NYMEX・WTI12月限：90.20 -2.97

　26日のNY原油先物は急反落。NY原油先物は、米エネルギー省（EIA）の在庫統計発表において、原油在庫が前週比で予想を大幅に上回る積み増しとなったことから売られた。また、EU首脳会議を前に様子見ムードが高まるなか、「ギリシャ債損失をめぐって銀行団とEUとの協議が難航している」との報道を受けて、リスク回避の動きが強まったことも売りを後押しした。中心限月の12月限は、93ドル台前半とほぼ前日終値水準で始まると、序盤は、右肩下がりの動きとなって90ドル台後半まで下落幅を広げた。その後は91ドル台半ばまで持ち直し、中盤以降は同水準でのもみ合いが継続したが、引け間際に再び売りが強まると90.00ドルまで下押して本日の安値をつけた。終値は2.97ドル安の90.20ドル。


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