11月23日（土）17時18分配信 フィスコ

豪ドルは軟調推移。日米の株高を意識したリスク選好的な円売り・米ドル買いが拡大したが、豪準備銀行総裁が通貨高是正のために為替介入を検討すると発言したことで豪ドル売りが優勢となった。投機筋の豪ドル買い・米ドル売りは一服し、この影響で豪ドルの対円レートは弱含んだ。

取引レンジは92円54銭-94円61銭。

今後は、豪ドルは上げ渋りか。米量的緩和策の年内縮小の可能性は低いとみられているが、豪準備銀行は通貨高を是正するための市場介入を検討している。12月利下げの思惑も浮上しており、株高でもリスク選好的な豪ドル買いが広がる状況ではないとみられる。

■発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
28日：7-9月期民間設備投資（予想：-1.2％、4-6月期：+4.0％）

予想レンジ：92円00銭-95円00銭

《FA》