっているし、化粧はケバイし、よくわからない映画であった。おねぃさま、１９５０－６０年代のアメリカってあんな感じだったんでしょうか？

下りた途端、こんな鳥がグァ〜グァ〜と、いきなり向かってきた。思わず両手をパタパタやって、何も持ってないでぇぇ〜、と誇示すると、恨みがましげな視線を送りつつ離れてくれたが、ドライブインをガラス越しに覗きこんで大変な様子。それにしてもどの鳥も、いつジビエで食べられても大丈夫なように、丸々としていました。

ここを出発してちょっとした所で急にバスが止まる。何だと思ったら、１人乗客が置いてけぼりにされ、ドライブインの人にバスを追ってもらったというわけでして・・・
（ー＿ー；）　あぁ〜ちゃんと時間を守ってえがった。このスペイン語力だと置いてけぼりにされても、送ってもらえない・・・と怖くなってしまった。

さて、それからMeridaに停まり、そのまま国境線をいきなり超え、Estremosの麓を走り抜け、Evoraまでノンストップ。ここで降りたのはわたしとあと１人だけで、他の人たちはLisboaまで行くらしい。ここにはタクシーがあると聞いていたので、日暮れ前にMonsarazへ、とタクシーの運ちゃんを急かして、一路タクシーへ乗った。狭い道をくねくねと、時には１本道をまたスペイン国境方面へ向かう。なんでＵの字を書いて、スペイン国境から５０ｋｍ内陸へ向かい、また５０ｋｍスペイン国境方面へ戻らねば行かれないのか、つくづく矛盾を感じた。