7時45分配信 時事通信

　【ニューヨーク時事】14日のニューヨーク外国為替市場の円相場は、米小売売上高の増加や米地区連銀総裁の発言を受けて売られ、1ドル＝104円台前半に下落した。午後5時現在は1ドル＝104円16～26銭と、前日同時刻（102円95銭～103円05銭）比1円21銭の円安・ドル高。
　この日は2013年11月の日本の経常収支が5928億円の赤字と、過去最大規模になったことをきっかけに円売り・ドル買いが進行し、ニューヨーク市場は103円台半ばで取引を開始した。その後、米商務省が発表した13年12月の小売売上高が前月比0．2％増と市場予想（ロイター通信調べ）の0．1％増を上回ったことでドル買いが活発化。円はほぼ一本調子に値を削った。
　フィラデルフィア連銀のプロッサー総裁やダラス連銀のフィッシャー総裁が同日、米量的緩和の早期終了を支持する発言を行ったことも、円売り・ドル買いを促した。
　ユーロは堅調に推移した。同時刻現在は、対ドルで1ユーロ＝1．3672～3682ドル（前日午後5時は1．3665～3675ドル）、対円では同142円51～61銭（同140円97銭～141円07銭）。（了）