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from: eriyaさん
2010年11月30日 08時31分33秒
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昨日原油が高い理由
ニューヨーク(ダウ・ジョーンズ)29日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)では、ガソリン先物の上昇が原油先物を1バレル=86ドルに向けて押し上げ、株安・ドル高にもかかわらず原油先物は反騰した。
原油先物1月限の終値は前週末比1ドル97セント(2.4%)高の85ドル73セントとなった。電子取引(グローベックス)を含む高値は85ドル83セント、安値は83ドル59セントだった。
アイルランドに対する850億ユーロの救済措置が合意され、欧州連合(EU)が2013年以降に救済が必要となった場合の青写真を描いたことで、原油相場は上伸し、上げを維持した。救済措置が決まったことで、ユーロとともに株式相場も当初は押し上げられたが、ポルトガルなどほかの欧州諸国も支援を必要とする可能性が懸念され、投資家はドルなどの伝統的な安全資産に資金を移動した。
株安・ドル高はここ数カ月、原油先物の下げに通常つながってきたが、29日はそのような展開にはならなかった。
世界的な不透明感から、商品相場のようなリスク資産からの逃避がみられるものの、原油相場が底堅い展開となった背景には、原油市場の需給のファンダメンタルズ(基礎的諸条件)が1バレル=80ドル台半ばの水準を支持できることを示している、とトレーダーらは受け止めた。ガソリン先物12月限が、前週末比7.43セント(3.4%)高の1ガロン=2ドル28.46セントと6カ月ぶりの高値を更新したことも、原油相場を押し上げた。
「過去数週間でガソリン在庫が極めて急速に減少しており、12月限が最終取引日を迎え、相場はさらに強くなろうとしているようだ」とMFグローバルの石油アナリスト、アンディー・ルボー氏は語った。
原油相場は過去2週間にわたり、1バレル=80ドルに向けて下落してきた。欧州債務問題の行方や中国の景気抑制策が特に懸念され、世界経済への警戒感が高まっているためだ。しかし、そうした全般的な懸念にもかかわらず、米国の原油および燃料の在庫は9月につけた27年ぶりの高水準から着実に減少し、中南米やアジアなどの発展途上国における需要が改善しているとアナリストらは指摘している。
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