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from: eriyaさん
2011/12/27 19:52:08
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為替フォーキャスターの見方 三井住友銀行山下氏④
最後に、2012年1-3月で欧州問題の混乱の極みを通過していった後、懸念されるのが中国を始めとする新興国の行方である。
新興国の多くは既に今年半ばから景気が緩やかにスローダウンしている。これは欧州問題の影響よりもインフレ懸念による金融引き締めが景気を抑制したためである。今後については、欧州銀が資本増強(2012年6月までにコアTier1を9%超へ)の必要性から、資産を圧縮して対応すると考えられ、資金の引き揚げや新規貸出が鈍る恐れがある。景気のスローダウン、国内外の要因によるクレジットクランチ、更なる景気スローダウン、という悪循環が欧州だけではなく、新興国にも発生すると思われる。一部の国においては、これが経常収支の悪化や為替レートの急激な下落といった問題を引き起こすリスクがあると筆者は懸念している。
他方、既に、ブラジルなど新興国の一角は利下げに転じており、中国も政権交代を控えて金融・財政政策が景気配慮型となると予想される。このため、欧州問題の波及による新興国のマイナスの側面と新興国内の政策対応というプラスの側面のバランスがどちらに傾くかが、グローバルな視点の中でも2012年の主要な分かれ道になるのではないか。年前半はマイナス面が強く、年後半は次第に好転、と予想するが、その場合、円相場は、年前半が円高、年後半は円安、という動きとなる。
2012年のドル円の予想レンジは74.00〜90.00円、ユーロ円は98.00〜125.00円。
提供元:株式会社T&Cフィナンシャルリサーチ-
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