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from: eriyaさん
2015/07/19 11:36:26
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北浜流一郎氏
9時30分配信 株探ニュース
「戻りが鈍い出遅れ銘柄に注目」
●米利上げは東京市場にはプラスに
株は下げると困るが、上がっても同様のところがある。高値掴みをしてしまう恐れがあるからだ。丁度いまがそんな心配が必要な状況だ。日経平均株価は7月9日に1万9115円のザラ場安値を付けたあと回復に転じ、すでに2万0600円台に乗っている。
ギリシャの債務問題が当面の難局を脱したのに加え、上海市場の一方的下落も止まっている。これらが支援材料になっているのはもちろんだが、もう一つ忘れてならないのが米国の年内利上げ実施観測だ。
利上げは通常、株式市場にマイナスに働く。しかし、利上げの程度問題であり、引き上げられても初回は形ばかりになると想定されるため、経済への影響はほとんどないと見てよい。
逆に、東京市場にとっては米の利上げはプラスに働く。ドル高・円安要因となるからで、日経平均の今週の上昇もそれによるところ大だ。イエレン議長の議会での年内利上げ示唆発言によるドル買いが背景となっているのは明らかだからだ。
まさに、イエレン様々ともいえる状況だけに、ここはこの流れがなお続いて欲しいものだ。この点、どうなのか。
●避けたい連騰銘柄の追撃買い
日々発表される日米の四半期決算を見ると続く可能性が高い。期待外れの決算もあるものの、多くは増収増益となっている。今期予想については据え置くところがほとんどだが、それは問題ない。四半期が終わったばかりですぐに上方修正というのは、滅多にあるものではないからだ。
ただ、好ましい流れが続くと見込めはするものの、目先はさすがに上昇ピッチが早い。そのため、連騰銘柄の追撃買いは控えたい。絶好の買い場は8日から13日にかけての急落とそこから戻りはじめたところであり、いまはすでに警戒が必要となっている。
そのため、ここでの狙いは、全体が急速に戻った中で、戻りが鈍かったり、忘れられた格好になっていた銘柄への投資を考えたい。
具体的には、まずはソニー <6758> だ。ファイナンス中だったため動きが鈍かった。資生堂 <4911> は上海株式市場の反落で来日中国人が減少するとの見方から株価の戻りが鈍いので狙いどころだ。収益好調が続くが、これまた戻りが鈍い住友化 <4005> も緩やかな再起が見込める。
同じく収益好調が続くも、人気薄から株価の回復が遅れているスター精 <7718> も現在の水準なら安全度が高い。
最後にジャスダック銘柄にも目を向けると、隠れ家風の雰囲気がある飲食店経営で知られるSLD <3223> [JQ]がある。
2015年7月17日 記
株探ニュース
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