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ここを訪れた時期、丁度Renoirの個人所蔵の絵画を集めた特別展が開催されていた。Caravaggioとその特別展が目的だったのだが、「帰国前のまともな最後の食事」も目的の一つであったので、特別展に指定された入場時間に間に合うように、館内のレストランに向かった。

スペイン人というのは、とことん行列するのが大好きな人たちで、厳格に順番を守る！このレストランのテーブルに辿りつく順番も、その精神が反映されていた。

やれやれと、テーブルを確保、どれにするのか決めて、やっとこさCamareroを捕まえて注文。食事時間を確保するために、１フロア分の絵画鑑賞はうっちゃった結果なので、きちんと食べたいということで、野菜スープでまず体を温める。



普通だったら、この肉には、Tintoを選ぶが、赤い顔して特別展に行くわけにはいかないので、水で我慢・・・・アスパラガスの茹で加減もよく、美味しく頂けた。



Madridのチョコレートケーキも、甘ったるさは無くなってきた。これをぱくついていたら、隣のテーブルの老夫婦も、追加注文してぱくつき始めた。食べる前に、この生クリームは皿の端によせて、手を付けないようにした。生クリームなんぞ要らん、と言ってよけばよかった。

さて、特別展は、「撮影厳禁」で、厳格に見張っていた上、個人所蔵絵画なので、絵葉書すら販売がなく、旅の思い出はここで急に終わる。

結局、晩秋の日暮れは早く、帰りのAerobusのバス乗り場変更でよくわからず、雨も降りだして、暗くなり、タクシーを捕まえて、市内⇔空港の30 Euros一律料金となってしまった部分のみ、痛かった。次回は、きちんと調べておこうと思った　（終了）。

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