3月8日（土）14時41分配信 フィスコ

先週の豪ドル・円は大幅上昇。ウクライナ情勢の緊張度が低下し、利下げ観測が後退したことが要因。10-12月期の豪国内総生産が市場予想を上回ったことや1月の貿易黒字が増加したことも好感されたようだ。ドル・円相場が円安方向に振れたことで豪ドル・円は94円台前半まで買われた。取引レンジは90円06銭-94円48銭。

今週の豪ドル・円は下げ渋りか。10-12月期の豪国内総生産は市場予想を上回る伸びを記録した。1月の貿易黒字額は市場予想を大きく上回っており、豪ドル相場の上昇につながる材料が提供されている。豪準備銀行（中央銀行）による年内利上げの思惑が浮上していることから、日・豪金利差拡大の思惑で豪ドル買いがやや強まる可能性がある。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・12日：１月住宅ローン(前月比予想：+0.8％、12月-1.9％)
・13日：2月失業率（予想：6.0％、1月：6.0％）

予想レンジ：92円00銭-95円00銭

《TN》
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