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脚長裕子の華麗な冒険

脚長裕子の華麗な冒険>掲示板

公開 メンバー数:24人

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  • from: Dr. Slipさん

    2025/09/28 09:06:57

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    フリー・ルポライターの裕子(21)、空挺部隊と共に(6)、第2次世界大戦の戦場巡り

    (ロバット准将のコマンド旅団)「そしてようやくスウォード海岸に上陸した第4コマンド旅団がバグパイプ兵を先頭に到着したわ。ロバット准将も先頭グループで、


    (ロバット准将のコマンド旅団)  「そしてようやくスウォード海岸に上陸した第4コマンド旅団がバグパイプ兵を先頭に到着したわ。ロバット准将も先頭グループで、敵の砲火をものともせずに堂々と歩いてきたわ。シンボルの白いとっくりセーターを着て、指揮官丸わかりのスタイルで、なのよ。豪胆というか、命知らずというか、無頓着というか、兎に角勇気の塊みたいな人ね。」 (ロバット旅団長はハワード少佐と固い握手をし、進撃を続行)  「ドイツ軍の砲弾が落下するペガサス橋に堂々と乗り込んだロバット旅団長は出迎えたハワード少佐と固い握手を交わしたわ。そしてよくぞ頑張りぬいてくれたと労ったわ。ハワード少佐が、現在敵の大部隊が先の森に集結中で、そろそろ総攻撃をかけてくるかもしれない、戦車も交じってるようだと報告すると、ロバット准将は、それなら待ってる必要はない、こちらから仕掛けてやる、と言って間髪をいれず、全旅団に進撃命令を下したの。そして敵が集結している森へ進軍していったわ。見事な豪勇と決断ね。狙撃兵に狙われたら1っ発だと思うけど?」

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  • from: Dr. Slipさん

    2025/09/28 09:05:38

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    フリー・ルポライターの裕子(20)、空挺部隊と共に(5)、第2次世界大戦の戦場巡り

    (ハワード少佐にインタビュー)「この奇襲部隊の指揮官、ハワード大隊長は小柄な方だけど、とっても笑顔が素敵な人だったわ。戦闘が一段落ついた直後に、気さく


    (ハワード少佐にインタビュー)  「この奇襲部隊の指揮官、ハワード大隊長は小柄な方だけど、とっても笑顔が素敵な人だったわ。戦闘が一段落ついた直後に、気さくにインタビューに応じてくれたわ。彼が受けた命令は、このペガサス橋とちょっと先のオルヌ川にある橋を夜中に占領確保し、スオード海岸に上陸する第1陣のコマンド部隊が侵攻してくるまでの約12時間確保することって言うことなんだけど、180人の少人数で敵地のど真ん中に居座るんだから、凄い度胸ね。この先の森には多分2万人位のドイツ兵の大部隊が集合して、この橋を奪回するか爆破しようとしているはずだってハワード少佐は言ってたわ。」 (夜が明けて)  「ペガサス橋を占拠したハワード大隊の約60名は一睡もせずに警戒に当たったわ。そして、いよいよ夜が明けたの。夜中のうちにドイツ軍の反撃があると予想していたけれど、今のところは無事に過ごせたようね。でも近くの森の中にドイツの大部隊が集結しつつある気配はひしひしと感じられたわ。こんなちっぽけな空挺隊なんて、制圧にこられたらひとたまりもないよね。後は早朝に上陸するイギリスの上陸第1派の侵攻が早いかドイツの制圧部隊の反撃が早いかにこの人たちの運命が掛ってるのね。」 (そして10時間後)  「そして10時間経過した1時過ぎ、砲撃は一段と激しさを増し、明らかにドイツ軍の大反撃を予感させてたわ。背後の森に大部隊が集結中なのがはっきり見えていたの。早く上陸部隊がここまで来てくれないと、このままだと全滅しちゃうわ。みんな時計を見ながらいらいらして待ってるの。するとかすかにバグパイプのメロディが聞こえてきたわ。砲撃の着弾の音でほとんど掻き消されてるけど、なんとなくすぐ近くまで来てるのが分かったわ。」 (ロバットの先方隊だ!)  「このペガサス橋を強襲確保して12時間後、やっと味方のやってくる気配がしたわ。遠く微かにバグパイプのメロディが流れてきたの。ドイツ軍の砲撃はますます激しくなるのでなかなか聞き取れないんだけれど、なんとなくすぐそこまで来ているような気がしたわ。そして、遠くに英軍独特の臙脂のベレー帽とお鍋のような鉄兜が見えてきたわ。その先頭にはロバット准将のシンボルのような白いタートルネックのセーター姿がはっきり見えたわ。何とか持ちこたえることができたのね。」

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  • from: Dr. Slipさん

    2025/09/25 10:46:34

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    Stanfordの2年目 20歳の裕子 (2) 宇宙研究所の生活(1) 脚長裕子

    Stanford大の2年目は1っか月の7日間は自由に外出できて、フリールポライターなんかも始めて大いに刺激的なんだけど、残りの23-4日間は出来るだけ


    Stanford大の2年目は1っか月の7日間は自由に外出できて、フリールポライターなんかも始めて大いに刺激的なんだけど、残りの23-4日間は出来るだけじっとしていて欲しい、なんて言われて、退屈そのものなの。そんな時、突然お兄ちゃんが会いに来たの。昨年のMI6のアルバイトを始める直前に会ったのが最後でほぼ1年間会っていなかったのね。裕子はこの1年実にエキサイティングだったから、殆どお兄ちゃんの存在を忘れていたけど、ごめんなさいね。お兄ちゃんは突然裕子をハグし、主切り抱き締めて来たわ。みんなが見てるのに恥ずかしいわ、って言ったら、ここはアメリカなんだぞ!、これが常識じゃないか!、だって。確かのその通りね。裕子は貴重なセンサーなのであまりウロチョロされては困るというので、出来るだけじっとさせとくように、お兄ちゃんに白羽の矢が立ったそうよ。お兄ちゃん自身も裕子と同じく、プロトタイプの特殊生命体なんで、裕子ほどの感度はないけど、相応に役立つらしいわ。そんな訳で、日本にいたお兄ちゃんが、ここでのダークマターやダークエネルギーの研究と裕子のお守りのための特任准教授に任命されたんだって。なんかお兄ちゃんのお陰でこれから楽しくなるような気もするわ。

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  • from: Dr. Slipさん

    2025/09/25 10:36:59

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    フリー・ルポライターの裕子(17)、空挺部隊と共に(2)、第2次世界大戦の戦場巡り

    (空挺隊員の装備)「彼ら空挺隊員は約80kgもの装備を身にぶら下げて飛行機に乗り込み、そして空へ躍り出るんだって。こんなにみんな使い道がほんとにあんの


    (空挺隊員の装備)  「彼ら空挺隊員は約80kgもの装備を身にぶら下げて飛行機に乗り込み、そして空へ躍り出るんだって。こんなにみんな使い道がほんとにあんのか?って1人の1等兵さんがぼやいてたわ。3日分の携帯食、チョコバー、粉末コーヒー、マッチ、磁石、銃剣、スコップ、ガスマスク、弾薬、弾薬入り雑のう、弾帯、拳銃、水筒、煙草、機雷、手榴弾、発煙弾、TNT爆薬、汚い下着、とその上にパラシュートとM1ライフルを持っていかねばならないし、更に35kgもの錘がいるんだって。空に飛びだしてパラシュートを開くときに、安定した姿勢がとれるようにとのことらしいけど、大抵はパラシュートが開く衝撃で紐が切れて落下しちゃうんだって言ってたわ。身軽に舞い降りるように見えるけど、結構たいへんなことなのね。 (彼らは飛行機へ乗り込んだ)   「彼らは遂に飛行機へ乗り込んだわ。だけど装備が重いから、一人じゃ起き上がれないし、ステップを上がるのも大変なの。主席小隊長のウインタース少尉が自分の小隊員を一人一人腕をとって起き上がらせてたわ。そしてお互い尻を押したりして飛行機へ詰め込んでたわ。映画で見るように颯爽と乗り込むってわけにはいかないのね。裕子も一緒に行きたいって言ったら、ウインタース少尉に遊びに行くんじゃないんだからって怒られちゃった。隊員の人たちは大歓迎だって言ってくれたけど、機内はぎゅうぎゅう詰めなんで、今回は遠慮することにしたわ。」 (そして彼らは飛び立っていった)  「そして、昼下がりから夕方にかけて、彼らはノルマンディを目指して飛び立っていったの。約30名の隊員を載せたC7ダコタ輸送機1機が約1000機、イギリスの各地に散った空軍基地から飛び立っていったのよ。ジープや歩兵砲を載せたグライダーも沢山舞い上がったわ。」 (彼らはたそがれの空へ)  「そして彼らはたそがれの空へ消えていったわ。1番機が飛び立った17:00ごろは百夜のせいかまだ真昼のようだったけど、約3時間後に最後のC47スカイトレインが飛び立ったときでもまだ黄昏時のような感じだったわ。でもイギリス海峡を越える頃はきっと真っ暗闇になってるでしょうね。真夜中に飛行機から飛び出して、みんなこの暗闇のなかに降下するのね。しかも嵐のような吹き降りの中を。」

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  • from: Dr. Slipさん

    2025/09/25 10:34:10

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    フリー・ルポライターの裕子(16)、空挺部隊と共に(1)、第2次世界大戦の戦場巡り

    (アポッタリー空軍基地へシフト)オマハ海岸での決着を見届けたので、裕子は少し遡って、上陸作戦の支援となった空挺部隊の活躍を見てみることにしたの。狭い範


    (アポッタリー空軍基地へシフト) オマハ海岸での決着を見届けたので、裕子は少し遡って、上陸作戦の支援となった空挺部隊の活躍を見てみることにしたの。狭い範囲での時空間移動ならば結構精度高くやれるのよ。そこで着座標を1日前の英国にしたら、運よくアポッタリーという空軍基地へ着いたわ。C-47という輸送機がいっぱい駐機してて、空挺隊の出撃前の準備作業に忙しそうね。ここからはアメリカの101空挺師団の506連隊が飛び立つんだって。」 (軍曹さんにインタビュー)  「ここアポッタリー空軍基地は101空挺師団のカラヒー旅団の出撃準備でおおわらわの状態だったわ。そんな大変な時なのに、イージーカンパニー(E中隊)のゲルニアっていう軍曹さんと話をすることができたの。ここにいる隊員は高級指揮官以外は全て初めての実戦なんだって。何が怖いか良く分かんないことがとてつもなく怖いんだって。何だかわかる気がするわ。この人のお兄さんは先週イタリア戦線のモンテカッシーノってとこで戦死しちゃったらしいの。その知らせが昨日の夜に届いたんだって。出撃前夜なのにほとんど眠れなかったでしょうね。いろんな意味で戦争ってのはストレスだらけなのね。」 (ユタ海岸の背後へ降りる!)  「作戦の概要が出撃前のブリーフィングで中隊長から通告されたわ。コタンタン半島のユタ海岸の背後に降りて、上陸作戦の支援をするとともに、速やかに南下してカランタンの町を制圧して、ユタ海岸とオマハ海岸からの上陸部隊を繋ぐことが任務なんだって。でも狭いノルマンディ半島に3万人が降下するから、しかも嵐の中を一斉に降下するから、かなりの落下傘が海の中か沼地に落ちる可能性が高いなんてことも言ってたわ。実際昨日から突風が吹いていて、1日決行が延期されたんだってけど、天気は全く好転しないのに、今日を逃すと1月以上も繰り延べなくっちゃならないとかで、どうしても強行しなくっちゃならないんだって。大変なことになりそうね。」

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  • from: Dr. Slipさん

    2025/09/21 23:33:49

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    フリー・ルポライターの裕子(15)、オマハ海岸の裕子(7)、第2次世界大戦の戦場巡り

    (副師団長にインタビュー)「あらかた海岸線のトーチカ群を制圧し、海岸に橋頭保も築けて、内陸への侵攻がようやくできるようになったのはもう夕方になっていた


    (副師団長にインタビュー)  「あらかた海岸線のトーチカ群を制圧し、海岸に橋頭保も築けて、内陸への侵攻がようやくできるようになったのはもう夕方になっていたわ。そんな風景を感慨深そうにじっと見てる人がいたわ。ノーマン・コータ准将で米陸軍第1師団の副師団長よ。裕子はこの人がジープに乗り込んで進撃の指揮を執る直前の一時、インタビューすることができたわ。裕子は、将官でありながら一兵卒のように真っ先駆けて上陸したのは何でかって聞いてみたの。そしたらその答えが素敵なの。"この連中と私は今までずっと一緒に訓練に励んできた。だから私が連中と一緒に敵地に突っ込むとみんな信じてるんだ。それを裏切るわけにはいかない。"だって。誰かさんに聞かせてやりたいわね。彼はインタビューの間中、葉巻を探していたわ。でも、戦争ってのは勝っても負けても大変なことなのね。勝てばすべてがキャンセルされるなんてことは決してないわ。双方に相当な犠牲がいつまでも付いて回るのね。 アメリカ兵は物量豊富で、しかもほぼ連戦連勝のイメージで、こんな悲惨な地獄を経験していた何てあまり考えたことなかったけど、やはり同じようにどろどろの地獄を見てたのよね。「戦争は政治的手段の延長である。」何て言った人(クラウゼビッツ)がいたけど、そんな人こそ地獄に落ちろ!。」

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  • from: Dr. Slipさん

    2025/09/20 14:04:56

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    フリー・ルポライターの裕子(14)、オマハ海岸の裕子(6)、第2次世界大戦の戦場巡り

    (遂に突破に成功!)「オマハビーチに取り付いてから6時間ぐらい経ったころ、ようやく進展が見えてきたわ。組織的ではないけど、随所でコンクリートダムの爆破


    (遂に突破に成功!) 「オマハビーチに取り付いてから6時間ぐらい経ったころ、ようやく進展が見えてきたわ。組織的ではないけど、随所でコンクリートダムの爆破に成功し、白兵突撃をかけて浸透していったの。コンクリートダムの爆破は大変で、先ず2mほどの長さの筒に爆薬を詰めた、爆薬筒ってのを使って鉄条網を潰してゆき、ダムの根元にたどりつけたら、底に穴を掘って爆薬をいっぱい仕掛けるの。そしてダムを底からひっくり返しちゃうわけ。でも爆薬を仕掛けちゃあ雷管をセットして、導火コードをひっぱりながら安全なとこまで退去して、そして爆破レバーを回す、という作業を何回も繰り返さないといけないから、工兵さんはたち大変なの。ついさっきも、裕子にいろんなことを教えてくれたフラー工兵少尉が最後の詰めで撃ち殺されちゃったの。この人は士官がみんな死んじゃったんで、さっき副師団長から少尉昇進を言い渡されたばっかしの軍曹さんだったのよ。」 (突撃開始) 「オマハビーチのコンクリートガードにようやく亀裂が入り始めたのが、何と上陸を開始してから7時間くらいたったころ、昼下がりに入り始めた頃なの。それまでガードの根元で逼塞していた兵士たちが突然その亀裂を目指して一斉に走り始めたわ。そして随所で激しい白兵線が繰り広げられたわ。長い時間の経過後にようやく攻勢に転じられた訳ね。でも、こうなると、防御側は強迫観念に侵されてきて、ちょっと浮き足立っちゃうのよね。」 (そして総突撃) 「そしてコンクリート壁の随所に穿たれたほころびに向かって一斉に突撃が開始されたわ。打ちひしがれていた人たちからよくこんなパワーが出てくるのか不思議ね。この総突撃で一気に攻め落としてしまったの。でも上陸が開始されて8時間後のことよ。結局は米軍の人と物量が勝ったのね。でもこの突撃で、心良く取材に応じてくれた第1師団の連隊長さんが戦死しちゃったの。よく冗談を飛ばし会った仲だったのに、悲しいわ。」

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  • from: Dr. Slipさん

    2025/09/20 14:01:53

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    フリー・ルポライターの裕子(13)、オマハ海岸の裕子(5)、第2次世界大戦の戦場巡り

    (3千人が戦死、4万人が負傷)「ここオマハビーチでは昼になってもドイツ軍が頑強に防衛していて、一向に侵攻できない状態にあるわ。この間、釘付けにされた兵


    (3千人が戦死、4万人が負傷) 「ここオマハビーチでは昼になってもドイツ軍が頑強に防衛していて、一向に侵攻できない状態にあるわ。この間、釘付けにされた兵隊さんたちは相変わらず弾幕の中にいて、かろうじてコンクリートバリケードの根元まで来られた人たちだけが何とか弾に当たらずにいられるようなの。だけど、ちょっと頭をあげて敵の様子を見ようとしたりすると直ぐ狙撃されちゃうみたい。仮包帯所も弾雨に晒されていて、衛生兵さんたちもどんどん撃ち倒されていくの。後で聞いた話だけど、このオマハビーチの戦闘では3千人の戦死者と4万人の負傷者が出たんだって。ここはアメリカ陸軍第5軍の第1師団が主役なんだけど、その師団編成1万5千人の約5分の1が戦死し、ほとんどの人が負傷したことになるのね。映画"史上最大の作戦"で、ロバート・ミッチャム扮するノーマン・コータ准将(副師団長)が仮包帯所へ行って、「少しでも動けるものは銃 を取れ! ここに居るのは既に死んだ兵と死にかけている兵だけだ!」って檄を飛ばしてたの、思い出したわ。」

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  • from: Dr. Slipさん

    2025/09/20 13:59:31

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    フリー・ルポライターの裕子(12)、オマハ海岸の裕子(4)、第2次世界大戦の戦場巡り

    (オマハビーチは大苦戦)「朝の6時半に上陸を開始して、もう10時を過ぎたけど、一向に進捗してないように見受けられるわ。嵐の日に決行したとはいえ、他の上


    (オマハビーチは大苦戦)  「朝の6時半に上陸を開始して、もう10時を過ぎたけど、一向に進捗してないように見受けられるわ。嵐の日に決行したとはいえ、他の上陸地点はユタにしろスオードにしろゴールド・ジュノーにしろあんまり大きな被害も出ずに順調に進んでるらしいのに、ここだけは未だに水際に釘付けなの。第一波で上陸した部隊の大隊長、中隊長、小隊長は全員戦死しちゃって、命令する人がいなくなっちゃったんだって。だから組織的に攻撃できないで、個々ばらばらに突破口を開こうとしてるようなの。おまけに戦車を積んだ3隻の揚陸艦が全部途中で沈んじゃって、援護火器が何にも陸揚げできてないって聞いたわ。兵士たちはみんな射程内にあって次々に倒れていくわ。後で聞いた話だけど、ドイツが戦車隊を突入させていたなら、上陸部隊は全滅してたそうよ。でも運命のシニカルなところで、このときヒトラーは睡眠薬を飲んでぐっすりお休みしていて、機甲師団を運用する許可が出なかったんだって。独裁国家の弱点ね。」

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    赤福

  • from: Dr. Slipさん

    2025/09/20 13:57:54

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    フリー・ルポライターの裕子(11)、オマハ海岸の裕子(3)、第2次世界大戦の戦場巡り

    (燃える上陸用舟艇)「裕子、この地獄絵のようなオマハビーチに踏みとどまって、しっかりルポをとるわ。海岸には次から次へと上陸用舟艇が到着し、艇首の扉が倒


    (燃える上陸用舟艇) 「裕子、この地獄絵のようなオマハビーチに踏みとどまって、しっかりルポをとるわ。海岸には次から次へと上陸用舟艇が到着し、艇首の扉が倒れると、一斉に20人ほどの兵隊さんが飛び降りるの。だけど扉が開いた途端、ドイツ軍の機関銃で掃射されて兵隊さんはなぎ倒されるケースが多いわ。また途中で被弾して、炎上しながらか接地する艇も多いわ。そこからは火だるまになった兵隊さんが走り出てくるの。 このように、直接敵の最も守りの堅い重要地点に直接上陸することを 強襲上陸と言って、孫子の兵法からは外れるけれども、近代戦ではこれが正攻法になってるんだって。艦砲射撃や空爆で相手の守備力を無力化してからっていうけれど、完全な無力化なんて望めないから、結局は兵隊さんたちは十字砲火の中に身を晒すことになるのね。そして、非情な確率論の世界で、何とか弾に当たらなかった人たちが多く残ったら侵攻できるってことなのね。」

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